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第2話「崩壊の兆し」

ダンジョン内部は明らかに異常だった。

通路が歪み、壁の質感が揺れている。

《アナライズ》

――構造安定性:急速低下

――崩壊確率:測定不能域

「測定不能……?」

初めてだ。

このスキルが答えを出さないのは。

遠くで叫び声が途切れる。

崩れる音。

これはただの事故じゃない。

そのとき視界の奥に“影”が見えた。

人の形をしている。

だが、人間ではない。

「……何だよ、あれ」

影が動く。

空間が軋む。

世界が歪む。

影はそこに“存在していないように”見えた。

《アナライズ》

――対象:解析不能

「……は?」

初めてのエラー。

その瞬間、空間が押し潰される。

「伏せろ!!」

衝撃。

視界が消える。

次に見えたのは少女だった。

「死にたくないなら動くな」

淡々とした声。

「戦える?」

「無理だな」

「正直でいい」

彼女は影を見据える。

「これはもうダンジョンじゃない」

「は?」

「構造が壊れてる」

理解できない。

だが現実だけは進んでいる。

「逃げるよ」

腕を引かれる。

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