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森妖精族ってこんなだったかな?

こんな物語あったらいいなあと思ったら、小説を書き始めました。

趣味全開のご都合主義で進みますので、温かく見守って頂けると幸いです。

誤字脱字等ありましたら、ご報告よろしくお願いします。

 フィーの先導で向かう事すぐ、意外と近くにあったのか、そんなに時間も掛からずに着くことが出来た。


〈着きました。ここがおすすめの集落になります。……それにしてもレーナ様々ですね、ひとりで森を歩いた時よりも歩きやすかったです。〉

「おぉ〜!めっちゃぽいね!いかにもって感じ!ん?何か言った?」

〈いえ、喜んで頂き大変光栄です。〉


 そう?案内ありがとう!と返しつつ、ここに来るまでに感じた違和感を振り返る。森の木々たちがまるで道を作っているかのように進み易かったくらいかな。楽なのはいい事だよね!敵意はなかったし。

 それよりも集落見学だよね!木で作られたアーチに蔦や色々な種類の花が咲いていて、簡易な門が取り付けられている。横には門番らしき人はいないけど、勝手に入って大丈夫なのかな?

 そうしてキョロキョロしているといかにも長老らしき森妖精族(エルフ)が他にも何人か引き連れてやってきた。


「えっ、なんかきたけど、私何もしてないよね!?」

〈レーナ様は何もしておりません。落ち着いてください。〉

〈そうよ、主。ただ主の気配を察知してやって来ただけだから。〉

〈そうよぉ〜、それにしても仰々しいわねぇ〜〉

〈ちと大袈裟じゃが、主に会うにこれくらいはするべきかの。〉

〈然り〉


 畏まって礼をしている長老らしき人たちを前にどうすればいいか分からず、混乱している私を置いてのんびり会話をしている。シューラスさんとラフィネさんはチャットで会話をしているのか、さっきから無言で着いてきている。

 まだフィルの上に乗っていたので、降りないとと思い動くと、いつの間にか右にフィー、左にルー、頭上に小さくなったエレンが浮いていた。


「え?いつの間に!?ちょっと待って、もしかしてこれが普通なの?……あ、そういえば『ステータス偽装』し忘れてた!!」

〈あらぁ?わざとじゃなかったのねぇ?〉

「そんな訳ないじゃん!出来るなら隠して起きたかったよ?間違えた……」

〈いえ、レーナ様に間違えなどありません!寧ろその方がかえって良かったと思われます。〉

〈肯定する。〉

〈そうかもね、後から主の事知ってショック受けるよりは不敬な事する前に正体知っていた方が楽だと思うわ。〉

〈そんなことした瞬間、我らからお仕置きじゃがの。〉

「いやいや、落ち着こう?そんなことしなくて大丈夫だからね?と、とりあえず、長老さんらしき人たち待ってるから、挨拶しないと、ね?」


 放置した状態のまましばらく掛かりそうだったので、私から会話を区切って他のみんなもそれでいいか確認しつつ前を見る。


「…お初にお目にかかります。この集落を取り纏め役のシェントーレと申します。神域と地上を唯一行き来できるとされる現人神であらせられる〘神人〙様に生きているうちにお会いでき、恐悦至極に存じます。皆からは長老と呼ばれておりますので、好きにお呼びくださいませ。」

「これはごてい…〈合格です。〉え?」

〈本心からという事は種族上、理解しています。その心意気やよし、出来る限りの協力をさせていただきましょう。〉

「有り難き幸せ!!」

「え、ちょ、フィー!?それに長老さんも!?これが普通なの?!」

「いや、違うと思うぜ。」

「私もそう思う。」

「だよね!?」


 私たちの意識が自分たちを認識したとわかったのか、目が合った途端にすごく畏まった様子で手の甲を見せるように前に組んで礼をしながら話しかけてくる。

 そんなに畏まった態度じゃなくて大丈夫ですよ?と言おうとした所で、普段はそんな事絶対しないフィーに割り込まれ、私そっちのけで長老さんと盛り上がっている。それになんか勝手に引き受けているし。

 フィルたち神性生物組は当たり前かのようにうんうん頷き相槌を打つだけで何も言わない。だからこれって私がおかしいのかな?と声に出してシューラスさんとラフィネさんを見ると、案の定返ってきたのは私の意見に賛成する意思だった。

 やっぱりそうだよね〜、シューラスさんとラフィネさんいなかったらこの雰囲気に飲まれる所だったよ。いや、それよりもこんな所で立ち話するより集落を見ながら話す方がいいんじゃないかなぁ。


「はい、話盛り上がってるところごめんね?このまま放置してると日が暮れそうだから、とりあえず案内お願いしてもいいかな?それともフィー、今日はここに泊まるの?」

「おっと、そうでしたな。申し訳ございません。案内の件、もちろん承りました。」

〈私こそレーナ様を置いて盛り上がってしまい、申し訳ございません。いえ、魔法で転移出来ますので今日は少しだけ見学させて頂き、明日また改めてということになります。〉

「わかった。それでいいとして、長老さん、早速案内お願いします。」

「これはご丁寧にありがとうございます。では、私が直接ご案内させて頂きます!まずはこの集落の一番の目玉である精霊樹は如何でしょうか?」

「精霊樹…、世界樹じゃないんだ?」

〈レーナ様ぁ〜、世界樹は神域にしか生えないのよぉ。もしかしてぇ、欲しいのかしらぁ?〉

「え、いやいや、そんな訳じゃなくて。私の知る現実世界(リアル)の知識では森妖精族(エルフ)の集落にあるといえばなんだよね。ね?」


 話に割って入り、この後の予定を確認し、目的地に向かいながら雑談をしていたら、私の中のイメージと違ったので、つい言葉に出してしまった。

 私だけじゃないんだよ!って事を示す為に訪職者(プレイヤー)組に同意を求めると頷きで返してくれる。


「ほ、ほら!そういうイメージがあったってだけだからね?」

「なるほど、異界での我々は大層な想像をして頂けているんですね。それは光栄なことです。」

〈そうねぇ〜、…でもありかもしれないわぁ!〉

〈ええ、あの子もきっと来やすくなるでしょう。〉

「え、何の話?!」

〈いえ、なんでもありません。それよりも見えてきましたよ、幻覚にて見えないようにされている精霊樹が。〉

「流石にございます。一応、我々の渾身の幻覚ではあるのですが…」

「ん、本当だ〜!すごい大きいね!私のイメージする世界樹みたいだ。」

「俺は見えないが。」

「私も見えない」

「え、あ、これも『神眼』のお陰か…、長老さん、2人にも見せる事は出来ますか?」

「勿論にございます。では、お二人様は手をこちらに。」


 目の前に広がるのは樹齢1000年、いや、1万はとうに超しているであろう大木だった。

 それだけでも壮観ではあるが、精霊樹と呼ばれるだけあり、神秘的な光を放ち、確かに精霊が宿っているようだ。

 この景色を見れないのはもったいないと思い、見えていない2人にも見せてあげられないか話してみると、快く了承してくれた。

 長老さんが2人の手を握り、マナを込める。そして精霊樹のある方へ視線を誘導すると、幻覚が解除された様で、そっちを見た瞬間に固まった。


 それはそうだよね〜!こんなに神秘的な光景を見ることなんて早々ないだろうし。固まってしまうのも分かるな〜。

 え?私はなんで固まってないかって?おそらくだけど、私が〘神人〙だから神性がある物に対しては耐性があるんだと思う。


「お楽しみに頂けましたでしょうか?本日は軽くとの事でしたので、ご案内は精霊樹だけにして後は、食事を取りながらゆっくりして頂ければと思います。」

「食事の用意まで、ありがとうございます!お言葉に甘えさせてもらいます。みんなもそれでいいかな?」

〈レーナ様の御心のままに。皆も同意です。食事は一応、検食をさせて頂きたく。〉

「え、いいけど。私はどんな異常も無効なのにね。」

〈勿論、承知しておりますが、念の為にございます。これも務めですので。〉

「ん〜、わかった!任せるよ。それじゃあ、そろそろ食事に行こうか!楽しみだな〜」


 フィーは譲らない所は絶対に譲らないので、おまかせにした方が楽なのである。それに私に悪いことは絶対にしないからね!

 みんなが用意してくれた物以外をこの世界で初めて食べるので、若干テンション高めなのを自覚しつつ、長老さんに案内されるがままについて行く。

 すると着いた先はこの集落の中では1番の大きさであろう家だった。


「こちらは私の自宅になります。少し手狭かもしれませんが、こちらしかお客人を案内出来る場所がなく…」

「いえ、ありがとうございます!誰かのお宅に尋ねるのは初めてなので嬉しいです!では、お邪魔します!」


 長老さんが土足のまま家に上がったので、私も真似をしてそのまま上がる。そもそも私は未だにフィルの上なんだけどね?それに常時若干浮いてるからなぁ。

 そんな事を考えながら後に続き、おそらく居間であろう広めのスペースに案内される。


「ささ、こちらへ。好きにお掛けください。私は食事の手配をして参ります。」


 そうして姿を消した長老さんを横目に見ながら、これから来るであろう料理に期待を寄せる私なのであった。

お読みいただきありがとうございます!

注目度ランキングにランクインさせて頂き、大変光栄です。

前ほど更新頻度は出せませんが、なるべく早めに投稿出来るように頑張りますので、お付き合い頂けると幸いです。

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