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草原の魚  作者: 日次立樹


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燦爛たる走馬灯(俳句)


高三の夏の課題はつくづく多し


水風船無限製造マシンの日


笹舟の下る水路に並走す


「お父さん、紫キャベツ買ってきて」


見えるのか? 無神論者の迎え火も


なまぬるいトマトの生物じみた味


追うほどに遠ざかる蜃気楼の夏


蜉蝣の骸降り積む祭りあと


置き去りにされて安らぐラムネ瓶


柳葉の影に抱かれよ錦鯉


アマガエル 蓮花の舟で遊覧す


街灯が明け残る朝の遊歩道


アスファルト塗り替えて去る にわか雨


蓮の葉のうらみしらじら赤とんぼ


灯台の白がつんざく夏の雲


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