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それから何となくお喋りに花が咲く様な空気じゃなくて、委員長の部屋に何があるかを見てた。
本棚はあるけど、所謂娯楽本は無くて教科書、参考書、問題集と頭が痛くなりそうなラインナップで、らしいなと思った。
ただ、そうなると退屈になる。
テーブルに置かれたお菓子は外で出されたのとは打って変わって和菓子だ。
学がないから分かんないけどなんかの花をあしらってるように見えた。
「食べていいの?」
「その為のものです」
不機嫌だな。私を見向きもしない。
なんか私だけ気を使ってないか。ムカついてきた。
委員長の頬に手を触れてみる。
もっと熱いかと思ったけど、なんか私と体温がそんなに変わらないのか思ったよりも普通だ。
ギョッとした委員長は、それでも手を払い除けることはしなかった。
じっと、私を見る。
睨むと見つめるの間くらいの視線。
なんとも思ってなかったのに、手を離し視線を外すけど、委員長は頬から離れた手を直ぐに掴む。
「な、なに」
「それはこっちのセリフですよ」




