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「私達はなんだろうね」
狡い言い方。
答えを相手に委ねる。卑怯だと思った。
きっと、私と委員長は対等じゃない。
この家を見れば明らかだろう。
気にかけたのだって気まぐれ。
学校でたまたま少しだけ時間を共有しただけ。
私たちの関係に名前をつけるならなんだろうと思った。
「友達」
真面目な顔で断言するも、少し揺らいだ表情に、言葉以上に何かを含まられているように感じた。
委員長は見た目に反してあぐらをかいて不機嫌そうにする。
「そっか」
そうだとも、違うとも言えない。
ただ委員長の隣に体操座りして、委員長をみる。
(怒ったな。初めてじゃん)




