第1話 はじまり
なんやってんだろ俺
学校で色んな女子と楽しんで、使い終わったら捨てる
最低男って呼ばれてんだぜ?
ただただ喋りかけてきた女子と話してただけなのに、浮気と勘違いされてそれが続いている
もういっその事勉強とバイトだけしようかな...
俺の名前は保泉渉16歳だ!
今年で高校2年生なんだけど、高校1年にして学年のほとんどと付き合っていた
これには深い訳が...
浮気を疑われただけなんですけどね...
まあいい!
早く学校行って友達と話してるか
準備出来たし、駅に向かおう!
渉は普段通りの通学路を使い、歩いて近くの駅に向かった
渉の通う高校名は
私立 星紡学園
現在高校2年生で4月20日
生徒たちがそろそろ新しい学校、クラスに慣れ始める頃だ
渉は濃紺ブレザーの埃を叩いた
制服はこんな感じ
白シャツにシルバーの細いストライプ入りネクタイそれにグレースラックスだ
「ベルト緩いな...」
ベルトを再度きつくしたところで駅に着いた
この辺りに同じ制服の人は未だに見つけていない
ひとまず最寄り駅である、星凪駅に行くために軽食をコンビニで買いたいところだった
「腹減ったし、買うか」
コンビニに入ると同じ制服の女子が買い物をしていた
コンビニ内は狭く、駅内なので最低限のものしか置いていない印象を受けた
その女子は俺に気がついた
すぐさま顔を隠し、スマホを開いた
何か連絡しているらしいが、こっちはコンビニ買い物してきただけだ、おにぎりでもいいから買ってから行くことにしよう
ツナマヨのおにぎりのみ手に取り、スマホを用意し、レジに並ぶ
すでに女子はここに居ない
逃げるかのように早歩きをする後ろ姿は見えた
「お次の方どうぞー」
チャラい男性が俺をレジの前に誘導し、俺はツナマヨを渡し、コード決済で済ませた
男は俺にこういった
「君を見た瞬間...あの子君に向けてかなのか分からないけど悪口を人に送り付けてたぞ」
「僕に言われても...」
「君、顔良いし同じ高校の子に言ったんじゃないの?」
「制服がおなじだったので、今度探してみようかな」
「あれ?そうだったのか?星澄学園っぽかったけど」
「ライバル校でしたっけ?今は不良とかギャルで溢れかえっちゃってますよ。というかお兄さん詳しいですね」
「元はここら辺で高校の教師やってたからね。クビにされたけど」
「何かあったのですか?」
「特にない気がするんだけどねぇー。まあ、世の中には分からないことも沢山あるよ。とりあえず学校頑張ってね!」
「ありがとうございます!」
不思議とやる気が上がった気がした
気がするだけだ
コンビニを出て時間を確認すると電車がそろそろ来るみたいだ。
慌ててbasumoを取り出して改札を通ろうとした時、改札が閉まる
残高が不足してるみたいだ
「幸先悪いな...ちくしょう」
諦めてカバンを置き、財布を取り出して、チャージした
時間を見たらもう過ぎていた
「乗り遅れたな...」
チャージが完了し、basumoが戻ってくる
カバンを背負い、改札を通り、階段を降りてすぐにあるベンチに座りスマホを開く
友達からメールが送られていた
『おい、お前浮気したのか?』
(なんだ、こう言った話ならもう興味ねぇーや)
『した覚えはない。付き合うならもっと気が合う女子と付き合いたい』
『浮気された本人が目の前でよく言うぜ』
『一緒にメールを送っているのか?』
既読は付くも返しは来なかった
(逃げられたか...もっと良い友達見つけないとな)
スマホを操作していると乗る予定の電車が止まった
(さてと...今日も頑張りますか...)
電車に乗ると、沢山の人でつめつめだった
(さすが通勤、通学ラッシュ)
スマホを取り出せるほど広くなく、揺れに耐えながら星凪駅に着くのを待った
1個前の駅になると電車は一時停止した
その頃には結構人は減っていた
異音を調べているらしいが、特に問題がなく電車はまた動き始めた
(後10分でつかないと...そういえば朝の子もう着いてるのかな...)
そんなことを考えてるうちにすぐに星凪駅に着いた
意外と近い
渉はすぐに降りて、改札に向かう
何も変わらない日常だった
いや、今まで隣にいた人はいない
いつも彼女と登校していた渉からしたら今日は変則的だ
(入学初日ぶりかもな)
改札を抜け、高校に向かう
向かう途中、星澄学園の生徒が近くを車で通っていた
(セレブが通っつーか、不良が通うっつーか)
コンビニにも沢山の星澄学園の生徒がいた
(急がないと...遅れるしちょっと走るか)
渉は少し足早に学校へ向かった
学校の校門前には2、3名ほど生徒はいた
走るのを辞めず、昇降口に急ぎ、靴を履き替え教室に向かう
(ちなみに昇降口前は花壇やベンチ、中庭の入口もあるよ)
渉の教室は2-CでA組とB組の様子を少し伺いながら教室に入った
中にはいつも通りの人達がいた
特に変わらない日を今日も過ごすだろう
渉の席はドアから1番近い最前列の席だ
今日は久々にバスケ部として部活に参加でもしようと思っていた
教室のドアが行き良いよく開き準備をしていた渉のところに寄ってきた
「あんたが保泉渉?」
「はい?」
「あんた息上がってるけどなんかしたん?」
「ああ...走って来たからw」
「あんたのその態度ムカつくー」
金髪の女はそう言い、後ろからもうひとりやって来た
茶髪で清楚系な見た目をしているが、性格は真逆だろう
「何しに来たんだ?」
「人をそんな目に合わせといてよくそのセリフが言えるわね!」
「俺が何したんだよ」
「ああ...い、いやぁ...」
(ただ喋りかけてきただけか...まあいい無視しよう)
渉は無言でカバンを片付け机の横に掛けた
女を押しのけながら教室を出た
今日も変わらぬ日常を過ごすことになるだろう




