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影の進化  作者: アカグラス
6/42

6 初めての戦闘

6回目です

拙いですが暖かい目で見ていただけると

幸いですm(_ _)m

 リゼさんと別れてから俺は、魔剣士協会に移動を始めていた。


「ここが、そうかな?」


 魔剣士協会の外装としては二階建てのそこそこ大きめで目印として剣が炎を包んでいる様な看板が建てられている。


 扉に手をかけ、中に入ると「いや〜、ファンタジーだな」と言う意味わからん感想が出た。


 外観からは想像出来ない位広いのだ、外観がそこそこの大きさなら中はめちゃくちゃ広くなっている。


 確かに今日から1万と言うプレイヤーの波が押し寄せてくると考えたらこのくらいしないといけないのだろうなと思った。


 中央にカウンターがあり7人くらい横並びになっており、右側は大きなクエストボードと思われるものがあり、左側は酒場があり「ガッハッハッ」と豪快に笑うスキンヘッドのガン黒ムキムキマッチョさんがお酒を交わしているのが見える。


 また居た、マッチョさんも魔剣士なんだな〜


「ようこそいらっしゃいませ、本日はどの様なご要件ですか?」


 立ちすくむ俺を見兼ねてか案内役NPCが声を掛けてくれる


「魔剣士協会への登録をしたいのですが…」

「かしこまりました、こちらでさせていただきます。」


 そう言って連れてこられた中央カウンターで受付の人が水晶玉を取り出し


「此方に手をかざしていただけますと登録が完了します、またクエスト放棄や悪事を働くことによるカルマ値も測定され、カルマ値が高くなりますと除名させて頂く場合があります…」


 概ね事前情報通りであり、流し聞きしながら手をかざす。




「登録が完了しました、此方が協会カードとなります。此方は初めての協会登録特典になります」


 そう言ってスクロールを手渡されたので開いてみる。



 《スクロールの使用により[鑑定]スキルを取得しました》


 よし!


 鑑定スキルゲット!


 もうひとつの、手渡された協会カードを見るとランクと名前、協会名が掘られている。


 ランクはF〜SSランクに区別され自分より上のランクのクエストは受けられない。

 最初はFランクスタートであり規定回数の同ランククエストをクリアすると昇格クエストと言われる協会からの試練を乗り越えることで昇格していくシステムである。


「この後はクエストを受注されますか?」

「はい、その予定です」

「でしたら、あちらのボードから受けられるクエストを持ってきてください」


 まぁ、最初は無難にスライム討伐から受けようと思いスライム5匹討伐と書かれた依頼書と協会カードを受付に提示する。



 クエストの受注を終え、スライムの居る東の平原を目指した。





 東の平原に着くと数多くのプレイヤーが薄暗い緑色のスライムを取り合っていた。


 何この殺伐とした空間?????


 あちこちで俺獲物取るんじゃねーとか、弱いやつは引っ込んでろとか、罵声が聞こえてくる。

こういう人達はBAN対象じゃないのかな?と思いつつ


 と、とりあえずステータスの確認をしよう。


 ――――――――――――――――――――――

 名前:シーシャ

 種族 魔剣神の幻影 Lv1

 職業 メイン 魔剣士 Lv1

 サブ <なし>

 所持金 1万ギル

 ステータス

 HP50/50 (+30) MP200/200

 STR 1(+3)

 VIT 5(+3)

 AGI 11

 INT 23

 MND5

 DEX11

 ステータスポイント0

 スキルポイント0

 装備

【武器】初心者の木刀(STR+3)

【防具】初心者装備セット(上着、シャツ、ズボンブーツ)(VIT+3)

【アクセサリー】なし

 スキル

 職業スキル▼

 魔剣創造 Lv1▼

【魔剣創造 Ⅰ :0/100】

 魔剣技 Lv1▼

【属性付与:火、水、風、土】

 共通スキル▼

【鑑定 Lv1】NEW

【空き】×9

 称号▲ NEW

 ――――――――――――――――――――――



称号に関しては戦闘に役立つものを持ってないので表示すらしていないが鑑定スキルが手に入ったということでスキルを鑑定してみようと思う


 まずは魔剣創造から


[魔石を消費することで魔剣を創造可能、時々失敗する]


 次に魔剣技の属性付与を鑑定っと


[魔剣に属性を付与することが可能:消費MP50]


 事前情報で知り得た情報通りだな。


 近くでプレイヤーと戦ってたスライムを鑑定してみる


[スライム Lv1 HP30]


 ん?それだけか?


 まぁ、鑑定Lv1だしそんなものかと思うことにした。


 それにしても人が減る気配がないな、こちらの世界でも5時頃だろうか、太陽が沈みかかっている


 どこかに、空いている狩場はないかと先に進んでいく。


 狩場を探して歩いていくと森林が見えてくる。


「うぅ、本当に空いてる場所なくない???」


 スライムはリポップと当時に叩き潰されていく


 プレイヤーがそれぞれ間隔をあけて狩場のテリトリーのような範囲を確保している為戦闘が無いまま森林まで来てしまった。


 俺には、ずかずか入っていく図太い神経を持ち合わせてないので空いてる場所をひたすら探すしかないのである。


 それから探すこと10分くらい立ったところで森林と平原の中間地点にスライムがリポップした。


 鑑定っと


[スライムLv5 HP150]


 うっわ、完全な格上ですわ


 スライムはノンアクティブモンスターで戦闘行為をしない限り反撃してこない、なので踵をかえし離れようとすると背中に衝撃を感じる


「うぐっ」


 何が起きたのかと思い振り返ると先程のスライムが戦闘態勢で襲ってきた


 HPバーを確認すると半分以下になっていた為イベントラリから初心者用ミニポーションを取り出し、使用すると全回復する


「なんでいきなり、っ、鑑定スキルか」


 システム的に鑑定スキルは戦闘行為の可能性があると思い木刀を取り出す


 スライムがプルプルと強く震え出すと同時に突撃をかましてきた。


「くっ、想像以上に早くね!?」


 避けるのは無理だと思い木刀盾のようにして防御する。


 HPを確認すると1/3ほどで抑えられたが、このままではジリ貧だ。


「属性付与、火」


 《選択された装備には付与できません》


 え゛?


「属性付与、水、風、土」


 《選択された装備には付与できません》×3


 悲報、スキル使えませんでした


 MPはゴリゴリ削れゼロになって効果もゼロだ


 またプルプルと震えて突撃してくるのを、木刀で防御する、その際発生した衝撃を利用して後ずさりながらポーションを使用し全回復させた後、木刀を力一杯叩き込む。


 スライムを鑑定してHPを確認する


[スライム Lv5 HP140]


 あと14回与えられれば倒せるか、スライムは突撃した直後は動きが鈍っていたので堅実に戦えばポーション7個分で倒せるだろう。


 《種族レベルが上昇しました》

 《職業レベルが上昇しました》

 《種族レベルが上昇しました》

 《職業レベルが上昇しました》

 《戦闘に勝利し、極小魔石〈劣〉をドロップしました》


 ルーティンさえ確実させれば倒せはするが消耗が大きすぎる気もする。


戦闘中も辺りが暗くなり始めスライムの予備動作を見誤って危ない場面もあったが慣れれば何とかなるだろうとも思った。


 今回の戦闘で初心者用ミニーション10個全て消し飛んだがLvが2つも上がった。


 とりあえず、街に戻ってポーションの補充をしようと思い歩き出すと近くにスライムがリポップした。


 わー、なんか魔法少女が詠唱してファイヤーボール唱えてる〜火の玉が放たれた〜


 結構連続で放ってるな〜、あれ?なんかこっちにも飛んできてないか?あ、ヤバい



 ボンッ



 スライムとの戦闘後回復しきって居なかった俺のHPは消し飛び視界は真っ暗に染まった


 街にリスポーンする待機時間中に向こうから魔術師が走ってきてめちゃくちゃ謝ってるみたいだから今回は許してやろうと思うが…頭では分かっていても気持ちが追いつかない時もあるだろう?今の俺はまさにそれだ



 はぁぁぁあ、萎えた………


 一度ログアウトしよ……


 リスポーンされると同時にログアウトするのだった。

読んでいただきありがとうございますm(*_ _)m


次話は初の掲示板回に挑戦するので、明後日までには投稿予定です。

間に合わなかったごめんなさいm(*_ _)m

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