5 質問Ⅱ
5話目です
本日2回目の投稿です。
拙いですが暖かい目で見ていただけると
幸いですm(_ _)m
リゼの後を追うように着いていくと、路地裏にひっそりと“CLOSE”と書かれた看板を掲げている一風オシャレなお店に着く。
今日はお休みなのかと思っているとリゼさんは扉の前に立ちリズムの刻んだノックを2回繰り返した。
ガチャ
っと扉を開け店主が現れる
「予約していたエリーゼです、1人増えましたが大丈夫ですよね?」
リゼさんはエリーゼって言うのか〜等と考えている内にリゼは店主の応答を待たずして店内に入ってしまった。
「何してるの?早く行きましょ!」
「こちらの席になります」
立ちすくむ俺にリゼさんが声を掛けてきて、店に入ると、レトロな雰囲気とジャズっぽい音楽が流れる、更に少なからずもお客さんがちらちら見える。
“CLOSE”と書かれていたものの、お店が稼働している所から隠れ屋的なものだろうと推測する。
それから、店主が先導し二階にある席を案内される。
「とりあえず、この前持ってきた兎のステーキと、あとは何時もの赤ワインを二つづつお願いします」
「かしこまりました」
「シーシャも同じので良かったわよね?」
確認遅くないですかね……
そう思っていると、大事なことを思い出す。
まずは、メニューを開いて下にスクロールするとプレゼントアイコンに+1と表示されているのを見つける。
プレゼントアイコンをタップするとウィンドウが出てきてゲーム開始の感謝の言葉と共に1万ギルと初心者限定ミニポーション×10が手に入った。
ギルはこの世界での通貨でありクエストや売買等で増やす必要がある。
1万ギルで足りるかな……
「ここは、私が持つから遠慮しないでね?」
か、顔に出てたかな(汗)
「いや、流石にそれは」
「歳下なんだから遠慮しなくていいのに」
「いや、俺もう26だぞ」
「え!?シーシャって私より歳上なの?幼く見えるから歳下だと思ってた…敬語とか使った方がいいかしら…この話し方に慣れちゃったから今から変えるのは難しいけど…」
確かに、知り合いからは「お前、ほんと変わんねーな」って言われるくらい童顔なのは自覚しているし、今から敬語使われても違和感が拭えないのでその旨を伝える。
すると、「じゃあ今までどうりに接するわね」っとスッキリした面持ちになり、「シーシャが歳上でも魔剣士としては後輩よ?私の方が稼いで居るんだから遠慮しちゃダメ」と言われ、押し切られる形になった。
それでも、俺が複雑そうな顔をしていると
「じゃあ、私に何かあったら助けてね?他の誰かじゃなくてあなた自身が助けるのよ?お願いできる?」
随分と曖昧なお願いではあるが、こんな美少女にお願いされればこのことがなくても引き受けていただろうなと思う
「うん、全力で守るよ!」
かぁぁぁあ
顔が熱い顔が熱い顔が熱いよ
ぱっと出た言葉を出したら告白みたいになったじゃん
ほら、リゼさんもちょっと固まってるし頬がリンゴっぽくなってる
《クエスト:[エリーゼ・ラズメリアの願い]を受託しました……現在進行不可の為非表示化されます進行状況により再表示される仕様になります》
なんか出た…リゼさんの本名っぽいのが載っていたと思うが表示されたと思うとすぐ消えていった
そう思い、メニュー覧からクエストを見てみると確かに今受託したはずのクエストは載っていなかった。
そうこうしているうちに店主が来て料理をテーブルに置いていく。
「えへへ〜やっぱりこれよね〜、んん〜美味しい!!!」
料理が並べられると、先程までの雰囲気は何処へやら目をキラキラさせてお肉を食べ始める。
リゼさんは食いしん坊キャラなのかな?
「んじゃ、俺も…いただきます」
お肉から漂う匂いに我慢出来ず、食べ始める。
そもそも我慢の必要などないが。
ステーキにナイフを差し込むとジュワッと油が出て、抵抗なく切る事ができる
1口台に切ったお肉を口に入れ……
なにこれ、めちゃくちゃ美味い
お肉は口入れれば蕩けて、ソースは素材の味を損なわない絶妙な味付けで味の奥深さを感じ取れ、赤ワインとも相性が良く絶品な品だ。
なんて種類の兎肉なのか聞いてみたい気もするがここまで高級そうなお肉だと聞くのが怖くなったのでやめ
一先ず、お食事を取りながらも先程保留にしていた街の事に着いて質問をしてみた。
街の名前を聞いた当初は魔剣士の街と言っていたが厳密には違うらしく、この周辺に魔剣士協会があるだけという物、ちなみに少し移動したところには剣士協会や弓士協会などもあり、誇張し過ぎだろって感想が出た。
今度は街の外のことを聞いてみると清く答えてくれる。
東の外壁を越えると平原フィールドとなっており、出現するモンスターもスライムのみという初心者御用達なフィールドだ。
南の外壁を越えた先は森林フィールドとなっておりウルフなどの少し強めのモンスターが生息していて時には群れを成すため、レベルを確り上げないと死に戻りするだろうと聞いていて思った。
西の外壁を越えた先はリトルデススパイダーやリトルデススネーク等の隠密に優れた敵が出現するらしく蜘蛛に関して複数体潜んでいる可能性もあるためかなり危険だという、リゼさんはどうも虫が苦手らしく話している時凄い嫌そうな顔をしていた。
北の外壁を越えると出現モンスターも様々で今までの3つに比べても格上なレベルをしているらしいが、1時間ほど真っ直ぐ進んだ所にある[リーズブルード王国]と言う所に行けるらしい。
ただ、出現するモンスターの平均レベルが高めな為、現状行けるであろうプレイヤーはベータ上がり位のものだろう、と思っていたらリゼさんが「行きたいなら連れて行ってあげる」と嬉しそうに言うので丁寧にお断りさせてもらった。
キャリーして行ったところでレベル上げもできず引きこもる未来が見えるからだ。
話し込んで居るうちに食事も終わり、不意に店に掲げられてあった時計に目が映る。
時計の針が3時を示していた。
現実世界の1時間はこちらの世界で3時間進む仕様である。
現実世界で1時間こちらの世界で3時間俺がやったことといえば落ち込んで、美少女に慰められ、美少女と食事を取り、美少女とお話する、あれ?なんか思ってたより悪くないな、と思いつつもMMORPGらしく戦闘も行わなくてはと言う謎の使命感に駆らられる。
「あら!もうこんな時間!ごめんなさい、私この後用事があって王国に行かなきゃ行けないのよ」
なるほど、だからさっき連れて行ってあげると言われたのか、まぁ、断ったけど。
「いやいや、謝られることじゃないよ、寧ろここまで良くしてもらったからね、色々ありがとう」
その後、リゼさんと共に店を出て大通りに出ると
「約束のこと忘れないでよ?」
「あぁ、もちろん」
そう言うとリゼさんは踵をかえし
「じゃあ、もう行くね」
と言って何度か此方に振り向きながら手を振ってくれる
最後まで可愛かったな〜と思い耽けるのだった。
読んで頂きありがとうございますm(*_ _)m
日常回は終わりました、、、無理矢理感否めないですかね汗
次話からは戦闘シーンに行ければいーなーと言う気持ちです、、、はい!
次話は23時に投稿出来ればと思います
出来なかったら明日でよろしくお願いしますm(*_ _)m
予約で投稿しようと思ったら投稿されちゃいましたorz




