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影の進化  作者: アカグラス
4/42

4 質問

4回目です

拙いですが暖かい目で見ていただけると

幸いですm(_ _)m

 


 リゼさんの不意打ちにより悶えされそうになる一歩の所で堪えて冷静さを取り戻す。



「は、はい!よろしく」



 冷静さを、取り戻してもな〜



 目の前には金髪美少女が居るので、緊張しない方が無理だろう?



 少し吃りながらも返答をする。



「さっきも言ったけど、これは何かの縁だし困ってる事があったら言ってね?」



「なんでか、シーシャのことが気になって放って置けなかったのよね」



 なんですか、、、



 これ、告白ですか?告白でしょ!



 まぁ、その後すぐ「なんでかしら?」と得心の行かないような顔をしているので勘違いは起こらないが。



 冷静さを取り戻し、リゼさんについて考えてみる。



 リゼさんがお助けNPCやチュートリアルNPCみたい者の可能性や称号の�����からの好感度上昇効果の可能性も考えられるし、ただのお人好しの可能性もある。


 リゼさんの情報は何も無いし(スライム汁で落ち込んだ事以外)結局考えても分からん!と考えを放棄する。


 そもそも俺はリゼさんがプレイヤーなのか現地人(NPC)なのかすら分からないのだ。


 と、言うのも各職業協会(俺の場合魔剣士協会だ)で冒険者としての登録をすると覚える[鑑定]スキルが必要で持っていないと名前もプレイヤーか現地人(NPC)かも分からないと言う仕様である。


 仮にプレイヤーでリゼさんが作られたアバターであったとしても可愛いは正義なのだ!!!!!!


 声も女の子だしネカマってことは無いだろう!


 無いよね???????


 俺が自分の世界に入っていると、リゼさんが心配そうに顔を覗かせる。



 か、可愛い!!!!!!



 可愛さに悶絶しそうになるのを実際に頭を振ることで、冷静さを取り戻す。


 困っている事ではなかったが、この機会に情報を仕入れようと、街のことから教えてもらうことにした。



「じゃあ、この街の事を…」



 言いかけた所で大雑把過ぎると思い訂正して



「まずは街の名前から教えて貰えないですか?」


 事前情報である配信や掲示板等である程度の知識はあるが、1~10まで知っている訳でもなく、飽くまでも荒削りな情報なため明らかに初心者装備から逸脱したリゼさんに聞いてみることにした。


「シーシャは…記憶喪失なのかしら?」


 若干の哀れみを含む表情で聞き返されたので、


「いや、俺は」


 息詰まらせてしまう。


 今の問答でリゼさんが現地人(NPC)である可能性が高まった。


 いや、ほとんど確定だろう。


 そして、俺はこちらの世界の住民にプレイヤーと伝える為の言葉を知らない、プレイヤーと言って通じるゲームもあるが最近のゲームはどれも専用語を用意ている場合も多い。


 掲示板なんかでは現地人=NPCである事は書いてあったがプレイヤーに関しては見た記憶がなかった。


 まぁ、だらだら考えていても仕方が無いので素直に伝えることにした。


「いや、俺はプレイヤーです」


 そう言い終わるとリゼさんが目を見開いて、びっくりしている。


「え?あなた神の化身なの???」


 そう聞かれ俺の中で腑に落ちる部分があった。


 掲示板等で名前を設定しないままだと『名無しの神の化身』と出てくる事を忘れていたのだ。


 そりゃあ、大大的に出てれば話題にもならないわけだ…


「うん、そうとも言うかな」


「えぇー!?私、初めてみたよ!!!」


 そう言ってリゼさんは瞳をキラキラさせている。


 ん?????


 いや……


 そんなこと無いはずだ、現に今リゼさんの後ろ方で話している初心者装備の人も恐らくプレイヤーだろう。


「いや、そんなことないと思いますよ???今リゼさんの後ろで話している初心者装備の……あ〜、俺と同じ装備の人も恐らく神の化身(プレイヤー)だと思います」


「…」


 リゼさんの目が点になり後ろのプレイヤーに向き俺の方を見てまた後ろのプレイヤーを見る


 はい!目が点になるリゼさんもかわいいです!


「えっ?えっ?じゃあ、あそこで買い物してる人も?あそこで猫追っかけてる人も?あそこの上裸でポーズしてる人も?」


「恐らくですがそうですね」


途中変なことが聞こえてそちらの方へ向くとガン黒のムキムキマッチョな男性がボディビルダーのポージングをしていて、確り畳まれた初心者装備が床に置いてあった。


なにしてんの!???



「ふへぇ、意識してみると結構いっぱい居るんだ」


何処か落胆した感じだろうか、レアかと思ったら実は全然そんなこともなかった時は確かにそんな感じにはなる。


「えっと〜、そうそう!この街の名前だったわよね!」


一泊の間を置き、言葉を続ける。


「ようこそ!私たち、魔剣士の街【ピクセル】へ!!!」


「…」


リゼさんが街名を言うと同時に両手も広げる


フードさえ被っていなきゃ、その姿は凄く絵になるんだろうなぁ〜と言う感想を飲み込むも。


暫くの時間が経ち、リゼさんがモジモジし始める、どうやら、俺の反応が無いのが恥ずかしいのだろう。


俺を悶えさす気ですか!?!?!?


「はい、凄く歓迎されてる気がして嬉しいです!」


自分からの質問に答えて貰っただけだが、それっぽい返答を返してみる、するとリゼの表情がニヨニヨしだして


「えへへ〜、こういうの1度やって見たかったのよね、そう言って貰えて嬉しいわ!よし、そろそろお腹空いて来ちゃったし、私のお気に入りの喫茶店にでも行きましょ」


そう言い、踵を返すリゼさんの後ろについて行く


いやね、一つ前の言動が可愛すぎて表情筋のコントロールを失ってるんですわ


今は顔が見られなくて良かったと心底思うのであった


読んで頂きありがとうございますm(*_ _)m

4話目なのにまだ戦闘シーンのせの字すら見えない

il||li_| ̄|○ il||li

まだまだ、日常回?が続く予定です……orz

次話は23時にもう一度投稿予定です

出来なかったら明後日になりますがご了承くださいm(_ _)m

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