北条 悠介編 不思議な仲間たち その1
岩下 さくら編(アークと羅針盤)、石田 悠人編(地下迷宮の秘宝)、新宮司 純編(聖女と吸血姫)は、この北条 悠介編に統合されました。
◎アーク(北条 悠介):魔法使い
○エミーラ(石田 悠人):魔法のランプ
○暗黒六芒星魔導書(岩下 さくら):本
○ハーデェレン(新宮司 純):吸血姫
◎のキャラクター視点です。
■名前:アーク ■職業:魔法使い ■性別:男 ■年齢:10 ■Lv:4
「あぁぁっ…。彩乃お姉ちゃん…何で、僕を…異世界に!? 僕が嫌いになったの??」
真夜中、ベッドから起き上がるアーク。
”彩乃”というキーワードを聞いて、エミーラは尋ねずにはいられなかった。
「おい、彩乃って…もしかして、北条 彩乃か?」
「うん…。えっ!? だ、誰? 何処にいるの??」
「ここだ。ランプだ。お前が誰だか知らないが、地球から来たのか!? アークに転生したのか?」
「ランプがしゃべった…。転生…。そ、そうかもしれない…」
(ねぇ。はじめましてかしら? 私は、暗黒六芒星魔導書よ。ランプと違って、直接、他人と話すことが出来ないの。お願い…エミーラに聞いて。何で、貴方が、北条 彩乃を知ってるかを?)
「って、暗黒六芒星魔導書が言ってるけど…」
「うん? そういう…暗黒六芒星魔導書も…まさか転生者か?」
(そうよ。私は、岩下 さくら。北条 彩乃の親友だった…はず…なのに…)
「えっ!? さくらお姉ちゃんなの!? 僕だよ、悠介だよ!!」
(悠介? どうして…何で弟を異世界なんかに…)
「お前… 岩下 さくらだったのかよ…。俺は、石田 悠人だ…」
黙って聞いていたハーデェレンも驚く。そして、暗闇の中、赤い瞳だけが浮かび上がる。
「ひぃっ!?」とアークは絶叫する。しかし、そんなアークを無視して、ハーデェレンは衝撃的な言葉を発した。
「まさか…あんた達が、転生者だったとはね。私は…新宮司 純よ」
「(はっ!? TS転生者!?)」とエミーラと暗黒六芒星魔導書が驚く。
「まさか…全員が転生者だったとはな」
「私は…この異世界が気に入っているの。地球へ戻る気はないわよ」
(私は…戻りたい…だけど…)
「うん。彩乃お姉ちゃんの魂を破壊するしか無い…」
「俺も一生ランプのままってのは辛い。出来れば帰りたいが…。帰らずの島は無理ゲーらしいからな。だって誰一人として、帰ってきた奴はいないんだろ?」
「まぁ、どうしたって、冒険をして、強くならないと話しにならないわ。アーク。あなたは、転生してきたばかり、地球の魂とアークの魂を融合するために、今日は寝たほうが良いわ」
お姉ちゃんに裏切られた絶望感と、異世界で大冒険する期待感で、頭の中がゴチャゴチャになったけど…。さくらお姉ちゃんが一緒なら…どうにかなりそうな気がしてきました。




