表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/89

根岸 太一編 定番販売で成り上がり その1

<異世界(根岸 太一)サイド>


気が付くと、大盗賊団に襲われていた。俺を殴り続けていた、盗賊団の頭と従者らしき男が突然苦しみ始めたのだ。俺は逃げ出すチャンスはここしかないと思い、全力で走った。俺が走る方角は、荷馬車の影、そして斜面になっていて、偶然なのか? 神のお導きなのか? 盗賊に発見されることはなかった。


俺は家族を捨てたのだ。嫁も息子も娘も…。って! 俺? 誰?


■名前:ルーカス ■職業:旅商人 ■性別:男 ■年齢:27 ■Lv:3


あぁ…。ルーカスって奴の人生を夢で見てた。あれが俺か…。夢かと思っていた。なぜか異世界の商人に転生したことを簡単に納得できてしまう。


やはり噂通り、王都ベスベスタまでの最後の難関である峠は、盗賊たちの恰好の狩場だった。もっと護衛に金をかけていれば、こんなことにはならなかったのか?


そして一日が経過し朝日が昇ると、俺は襲撃現場を恐る恐る見に行った。護衛たちの無残な姿に混ざって、息子の遺体を発見した。嫁と娘は、連れ去られたのだろう。


くそっ! いつか、いつか、復讐してやる…。盗賊も北条も!! 拳で地面を何度も殴った。


***** ***** ***** ***** ***** 

<北条 彩乃サイド>


教室内、しかも授業中に発生した奇怪な事件。やってしまった…。事情聴取のため帰れません! それに帰るには保護者が必要とのこと。勿論、両親は海外出張のため、迎えに来ることができません。担任もわたしが帰るまで帰れない。


まぁ、わたしは異世界を除いているから、別にかまわないけど。


いや〜、しっかし、犯罪を取り締まる側が、犯罪者になってしまったね! いくら役割を与えられたからといって、あそこまで活き活きと人を惨殺するかね〜。


人間って怖いね! しかも嫁と娘相手にムフフって…。人間終わってるな。


あっ。腹減ってきた。そろそろ帰るか。


「中田先生、わたし、親が迎えに来たことにして、帰って良いですか?」


「そうしてもらうと、助かるわ〜」


お前も、わたしも、クズですね!!


歩きながら考える。これ以上、クラスの人間を異世界に送るのは、不味いかな?


どうしても残った人間に目が行くだろうし。


でも…知らない人間を送っても、面白くない。いや、知ってる人間も少ないけどさ。


それに知っている人間だと、どうしても関連性が生まれるよね?


まぁ、学校もしばらく休校が決まったし、家でのんびり考えるか…。


途中で、牛丼屋に入り、特盛りを買ったのだが、そこでバイトしていたのは、クラスメイトの”相葉 哲平”だった。目を合わせずに、「ありがとうございます」みたいな…。まぁ、昔のわたしなら、校則違反とか言いながら、説教したけどね。今は、そんなキャラでは無いのです!


悪い子は、異世界送り決定なのだけど、今は駄目だと、自重した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ