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堅物女が異世界に、言語体系の矛盾を糾す  作者: 畠山ゆな@姉弟で小説共作✏️


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第五章:動き出す時



王宮の謁見室。



国王アルフレッド3世の前で、正子は改革案を説明した。

同席しているのは、エアリス、そして数名の大臣たちだ。


「つまり、神楽坂殿は、魔法システムの全面改革を提案すると?」


国王が尋ねた。


「はい、陛下。現在のシステムは、創設者たちが意図的に作った格差構造です。これを是正することで、国民全体の生活水準が向上し、国力も増大します」


大臣の一人が立ち上がった。


「待ってください!そんなことをすれば、貴族階級の特権が失われる!社会秩序が崩壊しますぞ!」


「秩序とは、公平性の上に成り立つものです」


正子は冷静に反論した。


「不公平な特権に依存した秩序は、真の秩序ではありません。それは、いずれ崩壊する砂上の楼閣です」


「なんと傲慢な!!」


大臣が激昂する。だが、国王が手を上げた。


「静まれ。神楽坂殿、続けてください」


正子は頷き、資料を広げた。


「私の試算では、この改革により、10年以内に国民の平均魔力使用量が3倍になります。それは、農業生産性の向上、インフラの整備、医療の発展につながります。結果として、税収は現在の1、5倍になると予測されます」


「税収が、、、1、5倍?」


国王の目が輝いた。


「はい。詳細なシミュレーション結果がこちらです」


正子が差し出した資料には、膨大なデータと予測が記されていた。国王はそれを真剣に読み始めた。


長い沈黙の後、国王は顔を上げた。


「分かった。まずは、小規模な実証実験を許可する。ただし、失敗した場合は即座に中止する。それでよいな?」


「ありがとう御座います!」


正子は深く頭を下げた。


こうして、異世界アストライアの歴史を変える改革が、静かにでもたしかに動き出した。






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