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雪のソリステーション
「しゅーんちゃん♪」
まだ夏休みの最中、炎天下の休日の夜。
綺羅先輩とのとある事件を解決して間もない時だった。
今日は歩美と樹里がSIC本部で仕事をしていていない日だった。
風呂上がり、廊下を歩いて自分の部屋に戻ろうとしていた俺にポニーテールの女の子……加賀美優稀菜が抱きついてきた。
優稀菜とは親友で同じ家に同居しているのだが……彼女はなぜか、俺の男心を揺らがすようなことをしてくるんだ。現に正面から優稀菜は俺に抱きついているから、彼女の巨大で柔らかい胸が俺の胸板にあてられて形が変わってしまっている。……出来ればやめてほしい。いや、嬉しいけど。
と、矛盾した思いを胸に抱いている俺に優稀菜は甘く話しかける。
「俊ちゃん。ちょっとお願いがあるんだけどね」
「な、なんだ?」
……なんのお願いだろう? そしてそれは、俺に抱きつかないといけないことなのだろうか?
悶々としている俺に優稀菜はこう言ってきた。
「俊ちゃん、一緒に小遣い稼ぎに行こう」
To be continued




