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鳥居の前。鳥居の前までは間違いなく匂いが残っている。しかしそこから先はぱったりと途絶えていた。まるで何かに拐かされたように。自分の血の気が引くのが分かる。毎朝こうして日課にしていても、事態は起きた。急いで主に知らせねば。私はその場から気配を消すと、主の元へ飛んで行った。

「惣領!!」

「いきなりどうした、銀庭!!」

突然現れた式に、主、色季は飛び上がって驚いた。弾かれた拍子に椅子に脚が当たったのか、痛そうに擦る。でも今は惣領の心配をしている暇は無い。

「□□神社で人が消えた。伽藍堂(がらんどう)故に別の何かが入り込んだんだ」

それを聞いた惣領は、私と同じように真っ青な顔をした。それから二回ほど頬を叩くと、大きく深呼吸した。

「朝食終わったら、凛と慧さんに相談してみる」

昔あった少女の面影はなくなり、一人の大人、惣領としての側面が浮き彫りになる。切り替えの速さは特筆すべきところである。

懐かしの銀庭。色を奪われた銀庭。

久しぶり、四季神以来だねー。という感想。

でもあんまり出番はないです。


小ネタ

色季の一族って訳あって、フリーの神仕えなんですよ。

だから営業さんみたく、自分から仕事とりにいきます。

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