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スピリチュアルX 「妄想 vs 瞑想」—スピリチュアル詐欺の実態—


よく、私のところに

「これはスピリチュアル詐欺に遭っているな」と思われる方が相談に来る。


そして特徴はシンプルだ。


日常が上手くいっていない人ほど、引っかかりやすい。


これは、ある意味当たり前かもしれない。



例えばこういう相談がある。


「ヒーリングのZoomの半年講座を100万円で受けようと思いますがどうでしょう?」


この間は


「1泊2日の“聖地ツアー”に29万8000円で参加しました。」



ちなみに言っておくと、

私のパワースポット企画は1万円程度だ。


現地集合・現地解散だが。笑



では、その講座の主催者のホームページを見るとどうか。


並んでいる言葉はだいたい同じだ。


・波動

・引き寄せ

・量子

・心理学

・気



しかし経歴を見ると、


「どこでそれを学んだのか」が書いていない。


学歴詐称する政治家よりはマシかもしれないが。笑




心理学も、物理学も、東洋医学も

それぞれ独立した専門分野だ。


これを本当に統合できたなら、


ノーベル賞でオセロができるレベルの話になる。



実際、量子物理の博士号を持つ知人に

こうした“統合理論”の話を振ったことがある。


答えはシンプルだった。


「そんなものは存在しない」


一笑に付された。



もし仮に、本当にそんな理論があるならどうなるか。


GAFAが放っておかない。


100万円の講座どころの話ではない。



ただし一つ、誤解してはいけない点がある。


実は一流企業ほど「瞑想」は取り入れている。


理由はシンプルだ。


AIではまだ出来ない“発想”を生むため。


つまり、


妄想なんちゃってスピリチュアル

・瞑想(認知整理)


は、まったく別物である。


何故なら


妄想は「うまくいっている気がする」

瞑想は「なぜうまくいっていないかが分かる」


からだ。


実際、銀座のある瞑想サロンには、

外資系企業の幹部クラスが通っている。


話を聞くと、彼らは


不思議な力を求めているわけではない。


思考のノイズを取り除き、判断精度を上げるために来ている。



私はこういう、スピリチュアル詐欺と思われる相談を受けた場合、


「そのコミュニティからは距離を置いた方がいい」


とはっきり伝える。



分かりやすく言えばこうだ。


空手の黒帯を通信教育で取ろうとしている構造と同じ。



そしてヒーリングというものは、


ほとんどが主観だ。


「効いた気がする」


この領域から出ないものが大半である。



例えば、ある国際風水団体ではこういう商品がある。


鏡2枚で50万円

練り物の水晶球が100万円


一応、運気が上がるという設定らしい。



だが重要なのはそこではない。


「なぜその価格なのか」の説明が存在しないことだ。



これは商品ではなく、


“意味”に対してお金を払わせる構造


である。



そして、彼らはこう言う。


「スピリチュアルは等価交換です」



ならば——


その価格に見合う“現実の結果”が必要になる。


私なら、その150万でロレックスを買ってニヤニヤするという方の

“現実の結果”を選ぶが、笑。


ちなみに私は、

小周天、体外離脱、ヒーリングといったものは一通り経験している。

ヒーリングに関しては50年弱だが。

だからこそ分かる。


それは「主観」による体験であって、

ごく一部の例外を除いて、

それによって宝くじが当たる訳でも末期がんが無くなる訳でもない。



ここで一つ、面白い視点がある。


新約聖書には、霊的能力について体系的に語られている箇所がある。

それが コリントの信徒への手紙一 の12章だ。


ここでは、


・知恵

・知識

・信仰

・癒し(ヒーリング)

・奇跡

・預言

・霊の識別

・異言


といった“能力”が列挙されている。



しかし重要なのはここだ。


当時は医学が未発達であり、

病を癒すことは現代以上に価値があったはずだ。


それにも関わらず、


ヒーリングは特別扱いされていないことからも分かる。



つまり2000年前の時点で、すでにこう整理されている。


現象は本質ではない。



さて問題はここからだ。



中には、逆恨みされることもある。



なぜか。


詐欺師との間に相互依存が成立しているからだ。



例えば、


・辛い時に話を聞いてくれた

・一時的に救われた気がした


その結果、


「この人を否定=自分の過去を否定」


になってしまう。



こうなると、もう抜けられない。


むしろ、


詐欺師の側に回ることで自分の価値を保とうとする。



正直に言うと、


ここまで行くと救うのは難しい。



典型的なやり取りを挙げてみる。



Q:病気が治らない

A:それは魂の修行です



Q:仕事がうまくいかない

A:まだその時ではない/覚醒が足りない


「だから、目的達成に向けてこれからも継続してください。」となる。


つまりどういう構造か。


成果が出ないことが“正解”になる。




これはMLMネットワークビジネスと同じだ。


ある統計では、


年収450万円以上は1%未満



そしてその1%を見ると、


元々営業が強いか、人脈がある人だけ。



にも関わらず、全員がこう言う。


「誰でも自由になれる」



ここに共通点がある。



スピリチュアル詐欺とMLMに共通するもの。


それは——


“見果てぬ夢”を売る構造



フォーカス的に言えば、


同じ意識帯に固定されるビジネス


だ。



つまり本質はこうだ。


成功しない前提の商品を売っている。


とは言え実は、かくいう私も、

MLMの人に対して「結果が出やすい動き方」を教えることはある。


フォーカスを見て、可能性がある場合に限ってだが。

なかなか現実は甘くない。


最後に

彼らの好きなフレーズ、「覚醒」とは何か。


本来の意味はこれだ。



最小限の努力で最大限の結果を出したければ、

まず胡散臭い連中から距離を置け。


それが、本当の覚醒である。

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