ウリエルとエンジェリングロードⅡ
「「ただの矢印ぃ??」」
テータとセキヤは声を合わせてウリエルが発言したことを復唱した。
能力のことを何も知らない テータとセキヤに対して威嚇のつもりで放った矢印の光だったが、それがセキヤに見破られてしまい、ウリエルはその場で恥ずかしさのあまりうずくまってしまった。
「私の能力は 【ARROW】 複数箇所の物や場所を特定出来る力 でも条件があって、見たことない物 知らない場所の地域までは特定は出来ないの…」
「つまり、さっきは俺たちの居場所を特定しただけってこと…?」
セキヤがそう問いかけるとうずくまったままのウリエルは小さくうなずいた。
「…よかった 天使の力じゃなくて」
テータは安堵するように胸をおろしながらそう呟いた。
するとその呟きに反応するように先程まで恥ずかしがっていたウリエルは突然立ち上がり
「天使を見たことがあるの!?!?」
と大きい声をあげながら興奮気味にテータに近づいてきた。
テータは突然近づいてくるウリエルの香水がいい匂いで少しだけ ドキッとさせながら見たことに対して頷いた。
「そっか、やっぱ居るんだ…!天使!」
ウリエルは目を輝かせながら星空を見つめ 感情を抑えながら呟いた。
その様子を見たセキヤはふと その喜び方がドリーと似ておりまるで鏡像を見てるような感じがしてズキっと感じた胸の痛みを押さえつけるように服を強く握った。
「ドリーちゃんのこと 知りたいんでしょ?」
ウズウズさせながら ウリエルは背中を向けながらテータとセキヤに質問した。
「あぁ!教えてくれ ここのこともあいつのことも」
セキヤは真剣な声でウリエルに問いに答えた。
「ここで話すのもなんだし 私は天使のこと聞きたいし それに 私以外にもドリーちゃんのこと知ってる子に掛け合うから 着いてきて」
そういったウリエルはセキヤとテータに背を向けたまま手のひらを正面に突き出した。
目の前に突き出された手のひらからオレンジ色の矢印が現れて 3人に行きみちを記すように方角をさしてくれた。
「私についてきて」
そう言い歩き始めるウリエルの背にテータは
「さっきも思っていたが、ウリエルの能力 あれって 無詠唱タイプだよな…」
この世界の能力発動は主に 3つにわかれており 詠唱タイプ 無詠唱タイプ そして武具保持タイプとなっている。
基本的なベースは テータのように【ABNOTEMPORALITY】と唱え 能力を発動させること出来る詠唱タイプであり テータ以外にもリトやハンテがドリーがそのタイプの保持者となってる。
そして先程テータが指摘したウリエルのように特定の動作や行動で唱えなくても能力を発動出来るのが無詠唱タイプと呼ばれ テータ達の高校であるアビ校に居る鶏小屋の透明な鳥のリア がそのタイプになる。
このタイプは基本珍しく 一般的には能力を発動すると言うより 能力が身体に馴染んでいるような才能タイプと呼ばれてる。
そして最もレアと呼ばれてるのが武具保持タイプ。
ある一定の物や武器 道具等を使うことによって発動するタイプで このタイプは無詠唱型も詠唱型とも全く違うタイプになっており 能力を唱えようが 一定の物を持ってないと発動せず 持っている場合唱えても唱えなくても使えるタイプと言われる。
セキヤの石 や ナキアの仮面がそのタイプに含まれている。
ちなみに能力は基本1人1つのはずだが、稀に存在しない者や逆にキメラのようにふたつの能力を混ぜたり個別で使うことができるやつもいるらしい。
「無詠唱タイプってことは、一族がその能力を持っており血の繋がりで使えるタイプが多いよな」
「お、お目が高いねぇ」
ウリエルは2人の声を聞いていたのか後ろを振り向いてセキヤの考察に関心を持ち始めた。
「私の父は あのシルベカンパニーの社長 シルベだからね!」
ありくらげ。です
めちゃくちゃ誤字しやすいので、おやと思ったら教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに感想くれるとめちゃくちゃ喜びます。
ストーリーに干渉しない程度の質問にはお答えします。
ではまた。




