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令嬢



それはライナスが現れて2週間が経った頃。


私は書斎で仕事しているハルの膝の上に乗っていた。

私を上に乗せていると仕事が捗ると言って上機嫌だった。


数時間が経ち、ハルの体がピクッと動いた。


「結界内に誰かが入ってきた。ちょっと待ってて」


そう言って立ち上がり、ドアを閉めた。


何だろう、と窓を見ると美しい女性がいた。

ハルと女性は何かを話していて、女性は険しい顔でズンズンと家の中へ入っていった。もしかしたらこの部屋にに来るのかもしれない。何故か隠れなきゃ…と思ってしまった。何故そう思ったのだろうか自分にも分からない。だが考えている内に女性が勢いよくドアを開けて私を睨み付けた。


女性は緩くウェーブがかかった黒髪に少しつり目の金色の瞳。

そして紅を引いた真っ赤な唇。豊満な胸を強調するようなピタッとした赤いドレスは彼女に似合っていた。


「噂は本当でしたのね!」


そう言って後から追いかけてきたハルに向かって言い放った。


「私がいながらこんな気味の悪い娘と番になるなんて許せませんわ!」


「何を言っている。それは親同士が決めたものだし、第一僕は断った。半年前に君の親も納得させたよ」


「私は納得いきませんわ!ハルベルーシュ様に嫁ぐために教育を受けてきましたのに!」


カァァァ!と頭に血が上った女性は私に掴みがかり、手を振り上げた。それを阻止したハルは女性を睨み付けた。


「いい加減にしろ。僕はそんなことを頼んでいない。帰れ」


私を睨み付けながら女性は出ていった。

私はハルを見上げる。


「ごめんね、巻き込んでしまって」


「……綺麗な人だった」


拗ねた私の顔を見て一瞬驚いた顔をしたが嬉しそうに笑った。


「嫉妬してくれたの?嬉いな」


頬を撫で、瞼にキスを落とす。


「僕が愛しているのも、こんなに触れ合うのもシェリーだけ」


「……うん」


そうして3日経ったある日、ハルが城に出向かなければならないと言って私を抱き寄せてキスをし、はぐを交わした。


私一人になってしまい、ずっと窓の空をボーっと見上げていた。

突然私の口を布で覆われ、意識を失った。



▲▽▼△▲▽▼△▲▽



「ここは…」


ここが何処か分からないまま目が覚めると薄暗い部屋に私は体を縛られ、床に寝かされていた。


「あら、起きたの?」


声を上げた方を見上げると、あの女性がいた。


「今日はね、貴方に会いたい人達がいるのよ」


そう言うと指をパチンと鳴らした。暗闇の中から6人の獣人が出てくる。


「ほぉ、これは美しい」


「俺らがこいつヤって良いんですかい?」


「いいわ」


男達は私に近付き、全身を愛撫された。ゾワァと鳥肌が立ち、私の口に近付いてきた手に噛みついた。


「痛ってぇ!」


男は私から離れ、うずくまり、痛みに悶えていた。


「この女!」


男はキッと私を睨み、殴りかかった。


「何をしているの?」


それはハルによって止められた。ググッと力を入れられている男は痛みに顔を歪ませ、ギャアァァァッと叫んでいた。

顔は笑っているが魔力が溢れ出ていてそれがいっそう恐怖を煽った。


それを見た男達は逃げ出した。だがそれを逃がすまいと人差し指を出すと指先から氷の矢ができ、男達に向けて放った。

それが心臓に貫かれ、男達はドクドクと血を流しながら死んでいった。


「さて、残るは君かな」


そう言って女性に振り向いた。


「こ、来ないで!」


「ふふ、安心して。君なんて触りたくもないし近付きたくもないよ」


「キャァァァァァッ」


そして女性もハルによって殺され、私に駆け寄った。


「ごめんね、何度も危険な目に遭わせて。でももう大丈夫だよ。もう邪魔者はいなくなった」


私は差しのべられた手を握り、立ち上がった。


「そう言えば、これあげる」


ポケットから出したのは小さな箱。中身を見ると指輪が2つあった。1つはルビーの宝石が入った指輪。2つは翡翠の宝石が入った指輪。


「ふふ、人間では結婚すると指輪を交換するんでしょ?」


「嬉しい!」


そう言って私はハルに抱き付いた。


「じゃあ指輪を交換しようか」


「うん!」


ハルの薬指にはルビーの指輪。私の薬指には翡翠の指輪。


「永遠に変わることなく幸せなときも困難なときも心を1つにして乗り越え、消して裏切らないことを誓いますか?」


「…誓います!」


そしてキスを交わした。









無理矢理な感じで完結しました。

もう話がめちゃくちゃすぎて自分でも訳がわからなくなってきてしまってw

いやぁ、ほんとにあんなに長い長文を100ページを書く人を尊敬します。その才能を少しでも良いから私に分けてくださいw


次はマシな作品を作ります。



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