41 再びバールヴィレッジへ
セリーナの頑張りと、予期せぬ奇跡のような展開のおかげで、状態異常を無効化する強力なアクセサリー〈聖護の首飾り〉の製作素材である“無垢晶”を手に入れることができた。今はゲーム内の製作メニューで完成待ちの状態で、明日には出来上がるはずだ。これで彼女の生存率はさらに高まる。
さらに、妖精姫サクラリアという新たな仲間も加わった。昨日知り合ったばかりだというのに、彼女はもうすっかりセリーナに懐いているのが見て取れる。俺がログアウトしている間も彼女が話し相手になってくれるなら、セリーナが一人で寂しい思いをすることもなさそうだ。
それにしても……今回の俺は、本当にただ会社の本社に出張していただけなのだ。ガチで何もしていない。それなのに、タピオカくんまでこの奇妙な事件に巻き込む形になってしまった。とはいえ、彼女本人はやる気満々であり、自分の意思でこの「ゲームらしいけれどゲームではないリアルな世界」へと飛び込んできた。ならば俺にできることはただ一つ。可能な限り全員を安全に導き、セリーナをその父親の元へ無事に送り届けることだけだ。
次の目的地は迷宮都市ヴァロリア。
俺たちの目的は最初から変わっていない。第一優先はセリーナの幸せだ。そのために彼女の願い――カースティア領にいる父親のエドガーに会うという目標を叶える。だがその前に、迷宮都市のダンジョン〈覇者の塔〉で〈不死鳥の紋章〉を入手する必要があった。一度死亡しても一日一回その場で蘇生できる装備は、彼女だけではなく、俺達の身を守るための保険として絶対に欠かせない。
もちろん矛盾しているのは分かっている。「安全のため」と言いながら、わざわざ危険な塔を周回するなんて。だが、これには切実で必須な理由があった。セリーナの父親であるエドガーの動きがあまりにも不透明だからだ。
七年前、多額の借金を残して母娘を捨てた男が、今やカースティア伯爵家の跡継ぎに収まっている。ラノベの定番シナリオなら、いまさら現れた「隠し子」なんて邪魔者でしかない。裏から暗殺者を送り込まれて消される可能性だって十分に考えられるのだ。
相手がモンスターなら逃げることもできるが、国家や貴族の権力に狙われたら逃げ場は隣国くらいしか残されていない。だからこそ彼女自身が強くなる必要があり、保険としての〈不死鳥の紋章〉がどうしても必要なのだ。
……なんて重い思考を巡らせながら、今の俺は自分の部屋のパソコンの前で『セレアグ』の攻略サイトを開き、迷宮都市ヴァロリアへ至る最短ルートと転送ポイントの配置を確認している。
今頃、セリーナたちはバールヴィレッジで、恩がある仕立て屋「リリアナローズ」へと立ち寄っているはずだ。長旅に出る前に、オーナーのクラリス夫人に一言挨拶をしておきたいらしい。
恩人への挨拶を、俺が彼女の体を借りて代わりにするのも野暮というものだろう。セリーナ自身の声で感謝を伝えてもらうため、俺は空気を読んでログアウトし、自室で旅のルート調査に専念することにしたのだった。
--------------------------------------------------------
日曜日の午後二時。場面はセリーナたちへと戻る。
セリーナはいつものゴスロリ風なお嬢様スカートの上に、白いマジックローブを羽織って姿を隠していた。タピオカが憑依したサクラリアは、そのローブのフードの中にそっと潜み、目立つ武器である〈絶対零度のロッド〉はストレージに格納されていた。準備は万全である。
彼女たちはやがて、目的の仕立屋「リリアナローズ」の前に到着した。ここで悠希は静かにログアウトし、セリーナはセリーナ自身の意思で店の扉を開いた。
カラーン コローン。
「こんにちは……」
「いらっしゃいませ……あら、セリーナちゃん?!」
「はい、こんにちは、カノンさん」
「夫人を呼んできますわ!」
店員のカノンは弾むような足取りで奥へと姿を消し、すぐさまクラリス夫人を呼びに向かった。店内は一瞬にして歓迎と歓喜のムードに包まれる。年上の女性スタッフはセリーナを感極まった様子で抱きしめ、男性スタッフは愛おしそうに頭を撫で、若いスタッフたちは口々に質問を投げかけた。カノン以外のスタッフたちは皆、セリーナが亡くなったものと思い込んでいただけに、その喜びようは一際大きかった。
フードの中にいたタピオカは慌てて飛び出し、少し離れた天井付近へと避難する。店内に客の姿はなく、スタッフは全員人間だった。〈妖精結界の指輪〉を身につけている妖精なサクラリア(タピオカ入り)の存在に気づく者は誰一人としていない。
『セリーナ、ここの人たちにすごく愛されていますね。良かった』
サクラリア:そうですわ。でも、セリーナと一番仲良しなのはわたくしです!
『まぁ~昨日知り合ったばかりなのに、もう嫉妬?セリーナも罪な女の子ね、ふふっ』
サクラリア:わたくしはまだ花びらだった頃、セリーナの回復魔法を長く受けていましたの。
サクラリア:その時、彼女のいろんな気持ちが伝わってきたのです。
『気持ち?』
サクラリア:はい。今のセリーナはお父さんへの疑惑を気にしているのに、
サクラリア:みんなに心配をかけたくないから、わざと考えないようにしているのです。
『そっか、精霊くんからも聞いたわ。あのお父さんは借金を残して母娘を捨てた可能性が高いって。そう疑ってしまうのも無理はないよね』
サクラリア:セリーナは……捨てられたのですか?
『本当のところは分からないわ。でも私の知る限りでは、彼女のお父さんは権力を得たあと、すぐに冒険者を雇ってセリーナたちを探させていたくらいの人だから』
サクラリア:大丈夫ですわ。わたくし、人間の悪意にはとても敏感なのです。
サクラリア:もしあのお父様が本当に危ない人なら、すぐにセリーナに教えますわ!
『偉いね。私たちが側にいない時は、あの子をお願いね』
サクラリア:わかりました!わたくし、セリーナと大親友ですから!
その間も、セリーナはスタッフたちに応接室へと案内され、代わる代わるお菓子や焼き立てのパンを差し出されていた。
やがて、店のオーナーであるクラリス夫人が部屋に入ってきた。彼女は厳しい表情でその光景を見つめると、耐えかねたように一声張り上げた。
「これ!お前たち、わたくしの“孫”から離れなさい!」
「「「か、かしこまりました!!」」」
突然放たれた「孫」という言葉に、セリーナの頭上には大きなクエスチョンマークが浮かび上がった。
クラリス夫人はセリーナの隣に優しく腰を下ろすと、静かに語り始めた。セリーナの母・エメラルダはかつて夫人に拾われ、実の娘のように育てられたこと。だが、自分が伯爵家へ針子として推薦した原因で、苦しい生活を強いられ、命を落とす結果になってしまったこと。セリーナまでもが亡くなったと聞かされ、ずっと激しい後悔に苛まれていたこと。そして先週、生きていると知ったセリーナを正式に自分の「孫」として迎える決意をしたのだという。
「えっと、夫人……お母さんは口には出しませんでしたが、ずっと後悔していたみたいです」
「え……?どうしてだい?」
「夫人がせっかく伯爵家に推薦してくれたのに、あんな結末になってしまって……顔を合わせづらかったのだと思います。でも、私がこうして生きていられるのは夫人と店のみなさんのおかげです。リリアナローズの依頼がなければ、私は借金奴隷になっていましたから」
「そうかい……やっぱり、言葉にして話し合うことは大事だね。よし、セリーナ!今日からお前は、正式にわたくしの孫だ!」
「は、はぁ……」
夫人は愛おしそうにセリーナを引き寄せ、周囲のスタッフたちからも一斉に「おめでとう!」と温かい拍手が送られた。セリーナは「なぜこんな展開に?」と困惑しつつも、身を委ねるしかなかった。
その後、セリーナは持参したお菓子を皆に振る舞い、夫人たちは彼女のローブを脱がせて、その洗練されたお嬢様風の魔法使い装備に興味津々の様子で見入っていた。
こうして一時間ほどが過ぎ、セリーナは正式に夫人へ旅の目的を告げた。
「えっと、夫人……私はお父さんに会うために、しばらく旅に出ます」
「そうかい。お前はエメラルダの子だ、止めようとしても無駄なんだろうね。わたくしは止めはしないよ……だがね、必ず戻っておいで。おばあちゃんとの約束だよ」
「あ、はい……必ず戻ってきます!ここのみなさんは、私の大切な恩人ですから」
温かい別れの挨拶を交わし、セリーナは「リリアナローズ」を後にした。
その隙に、タピオカは一度ログアウトして悠希を呼びに向かった。再びフードへと戻ったサクラリアが、セリーナへと話しかける。
『セリーナ、みなさん本当に素敵な人たちですね』
「え?あ、はい!以前はこんな風に熱烈ではなくて、納品する時に普通に挨拶をする程度だったのです。でも今思えば、毎回パンや食べ物をたくさん持たせてくれていましたね」
『それに、夫人はセリーナのおばあちゃんになったのですね』
「それは……恩人ですし、とても嬉しいのですが、昔は厳しい印象しかなくて。急に態度が変わりすぎて、どう受け止めていいのか戸惑ってしまうのです」
『いいじゃありませんか。あれは嘘のない本心ですよ。セリーナも本当は嬉しいでしょう?』
「え、ええ……まぁ。お母さんのお母さんみたいな存在ですし……お母さんの子供の頃のお話も聞いてみたいので……少し、嬉しいかもしれません」
その時、サクラリアの纏う雰囲気がふっと切り替わった。
『戻りましたよ、セリーナ、サクラリア』
サクラリア:お帰りなさいませ、タピオカ様!
「お帰りなさい、精霊さんは……?」
『ええ、もうすぐ来るわよ』
「わかりました。……ただいま戻りました。セリーナ、別れの挨拶は済みましたか?」
セリーナ:お帰りなさい、精霊さん!はい、無事に終わりました。
サクラリア:精霊様、セリーナにはおばあちゃんが出来ましたのよ!
「え?おばあちゃん……ですか?」
サクラリア:はい!仕立屋の夫人が――
セリーナ:さ、サクラリア!私が説明しますから!
「えっと、タピオカくん……これは一体何があったですか?」
『大丈夫ですよ、セリーナにおばあちゃんが出来たのは本当のことです。それより買いたいものがたくさんありますから、早く買い出しを済ませましょう!詳しい話はあとで!』
「は、はぁ……」
こうして悠希は再びログインし、バールヴィレッジで旅に必要な物資を買いそろえていった。夕方には馴染みの宿「牛角亭」で部屋を借り、荷物を下ろして一息つくのだった。
休憩の後、悠希はシステムメニューを利用して夕食を準備し、テーブルの上に豪華に並べた。
「セリーナ、サクラリア、今日の実戦訓練と買い出しはお疲れ様でした。ワタシたちは一旦戻りますので、セリーナたちは夕飯とお風呂でゆっくり休んでくださいね。夜には迷宮都市へのルートを教えますから」
セリーナ:わかりました、精霊さん!タピオカさんもお疲れ様でした。
サクラリア:タピオカ様、精霊様、お疲れ様でございました!
悠希は簡易浴槽を部屋の隅に設置し、タピオカと共に一度ログアウトした。
--------------------------------------------------------
一方、こちらはバールヴィレッジの領主邸。領主エトワールと冒険者ギルド長エルドラーナが、応接室で密談を交わしていた。
エトワールは立派な髭の生えた顎を撫でながら切り出した。
「エルドラーナ嬢、クリスタルゴーレムの再戦計画はどうなっている?」
「はい、こちらに記載した通り、明日の朝一番に〈暁の誓い〉と〈爆雷の爪〉の二大パーティー、さらに火属性に長けた上級魔法使い数名を率い、森の中心部へと進軍いたします」
「ふむ、頼んだぞ。物資や人員で不足があれば遠慮なく申せ」
「感謝いたします。敵の弱点部位と火属性に弱いことが判明いたしましたので、今回は確実に討伐できる見込みです。……ただ、出発前に一つ確認しておきたいのですが、ガンド村の件は問題ございませんか?」
「ああ、元村長のトビアスはすでにこちらへと移送中だ。兵からの報告も君の掴んでいる情報と大差ない。セリーナという名の娘が、村人たちの前で村長の長年の悪事を暴いたそうだ」
「やはり……あのヤークの言葉通り、セリーナという娘が本当に“アリス”さんなのでしょうか」
「いや、まだ断定はできん。セリーナの家は誰もいない、村人も行き先を知らん。森へ入ったのだろうと噂されているがな」
「そうですか……」
「まあ、どのみち私はアリス嬢に嫌われてしまった。こればかりは仕方がないな。……なあ、セバスチャン」
新しく淹れたての茶を注いでいた老執事セバスチャンが、静かに言葉を添えた。
「はて、何のことになりましょうか……。そういえば主様、先ほど城門の衛兵より報告がございました。本日午後、ガンド村より参りました“セリーナ”と名乗る娘が街へ到着したとのことです」
エトワールは優雅に茶を口に含んでいたが、その名を聞いた瞬間に派手に喉を詰まらせた。
「ぐっ……ごほっ、ごほっ……!」
領主としての威厳も形無しに、激しく咳き込んで肩を揺らす。セバスチャンは慌ててその背中を優しくさすった。
「主様、どうかご自愛くださいませ……!」
「ごほっ……!セリーナ……その子の特徴はどのようなものだ!?」
「淡い緑の美しい髪を伸ばし、白いローブを身に纏った、十六、七歳ほどの可憐な娘でございます」
エトワールはなんとか咳を収めると、険しい視線をエルドラーナへと向けた。
「……コホン!失礼。エルドラーナ嬢、あのセリーナという娘は……間違いなくアリス嬢だな」
「そう……ですわね。ですがエトワール様、彼女をどうなさるおつもりですの?」
「いや、あのヤークを無傷で捕らえられたのは彼女のおかげだ。本来なら直々に礼を述べたいところなのだが……」
「おやめになった方が賢明でしょうね」
「そうだな。無理に屋敷へ招けば、今度こそ完全に絶縁されるだろう」
「このまま知らぬふりを決め込むのが、一番の選択かもしれませんわ」
「セバスチャン、彼女は今どこに滞在している?」
「『牛角亭』に部屋を取られております」
「ふむ……手慣れの者を監視につけよ」
「すでに手配済みでございます」
「……そうか」
エルドラーナは領主の真意を静かに察していた。
「領主様、監視をつけるのは……セリーナ、いえアリスさんがカースティア伯爵に絡め取られているからですか?」
「ああ、君の言う通りだ。伯爵が彼女の弱みを握り、不穏な仕事を押し付けている可能性がある。クリスタルゴーレムを単独で討伐するほどの猛者だ、もし敵に回れば恐ろしい存在になる」
「それに……もし彼女が本当に“転移魔法”を使えるのだとすれば、さらに危険な存在になり得ますわね」
「そうだ。だからこその監視だ。命の恩人を監視するのは心が痛むが、私はただ、彼女の動向を見守りたいだけなのだよ」
「領主様もお立場上、ご苦労なさいますわね……。では、クリスタルゴーレム討伐の準備がございますので、私はこれで失礼いたします」
「ああ、頼んだぞ」
「承知いたしました」
エルドラーナは優雅に立ち上がり、一礼して応接室を後にした。
室内に残されたエトワールは、深いため息と共にぽつりと囁いた。
「はぁ……できればカースティア伯爵家とは関わりたくないものだな」
静かに控えていたセバスチャンが、お茶を差し出しながら応じる。
「ですが主様、エドガー様は毎年クリスタルゴーレムへ挑むためにこの街を訪れておられます。関わりを絶つというのは、少々難しいかと……」
「分かっているよ。どうせそれも口実に過ぎんのだろう……だからこそ、あの伯爵家とは関わりたくないのだ」
「ほほっ……カースティア伯爵家には、昔から黒い噂が絶えませんからねぇ」
--------------------------------------------------------
場面は再び「牛角亭」の客室へと戻る。夕食を終えた後、セリーナは新しく買った勉強兼娯楽用の小説を開き、サクラリアと並んで読み進めながら悠希たちの帰還を待っていた。
やがて、悠希とタピオカが再びログインして戻ってきた。
「こんばんは、セリーナ、サクラリア」
『ただいま、サクラリア、セリーナ』
セリーナ:お帰りなさい、精霊さん!タピオカさん!
サクラリア:お帰りなさいませ!
悠希は本を閉じて机に置くと、ストレージから紙とペンを取り出し、ワールドマップを開いて詳細な地図を描き始めた。
「セリーナ、今から迷宮都市へのルートを教えますから、しっかり覚えてくださいね」
セリーナ:はい!
「明日の朝七時、まずはミルデンまで乗合馬車で行く。そこからオルヴァンを経由し、フェルデン、カーヴェルを通って、最終目的地である迷宮都市ヴァロリアへと到着する予定です」
セリーナ:わかりました!
「ワタシはこの世界の文字を書くことができません。ですので、少し席を外しますね。タピオカくん、セリーナと一緒にこの地図を完成させてください」
『わかりました、任せてください』
しばらくして悠希が戻り、簡易浴槽をストレージへ格納して荷造りを整えると、再び二人に声をかけた。
「セリーナ、サクラリア。明日は平日ですから、ワタシとタピオカくんは夜しか来られません。移動中はどうか十分に気をつけてくださいね。現在のセリーナの力なら、ならず者が十人束になってかかってきても対処できるでしょうが……決して油断はなさらないように」
セリーナ:わかりました!
サクラリア:セリーナのことはお任せくださいませ!
サクラリア:わたくし、人の悪意には敏感ですから、悪い者はすぐに察知できますわ!
「ありがとうございます、サクラリア。ですが、どうかあなた自身もお気をつけくださいね。〈妖精結界の腕輪〉は人間に対してしか効果がありません。この世界には獣人族やドワーフ、稀にエルフも存在します。現在のあなたは自衛の手段が限られていますので、専用の弓が完成するまでは、なるべくフードの中に隠れていてください」
『わかりました!隊長!』
サクラリア:わかりました!隊長!
セリーナ:わかりました!隊長!
「はぁ……あなたたちというやつは……」
『精霊くんは真面目すぎるのよ。旅なんですからもっと楽しむくらいでちょうどいいわ。セリーナの今のレベルなら、そう簡単に叶わない相手なんていませんもの』
「……分かりました。とにかく気を付けてください。では、ワタシはタピオカくんと遺跡ダンジョンへ赴き、素材採取と周回を行ってきます。セリーナとサクラリアは、眠くなったらそのまま休んでくださいね」
セリーナ:精霊さん、バールヴィレッジの転送ポイントはもう使わない方がいいのではないでしょうか……?
「ええ。ですが、夜のスラム街にある転送ポイントであれば問題ないでしょう。明日の朝にはこの街を離れますし……何よりサクラリアの弓を早めに完成させてあげたいのです」
セリーナ:なるほど……では、精霊さんにお任せいたします!
こうして悠希とタピオカは、ナイジェリアの森の中心部に眠る遺跡ダンジョンへと転移していった。
--------------------------------------------------------
【名前:セリーナ】
レベル 52
【名前:ティル=サクラリア】
レベル 29 → 31




