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留守番モックン
チュンチュン
まるで、スズメたちにもバカにされている私
「はぁ~俺て何で何も変われないままなんだろ?」
「たずげてくえぇ~」
家に引きこもりとなっているなら、何だか口から出てくる
チュンチュン、チュンチュン
また、スズメたちにバカにされた私
「こんな時、どこからともなく、助けでもあったら?」
案外、世の中、神様なんて助けてくれない
どこで、遊んでばかりか?神様というのは
「今日も引きこもりか?俺」
「世の中て、意地悪な人は意地悪だよなぁ」
「たずけてくれぇ~」
「もう、俺、何年引きこもりしているだろう?」
キーンコーンカーンコーン
家の近くの時計台から、音が聞こえてきた
「誰だ?お前」と頭に聞こえてくるばかり
「うぅう、うぅうう、ううぅ」
「俺だ、モックンだ」
「さぁな、誰だったけな?」
「もう、Aは、お前のことなど、忘れたとさ」
まるで、北斗の拳のケンシロウとシン
「Aはお前と知らないだってさ」
「A~」
私としては、Aに忘れられたのか?
1人、家で留守番で引きこもり私
何だか浮かぶAさん
カチ、カチ、カチ、カチと家の時計なる部屋で、私は家の人が帰ってくるのを待っていた