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ポラリス 2章  作者: susan
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謎のセクシュアリティ

「三人の子供は、認知してないんです。死ぬ間際になって、親父が遺言状書いて少し分け与えようと言い始まったのを、止めたいんです。今頃、認知してくれと、愛人どもが病室に押し掛けてきて」

 楡木は紅子をフレンチレストランへ連れて行った。


「ふぅん。そうですか。お父様、お盛んでしたね」


「いや、お恥ずかしい」


 どうでもいいよ。広告もらえれば。

今、皆、ネットで検索するから、なかなか大変なのよね。


 バッグの中でスマホのメ―ル通知。

 見るとまた、グレンから。

 紅子は「食事中だ」と料理の写メールを送信。

 雑なやり方をして、画像に楡木が写っているのを送信した紅子。紅子は気にも止めなかった。

 グレンからの返信が来た。

『写っているのは誰?』


『仕事の相手よ』


『ディナーだろ?男と』


『違うわよ』


『違わないよ、今夜10時に電話するから、着信オ―ケ―にしておいて』


『わかったわ』


 怒ってる。

 紅子はため息をついた。

 イタリアから焼きもち焼いてるんだ。


「彼氏ですか?」


「うん、友達よ」


「本当に友達なら、僕を恋人候補にしてもらえませんか?」

 楡木は真顔で話している。


 楡木さん、そうなの。

 女の人が好きなのね。


「楡木さんは素敵な男性だと思います。私なんかより、もっと若くて可愛い女性がお似合いですよ」


「体のいい断り方ですね」


 楡木はタイプの男性ではなかった。


「親父は余命2ヶ月以内だと言われています。多分、1ヶ月ぐらいでしょう。あと、二回くらい病室へ来てもらっていいですか?」


「わかりました」


 広告のため、広告のため。


 帰りの地下鉄で、阿部寛そっくりの大森とバッタリ出会った。 


 ドキリ、とする。

 雰囲気が素敵。整っていて、背がとても高い。人混みの中で、頭ひとつ分大きい。


「大森さん」


「この間はどうも」

 ス―ツにオ―バ―姿が、バシッ❗と決まっている。


 私も、ス―ザンと同じ。大森さんって、タイプだわ。


 彼は、クスクス思い出し笑いをした。


「どうしましたか?」


「この間、焼肉屋のあと、スナック行きましたでしょ?俺、化粧室前で、楡木さんにケツ触られたんですよ。二回やられました」


「間違ったんじゃなくて?故意にですか?」


         続く



  

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