表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の不手際で異世界転生! 最弱な俺が目指す『一発逆転』サクセスロード  作者: おといち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
47/47

46話 アイアンドラゴン

なんだかちょっとディスが入ったが、俺は俺のできる事をやるだけだ。


【アイテム鑑定】

磁竜(じりゅう)の鱗粉 磁竜の特殊な器官から生成・分泌される粉。磁性と高い爆発性を持つ。】


竜の鱗粉!?おいおい、なんだか穏やかじゃない魔物の名前が出てきたぞ…。


「どうした?コースケ君」


俺の顔が青くなったのを察知したガルドさんが尋ねてくる。


「す、すみません。とりあえずこれを見てください」


騎士団4名を対象に【情報共有】を使用する。


「これは…磁竜の鱗粉だって!?」

「あの威力、かなり純度の高い火薬だろうとは思っていたが。まさか磁竜…アイアンドラゴンの鱗粉とはな」

「アイアンドラゴン…」

「あぁ。アイアンドラゴンはこの鱗粉を鎧のように纏うことで非常に高い防御力を擁している」

「えぇ!?か、火薬を体に纏ってるんですか?」


その状態、炎の魔法とかで簡単に倒せちゃいそうなもんだが。


「アイアンドラゴンは鎧を纏った見た目からその名で呼ばれています。

しかしその本質は、電磁力を操ることに長けたドラゴンなのです」

「電磁力、ですか。…あぁ、なるほど!磁力を帯びた鱗粉を電磁力で体に付着させているんですね」

「その通りです。そしてその鱗粉は、体表に固着させている間は安定しています」

「なるほど」

「しかしその電磁力から解き放たれた時、強い爆発性を持った火薬としての力が発揮されるのです」

「なるほど…?」


なんだか深いサイエンス話になってきたな。正直理科はそこまで得意じゃない。


「まぁ難しい話は抜きにして、要は基本的には鱗粉は守りの要。

が、奴を本気で怒らせた時には攻撃の要として牙を剥く…まぁいわば最後の切り札ってわけさ」

「あ、わかりやすい」

「ラムレス、コースケにはシンプルに説明しなきゃ駄目…」

「すみません…」


いや、あの、そこで謝られると逆に傷つきます…。


「あのー、一つ聞いてもいいですか?」

「ん?なんだい?」

「その竜って、この辺りに出没したりは…」

「はは、まさか!そんな危険なルートを通るわけないじゃないか」


ほっ…。


「ーーそれにしても、盗賊共に配られた腕輪全てにこの鱗粉が詰められているということか」

「こんな貴重な物を大量に…一体あいつ等の雇い主は何者なんでしょうか?」

「わからんな…ランド兄弟が回復次第、尋問にかけるしかあるまい。

…まぁ奴らですら雇い主の正体は知らされていない可能性は高いが、な」

「そうですね…」

「さて。コースケ君、手間をかけたな。君は馬車に戻って休んでくれ。

エドガー、先の町に戻って護送の手配を頼む。オークス共は町へ、ランド兄弟は王都へ運ぶよう指示してくれ」

「はっ!承知しました!」

「ラムレスは出発の準備を、レイアは引き続き周辺の警戒を頼む」

「「はっ!!」」



「戻りました」

「あ!おかえり、コースケ君」

「おかえりなさい。ご苦労様です」


馬車に戻った俺は、座席に腰かけフーッと一息ついた。ーーそれにしても竜と来たか。

ガルドさん達のあの口振りからして、きっと強大な魔物なんだろう。恐ろしやぁ…。


「コースケ君、顔色悪いけど大丈夫?」

「いや、正直盗賊が出てきた時はめっちゃビビりました。本気で死ぬかと思いましたよ」

「アハハ、そうだよね。私も正直怖かったよ」


その割にはポーションのことで盗賊相手にめっちゃ怒ってましたけど…。

あの瞬間は盗賊よりも怖かったとは口が裂けても言えない。


「オズワルドさんは流石に落ち着いてますね!」

「まぁギルドマスター足るもの、揉め事は日常茶飯事ですからね」


た、確かに宿屋で働いている時に、ギルドの方からよく怒号と何かが割れてる音が聞こえてる気が…。

え?俺が知らないだけで、結構な修羅場が隣の施設で起きたりしてます?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ