37話
今、私はレイズさんとマミリーという街に来ています。私のレベルは10レベです。あれ以来上がっていませんよ?ハルはもう30レベですけどね・・・
レイズさんのレベルを聞いたのですが、80レベらしいです。このゲームでは、ランキング板があって、なんでもこのゲームのレベルが高い人順に100名の名前が記載されているのですが、レイズさんは・・・3位です。上位争いをしている人の中ではレイズさんを知らない人はいないらしいので、街ですれ違う人々が「あ!レイズさんだ!!握手してください」と言ってきます。どんだけ有名人なんですか・・・
そのレイズさんと一緒に行動している私は、ギルド、てぃらみすに加入することになりました。というのも私がお願いしたんですけどね。ギルドの人たちと仲良く一緒にゲームをする。とても面白そうです!いったいどんな人たちがいるのでしょうか。レイズさんに聞いたところ、ギルドについてあんまり関わってないそうでよくわからないと言っていたのですが、最近、新しくギルドに加わった人が3名ほどいるらしいです。仲良くしたいです!
マミリーの外れにある家。そこがてぃらみす。もっと大きい建物を想像していたのですが、割と普通でした。レイズさんに続き、私もその家に入ると
「レイズさん。お久しぶりです」
この女性、名前は鈴さんというらしいです。レイズさんの言っていた通り、弱弱しそうに見えますが、このギルドの秘書をしている方です。
「おう。ただいま。そうそう。新しくこのギルドに入ったmokoさんだ。仲良くしてやってくれ」
私は紹介されたので、お辞儀をします。鈴さんも「よろしくね」と言ってくれました。人は見かけによるですね。良い人です。
鈴さんの話を聞き、このギルドには、もこというプレイヤーがいるらしくて・・・私と同じ名前です。ってそれ、昔の私じゃないですかね・・・?ってことはタイチさんとるまさんもいるんですかね?!
私の想像が当たっていたらしく、2人が2階から降りてきました。
「ギルマスさん。初めまして、タイチです。お世話になってます」
「マールです。お会いできてうれしいです」
るまさんとタイチさんもここのギルドの人だったのですか!?すごい偶然じゃないですか・・・?タイチさん・・・私たち、運命の赤い糸で結ばれているんじゃないですかね♪
「そこの女の子は誰ですか?」
タイチさん・・・。ひどいです。私ですよ!!あなたの運命の相手ですよ!!!
「もこです・・・。タイチさん!ひどいです!!!」
タイチさんとるまさんには私がゲームをしていることを言ってなかったので気づかないのもしょうがないですけど、気づいてほしいものですね。あ、でも、髪型と目の色変えているので気づかなかったのでしょう。許します。
私はタイチさんとマールさんに昔のデータではなく、今のデータでゲームをすると伝えました。そのときに「るまはリアル名なのでマールと呼んでください」と言われたので、そう呼ぶことに。
レイズさんとゆっくりお話しをしたかったのですが、「んじゃ狩りいってくる」と言ってどこか行ってしまいました。鈴さんもしばらくログアウトしますと言って落ち、マールさんは私のハルを見に外にいってしまいました。タイチさんと私の2人だけがそこにいる状況です。
「タイチさん・・・この後、会えませんか?」
現在ゲーム内でタイチさんとは会っているのですが、現実世界で血と精気をくれませんか?という意味です。
「んー。ああ、そろそろお腹すいたのか?んじゃ、もこの家にいけばいいか?」
タイチさんが私の部屋に!ゲームをする前に部屋の掃除をしていたので、大丈夫でしょう・・・。私の部屋になぜかアダルトの本があったのですが、ちゃんと処分しましたし。過去の私ってガールズラブなんですかね・・・?
タイチさんによろしくお願いしますと伝え、ログアウトの仕方はレイズさんに教わったので、落ちることができました。
「ピンポーン、ピンポーン」
あれから私はタイチさんを待っていて、ついに、お食事の時間がやってきました。
「はーい!」
タイチさんを家に入れ、さっそく我慢できなかったので吸血しようとしたのですが、肩を捕まれてしまいました。あと10cmで噛みつけるのに~
「タイチさん?」
私はなぜ彼が止めるのかわからないので聞くことに。
「その・・・なんだ。たしかに協力してやるとはいったが、やっぱりカップルでもないのにこんなことをするのはまずいと思ってだな・・・。その、俺と付き合わないか?」
はい?え?ええええええええええ?タイチさんが告白してきましたよ?あれ?てっきり脈無しだと思っていたのですが、なぜ告白されたのでしょうか・・・?もしかして、偽りのカップルとして付き合わない?ってことですかね・・・はぁー
「タイチさん。その・・・。タイチさんは私のこと・・・女性として好きですか?」
ドキドキ
今、タイチさんと距離が近いため、心臓の音が聞こえちゃうのでは・・・?と思うほど激しい音が鳴っています。これで、友達として好きだよって言われたら、私・・・どうすればいいでしょうか。
「ああ。もことは長い付き合いだから、感覚としては友達に近いかもしれない。でもな、俺は記憶がなくなる前も、そして今も、お前のことが好きだ。だからその・・・告白ってことだな・・・」
私は、嬉しくて・・・涙を流していました。たぶん、タイチさんは昔の私を好きでいてくれたのだけど、昔の私は女の子が好きでタイチさんの気持ちに気づいてあげられなかったのでしょう。でも、今の私はタイチさんのこと・・・好きですよ♪
「記憶がなくなる前は、タイチさんのこと好きかどうかわかりません・・・でも、今は・・・私もタイチさんのことが好きです!!」
私はタイチさんに抱き着き、吸血はせずに、男の人の温もりを感じています。もし、記憶を取り戻したら、私はタイチさんと別れることになってしまうのでしょうか・・・。この恋は本当の恋なのでしょうか。私のこの感情はすべて消えてしまうのでしょうか・・・。
タイチさんの事は好きです。でも、好きになればなるほど、記憶を取り戻したときにどうなるかがわからなく、不安の気持ちも増えていきます。なので、私は、
このまま記憶が戻りませんように。そう神様に祈ったのでした。
書き始めてから1週間とちょっと経ちます。まだ1週間しかたってないのか!って思っちゃいます。
そして、文字数がもうすぐ10万文字!初心者にしては頑張りましたよね・・・(きっと)
目標300話・・・道のりながっ
流れ的に100話完結な気も・・・まあ書いてみなきゃわからないのでこれからも書きまくります!




