第67話~え?地獄に行けと?~
今回少し短めです
Sランク冒険者ミチの捜索
これがヘイルダンさんが俺に言い渡してきた依頼だった。
理由はとある貴族が師匠の噂をどこから聞いて召し抱えたいらしい
Sランク冒険者であり不思議な術で身体を治ししかも美女と聞いて何とか手に入れたいんだろうとヘイルダンさんは呆れながら話してくれた
冒険者ギルドではレナール王国で師匠のやった事は把握しているらしく下手に手を出さない方が安全と判断しこちらから何かする事はしないと決めているらしい。
勿論この国の王様もその事については把握していて国からも何もしないと決め、貴族・ギルド全てに伝達していた。
しかしそこは貴族自分達は特別だと思っている人は少なくない。
今回依頼を出した貴族は男爵で爵位も一番低いのだが、どうやら男爵や子爵辺りがよくやらかすみたいだ。
逆に伯爵や公爵の人達はむしろ興味を持たないらしい。
この男爵も知っててギルドに内密で依頼をしてたみたいで半ば脅してきたみたいだけど、ギルドも馬鹿じゃないし「国」と「男爵」どっちを取ると言われたら普通に国を選ぶでしょ
結局ヘイルダンさんはすぐにこの件を王宮に伝え
この男爵は命令に逆らい、内密にやろうとしたという事で弁明の余地なし、結果お家取り潰しの国境の端の方まで追放されたらしいから憐れとしか言えない。
本来はこれで依頼主がいなくなった為この依頼はなくなるはずなのだが
まだこうしてあるのは何故だろう?
実はこの男爵、もとい元男爵はなんと俺まで狙っていたようで、どうやら俺の事も囲って都合の良いようにこき使おうとしてたみたいだが、正直アホかと言いたい
本当に貴族って何でもして良いと思っているのだろうか?
エレイン様は本当に人として素晴らしい方だったけどこの男爵はただの最低野郎だ。
とりあえず国から手出すなって言われてるから今後は大丈夫だろう。
それに下手に師匠に手を出すと言うならそれはまずい、本当にまずい
そうなればその貴族…いや国そのものが終わる…
話がそれてしまったがこの依頼どうやらギルドからの依頼みたいで師匠が本当にいるのか、一応貴族が狙っていたという事を伝えて欲しいとの事だった。
いや、嫌なんだけど?
なんでわざわざ地獄に行かせようとするんだよこの人は?
別に行く必要ないよね?と思ったら
つもる話もあると思うから久しぶりに会ってみたらどうかと言われたよ
ヘイルダンさんその気遣い…余計なおせっかいだよ
あなた師匠の恐ろしさ知らないでしょ?
師匠なら貴方でも普通に殴りますよ?
あの人は神すらも胸倉掴んで叩き落とした人なんですよ?
誰が好きこのんでそんな所に行こうと思うんだよ…
だが師匠の本当の恐ろしさを知っているのは俺だけ周りは是非会ってみたいとか興味津々だ。
イメラとミナスまで会いたいとか言い出すし、
そしたらヘイルダンさんが「その言葉を待ってました!」とか言ってまさかの2人のギルドカードを出してきた。
皆が驚いていると
「そんな事もあろうかと作っておきましたよ」
と言ってきた
用意周到過ぎるだろ…
この人絶対に確信犯だよ!
見てよイメラとミナスも困惑してるよ
と思ったらこれはヘイルダンさんが2人の為を思ったらしい。
エルフは元々森の中に住んでいたり自然と共に生きる種族だ。
だから時々は外に出て自然を感じてほしい、そしてギルドで薬草採取があれば外に出たついでに森の中で見つけて依頼達成すれば報酬も出るし悪いことはないと言う。
そう聞くといいが、要はランクの低い依頼をやってくれる人材が欲しかっただけなんじゃないかと思うんだが…もう深く考えるのはやめておこう。
結果、俺を含めたつばさ、リノン、ネフリティスさん、イメラとミナス系6人の大所帯で行くことになった。
はぁ~と深いため息しか出ない俺にヘイルダンさんがエレイン様がそろそろ整体を希望されてるので日程決めておいてくださいと最後に言ってきた。
後から後から色々とやることが出てくる。
何度も言うが俺の平穏な人生は一体いつ来るんだろう…
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