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第30話~え?誰?~

まさかの30話まで来ました読んでいただいてる皆様ありがとうございます。

これからも異世界に来た整体師は実は最強!?をよろしくお願いいたします!

洞窟から脱出しようやくカルムの街に戻りギルドに報告をしおえた俺達

やっと休むことが出来る

このまま商業ギルドに行ってお金を払おうかと思ったが流石に今日は疲れたし早く風呂に入ってベッドに寝たい…

やっと宿屋についてもはや顔馴染みのおかみさんに部屋を案内されて入った途端俺は真っ先にベッドに飛び込んだ。

ベッドがこんなにもふかふかで包んでくれるなんて夢にも思わなかった、翼も疲れたのか元のアライグマに戻っていた大分活躍してたからな。

風呂に入りたかったがいつの間にかそのまま瞼を閉じて深い眠りについた…


どのくらい眠っていただろう空はいつの間にか明るくなり人の声が聞こえてくる。

どうやら相当長い時間眠っていたみたいだ

翼もまだ眠っている腹出して寝ている姿はまさにおっさんだ。

俺は翼をそのままに風呂に入った数日ぶりに入った風呂は最高だ。

アイテムボックスから新しい服を出し着替え身も心もさっぱりした。

俺が風呂から出ても翼は全然起きない。

こりゃ当分起きなさそうなので翼はこのままにして俺だけでギルドに向かうことにした。

ギルドに着き中に入ると受付の人がすぐに奥に行きヘイルダンさんを連れてきた。


「アオイさんお待ちしてましたよ」

「こんにちは。すいませんさっき起きたばっかで遅くなってしまって」

「大丈夫ですよ。アオイさんが来る前にリゲル君達やタウラスさんが来て捕らわれていた時の話を聞いていましたから、」

「そうだったんですね、皆さん昨日の今日なのに大丈夫なんですか?」

「えぇ仮にも冒険者ですからねそんなに柔ではありませんよ。皆ちゃんと来て報告してこの後街の近くで依頼をすると言って行きましたよ」

「ハハハっ皆タフですね…」

「まぁその位でないと冒険者家業は務まらないですからねアオイさんも頑張ってくださいね!」

「ハハっ精進します…」


出来ればあまり冒険はしたくないけどね…

そうこうしてる間に「ここではなんだから」と、とある部屋に案内されたがそこはギルドマスターの部屋みたいで真ん中にテーブルと長イスがありどうぞと言われ腰かけた。

俺は言われるがままイスに腰かけヘイルダンさんも座りしばらくすると扉のノックがして開いたと思ったら職員の人が飲み物を持ってきてくれたようだ。

飲んでみると紅茶みたいな味でとても飲みやすいどうやらこの世界にも元の世界に近いものがあるみたいだ。


「気に入っていただけましたか?この国での人気のあるお茶なんです。」

「そうなんですね。とても美味しいです。」

「それは良かったです。ところで翼さんの方はどうしたんですか?」

「あぁ翼なら多分まだ宿屋で寝ていると思います。ここに来る時も全然起きなかったので」

「フフフっそうでしたか、余程お疲れだったのですね」

「まぁそうですね…相当頑張ってたので」

「そうですか、ところで翼さん本来はあの姿ではありませんよね?」

「え…?」


突然のヘイルダンさんの言葉に俺は固まってしまった


「あ、あの…どういう意味でしょうか?」

「隠さなくてもいいですよ?私はこれでもエルフなんです。エルフは元々魔力が豊富な分生き物の魔力の流れが分かるんです。それに200年以上生きてると人や魔物の魔力の流れが分かるんです。翼さんの場合あきらかに人の持つ魔力の流れではなかったですからね」


ヘイルダンさんは話しながら紅茶を飲んでいるが、俺は気が気ではなかった。


~どうしよう?まさかこんな所でばれるなんて…しかもギルドマスターに、

どうなるんだ俺達?この街から追い出される?いや、最悪処刑とかあり得る?

まずいまずいまずい!!何か、何かいい手を考えるんだ…~


「フフフ、そんな慌てなくて大丈夫ですよこの世界にはエルフやドワーフそれに獣人族など様々な種族がいます。翼さんみたいな種族がいてもおかしくありません。それに私の憶測ですが翼さんは元々人間で呪いかなにかで魔物になった感じがするんですがどうでしょうか?」


エルフこえぇ!ってかヘイルダンさん200年以上も生きてるのかよ!しかも大体正解だから恐ろしい…

まぁ呪いというか、どごぞやの残念猫背女神の気まぐれでああなったんだけど、


「はい…実はそんな感じです。解けない呪いみたいな感じで…あの、この事は出来るだけ…」

「勿論喋るつもりはありませんよ。街を害する様なことをしてたら話しは別ですが翼さんはそんなことなさそうですからね。ご安心ください。」


そう言ってくれて俺も安心した。


「ただくれぐれも気をつけてくださいね?そういうのを快く思わない人も少なからずいますので」

「はい、気をつけます」


そんな急な話しをした後はリゲルさん達と同じような質問をされ改めて状況を説明した。

細かいことはリゲルさんやタウラスさんから聞いていたから確認程度ですぐ終わったけど問題は魔物についてだ、オーク自体は人里に近いところに住み着いては通りがかる人間を襲うって事はよくあることだが問題はパイアの事であの魔物は知能が高くしかもAランクの魔物だけあってオークよりも強く出会っても余程の実力者でなければ倒せないらしい。

だから俺や翼だけで倒せたのが不思議だったみたいだ。


正直倒せたのもほぼ俺達のスキルがあったからだ。

「弱点感知」や「弱点必中」それに翼の「武器適応」のおかげだ。それがなかったら俺達なんかあっという間にやられてたはずだ。

だから倒したといってもホントに運が良かっただけだ。そうは思ってもそんなこと言えないけど。


「ですがあの死体を確認しても2人が倒したのは確かですし実際にパイアを倒したところも見てますからね間違いはないでしょう。あ、後報酬や魔物の買取も済んでますのでここで渡してしまいますね!」

そう言ってヘイルダンさんがアイテムボックスから何かを出してきた。一瞬ビックリしたがほとんどのエルフはアイテムボックスを持ってるらしく魔力が多い種族は大体そうらしい。

人間は魔力はそこまで高くないから稀みたいだし容量もそんな多くない人がほとんどみたいだ。

そう考えると改めて俺のアイテムボックスってかなりヤバイんじゃないだろうか…

そんなことを考えてるとヘイルダンさんが説明してくれている


「まず今回の依頼達成報酬が金貨20枚でしたが、オークにパイアまでいたので討伐報酬も含めて50枚。そしてオークの買取が皮や肉・内臓その他で9体分で金貨630枚で後パイアですねこちらは損傷が激しかった分少し落ちてしまうのですが無事なところも多いのでこちらは金貨500枚で合計1180枚ですね。この麻袋に入ってますのでご確認ください。」


…え?今なんと?1180枚?何か思ってた以上の金額なんですけど…


「あ、あのそんなに高いんですか?」

「おや?知らなかったのですか?オークは皮などが防具に使え内臓類はマジックアイテムを作る時によく使われますし何よりも肉は食用としても需要があるんですよ」

「しょ食用ですか?人間を食べてたりするのに?」

「まぁそこは弱肉強食ですから向こうが食べることがあればこっちも食べますからね」


拝啓師匠、異世界は恐いです。

弱肉強食という言葉で片づけられるこの世界のシステムが僕には適応できません…


「まぁアオイさんみたいに抵抗のある方もいますから別におかしな事ではないですよ!それとパイアですがこれはオークと同じで皮膚が防具に使えて爪なども武器やマジックアイテムに使えますほんとは牙があれば良かったのですが首がなかったですしもしあればパイアだけで金貨1000枚はいってましたね」


…うん、もはやなにも言うまいて。

これが普通なんだと受け入れなければこの世界では生きていけないんだ。

ヘイルダンさんがその後も色々説明してくれてたけど全然耳に入らなかった。

一通り説明が終わった後ヘイルダンさんが


「あ、忘れてましたがアオイさんAランクで翼さんCランクに上がりましたから」

「え?」

「昨日言ったじゃないですか、ランクが上がるって2人でオークとパイアを倒したんですから当然ですよ。それに…」


あぁどうしようまた耳に入らない…

Aランクってなんだよ勘弁してよ…しかも翼もCランクって一気に上がってるじゃん

それを察してかヘイルダンさんが


「まぁ驚くのも無理はないですね。それにランクなんて本来いくつものクエストをこなして適正か確認して上がりますから2人は特別です」


その、特別をしないでほしいんですけどこっちは…


「まぁアオイさんはこれでファングベアにパイアまで倒しましたから名実共に一流の冒険者になったわけですからこれから依頼が舞い込んでくるかもしれませんね」


それはホントに勘弁願いたいです!

整体の依頼ならまだしも冒険者の依頼は嫌です!


「ギルドカードは2人で来たときにお渡ししますので改めて来てくださいね」


正直行きたくないです…

そんな憂鬱な気分になりながら俺は冒険者ギルドを後にしたとりあえず金貨1000枚以上あって後洞窟で見つけたのを含めるとちゃんと数えてないが恐らく合わせて数千枚はある結果家を買って道具など揃えてもかなり余るいや余りすぎる

お金はないよりあった方がいいけどいきなり増えすぎだよ…

そう考えながら俺は宿屋に戻り自分の部屋に戻ると翼は起きていた。

俺の顔を見るなり

「お、おはようさん!いやぁよく寝たわ!おかげで身体もスッキリして気分も最高や!」


こっちが色々と悩んでいるのにこいつはなんてお気楽なんだよ…ハァとため息も出る

そんなことも知らずに翼は人間の姿になって風呂に入っていった。ついでに着替えも欲しいと注文して。

翼が風呂場に向かって再び1人になってこれからどうしようかと考えようと思ったら急に扉をノックする音が聞こえた。

この街ではまだ知り合いも少ないし訪ねてくる人なんていないはずなのに

誰だろう?宿屋のおかみさんかな?と思い扉を開けた。

目の前にいたのは見た目は冒険者っぽい格好の女の子だが、その顔はまだ子供っぽさが残っていて元の世界だったらアイドルグループにいそうなとても可愛らしい感じの女の子だった。

だがはっきり言えるのは俺はこんな子を知らないし、犯罪のようなことはしていない。

だから俺は確認の上で


「あ、あのどちら様で?」

「こんにちは!私冒険者をしていますリノンと申します。いきなり押しかけてすいません!あのアオイさんですか?」

「アオイは俺だけど、俺に何か用?」

「ハイ!あの、私を弟子にしてくれませんか?!」

「え?」


予想を遥かに越える思ってもみなかった言葉に俺は変な声を出してしまった。


新たなキャラクターの登場です


アオイ現在の所持金約3000枚

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