土佐の高知のはりまや橋
第二章・・・土佐の高知のはりまや橋で
土佐ぁのぉ〜高知のはりまや橋で、ぼんさん(坊さん)かんざしぃ買うを〜み〜た〜♪ヨサコーイヨサコーイ♪)
ユウサクは4才になっていた。
「りつこ姉ちゃん!もうおやつの3時まわっちゅうろ!ミックスジュース!」
「おーのぉ、なにいーゆーが!、さっきクリームソーダ飲んだんはどこの誰やったかね?」「りつこねぇちゃんのけちんぼ!!」
高知県高知市、鏡川の傍で暮らす祖母の家にひきとられ2年がたっていた。
カツオの飴の老舗である祖父(祖母の再婚相手)の商売を手伝いながら、祖母と伯母であるりつこは、喫茶店を営み交代でユウサクを可愛がり育てていた。
ユウサクといえば、やはり母がいない寂しさがあったが、それを隠し、明るくふるまい近所では「ようしゃべる子」として知らぬ者はいなかった。
祖母も伯母も仕事の傍らでユウサクの面倒をみてはいるが、行動範囲の広がったユウサクの相手はなかなかできす・・・保育園に預けてはみたものの、初日のお迎えの時に「申し訳ありません。うちではお預かりしかねます」と初日で退学処分。そんな事が二回もつづいた。
身体は華奢だが、自己主張が強く、他の子供に乱暴はするは、昼寝の時間にまったく眠らずみんなをおこしてまわり大騒ぎ・・・
5才になった時に隣町の保育園にあきが出来た。だめもとでお願してみると・・・同じように暴れてはいたが、特に問題なく過ごしていた。
・・・がそれもいっときの事、昼寝の時間に友達を起こし、「ショッカーになれ!」と、自分は机の上から仮面ライダーになりきり
「ト〜ッ!!」
ところが怖くなった友達はその場から逃げて、飛んでしまったユウサクは肩から床に墜落・・・・病院に運ばれて診察を受けると、「鎖骨骨折」
しばらくライダーキックはしなかった。
そんなユウサクは少し大きくなって(6才)近くにある都電西部デパートにいっては一人で遊んでいた。(乱暴すぎて友達がすくなかった)
お小遣いを貰ってはゲームコーナーへ、使ってはうちに帰りまた小遣いをせびる。(ユウサクの金遣いの荒さはこの頃培われていたのかもしれない。)
祖母は特に彼を愛したが、やはり一番恋しい時期に母が傍にいないのはさびしく、近所の神社にいって狛犬の裏に座っては一人で泣いた。
ある日ユウサクは浮かれていた。明日はイモ掘り遠足。{母が来る}前々から約束していた。その日がくるのを毎日いまかいまかと指折り数えていた。
しかし母は来なかった。
台風が近づいていて帰るめどが立たなかったからである。しかしユウサクにそれが理解できる筈もなく・・・叔母のりつこが「ねえちゃんが一緒にいくきね!」と一生懸命なだめるが・・・「ねえちゃんはお母さんとは違うき!もう僕保育園もいかん」
泣いて動かず、結局遠足を欠席した。
祖母が自転車を買ってくれた。
補助輪のついてないタイプの自転車で、一時間くらいでのれるようになり・・・嬉しさのあまり普段通らない場所まで走ってしまった。一生懸命もときた道を探すが見つからない。ひとりで泣いている所を米屋の主人が保護し交番に連れていく。・・・とそこには、心配でいてもたってもいられずに探しにきていたりつこがいた。
「どこに、いっちょったが?おばあも心配しちゅうろ、」
安心したユウサクは叔母に抱き付き泣いた。
続く
いくつかストックがありますので、まだ何話かは投稿出来そうです。




