表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

第一話 痛みとともに思い出す

はじめまして。この小説を見つけて頂きありがとうございます!

異世界×美容の物語を書いてみました。

初心者なので、温かい目で見ていただけたら嬉しいです。

 わたくしの名は、ミレーヌ・フォン・アルステア。

 アルステア公爵家のひとり娘として、十の歳を迎えた。


 鏡の中に映るのは、金色の髪と青い瞳を持つ美しい少女。

 ……のはずなのに、顔色はさえず、全身がじんじんと痛む。


 「お嬢様、これが最新式の“美容術”でございます」

 侍女のマリーはにっこり笑った。


 ――美容術。

 この国の貴族の間で流行り始めたばかりらしい。

 顔を整え、肌を滑らかにするという、いわば“施術”。


 ただし問題は、とにかく痛い。


 「んっ……マリー、これ本当に効くの……?」

 「はい、お嬢様。お痛みの分だけ、美しくなられます」


 ――そんなこと、ある?


 熱い石で押される頬。

 香油と薬草の刺激で目がチカチカする。

 息を詰めたその瞬間、脳裏に閃光が走った。


 “あ……この感覚、知ってる。”


 オイルの香り、タオルの重み、肌の温度の確かめ方。

 どれもかつて、私が施していたものだ。


 そして押し寄せてきた記憶。


 現代日本。

 二十八歳。

 職業、エステティシャン。

 若くして“美神”と呼ばれた手。

 お客様に触れるときの角度。

 会話の間の取り方。

 「綺麗になりたい」という想いに応えた日々。

 恋を知らずとも、美を信じた日々。


 全部、全部、私の記憶だ。


 「うそ……私、転生してる?」


 口から漏れた言葉に、マリーがぎょっと目を見開く。

 けれどもう、そんなことはどうでもいい。


 思い出してしまったのだ

“美を磨くこと”の本当の意味を。


 この世界の美容が、ただの拷問のような「美容術」で終わるなんて、もったいなさすぎる。


 「マリー、美しくなるにはこんなやり方じゃだめ!」

 「お嬢様……?」

 「次は、私がやってみる番よ」


 こうして、公爵令嬢ミレーヌ・フォン・アルステアは決意した。

 痛みではなく、癒しで人を美しくする新しい「美の魔法」を、この異世界で広めることを――。

読んで頂きありがとうございます!

ミレーヌの美の旅は、まだ始まったばかりです。

次回もぜひお付き合いください★

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ