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不生不滅の蓮華姫〜神仏から力を借りて斬って見せます悪縁を!自らの未来を代償に可憐な少女があなたの心のスキマで戦います!  作者: 慈孝
設定資料集

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20/26

不生不滅の蓮華姫・第一章 設定資料集

第一章が無事に完結しました。

ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。


本話は《設定資料集》として、

物語の根幹となる世界観・鏡システム・悪縁鬼の仕組み、

そして蓮華姫の戦闘構造をまとめた内容になります。


「蓮華姫はどう戦っているのか?」

「鏡って何? 念鬼って何が危険なの?」

「縁とは、そもそも何なのか?」


──そんな疑問を整理できる“公式ガイド”のような位置づけです。


この資料を読むことで、

第二章以降の蓮華姫たちの戦いがより深く楽しめるようになります。


※設定資料のため、物語本編の進行はありません。


不生不滅の蓮華姫 ― 第一章 設定資料集



※本話は第一章完結記念の《設定資料集》です。

 世界観・戦闘システムのまとめであり、

 本編の物語ではありません。


《世界観・鏡システム・悪縁鬼・戦闘フロー》


1. 心界しんかい――精神の内側に広がるもう一つの世界

人の意識の深層に存在する精神世界。


強い記憶・感情・トラウマ・願望が、

そのまま “風景” として形になる。

思い入れの強い場所ほど濃く再現される



心の乱れが強いほどゆがむ



外部からの侵入は通常不可能



この領域に侵入できるのは、

悪縁鬼と蓮華姫だけである。


2. 悪縁鬼あくえんき――負の念に宿る異形

精神主(心の持ち主)の 負の念 に反応し、

こころのスキマに侵入する存在。


● 特徴

精神主の恐怖を利用して“最悪の未来”を構築



正体・目的は作中未判明



複数の悪縁鬼が存在



一体ごとにテーマ(恐怖・嫉妬・絶望など)が異なる



作中で蓮華姫に説明されている仮説は

**「集めた縁エネルギーで大災厄を起こす」**こと。

(裏設定:

本当の目的は“現世消滅を止めるための力の蓄積”。

慈孝だけが知る。)


3. 並行世界(最悪の未来)

悪縁鬼が作り出す、精神主にとって最悪の結末を迎える未来像。

これは“運命”ではなく、悪縁鬼が意図的に作った“偽の未来”。

死、破滅、裏切り、孤独など



精神主の負の感情が素材



景色は過去の記憶やトラウマが元になる



ゆっくり現実に侵食していく




4. 鏡――現実世界と最悪の未来をつなぐ入口

並行世界が現実世界に接続されると、

特定の場所に 「鏡」 が出現する。


● 鏡が現れる場所

精神主が強い思い入れを持つ場所

(例:教室、海岸、病室、駅など)。


● 役割

並行世界への入口



現実世界への“侵食ゲート”



悪縁鬼の計画を安定させる支柱



鏡を破壊できれば並行世界は消滅する。

ただし、そのためには大きな条件がある。


5. 念鬼ねんき――負の念から生まれる侵攻兵


悪縁鬼が精神主の負の感情をさらに

濃縮して生成する戦闘生物。


● 念鬼の役割

鏡に向けて侵攻(目的は鏡に触れて閉じること)



鏡を守る



分体(小型念鬼)を大量に作る



● 出現場所

心界の最深部(精神の端)から現れ、鏡へ向けて進軍する。


6. 相互不壊システム(鏡と念鬼の相互守護)

戦いの要であり、蓮華姫最大の障壁。


✔ 鏡は、念鬼が存在する限り割れない。

念鬼が“防衛膜”として機能する。


✔ 念鬼は、鏡が存在する限り不死身。

核を破壊しても再生する。

つまり蓮華姫は――

念鬼の排除 → 鏡の破壊

という2段階突破が絶対条件となる。


7. 敗北条件:念鬼が鏡に触れる

念鬼が鏡に触れた瞬間、以下が連鎖的に確定する。


①鏡が閉じる

二度と割れなくなり、蓮華姫は介入不能。


②並行世界が現実に置き換わる

悪縁鬼が作った未来が“本物”の未来となる。


③ 精神主が破滅

本来の運命ではない“強制的な死・破滅”へ落ちる。


④未来が消える=縁が余剰エネルギー化

最悪の未来で固定されたため、

精神主が本来未来で結ぶはずだった可能性

(縁)が全部“行き場を失う”。


出会うはずだった相手



生み出すはずだった縁



助けるはずだった命



未来の全可能性



これらが すべて創造エネルギーに転化する。


⑤ 悪縁鬼がそのエネルギーを回収

これが悪縁鬼の目的。

理由は現時点では不明(※慈孝のみが裏を知る)。



8. 蓮華姫の戦闘フロー(完全版)


■ STEP 1:異変発生

負の念が高まり、悪縁鬼が心界へ侵入。


■ STEP 2:最悪の未来(並行世界)構築

精神主の恐怖・トラウマを材料に悪縁鬼が世界を生成。


■ STEP 3:鏡が現実世界に出現

並行世界と現実が接続される。


■ STEP 4:念鬼が生成・侵攻

心界の端から鏡に向かって進み、蓮華姫を妨害。


■ STEP 5:蓮華姫の出撃

虚空竜宮寺から精神世界へ転送。

加護神仏と同調し変身。


■ STEP 6:相互不壊の突破戦

念鬼がいる限り鏡は割れない

鏡がある限り念鬼は不死身

=蓮華姫は念鬼排除のための特殊戦術を使う必要がある。


■ STEP 7:念鬼全排除 → 鏡弱体化

この一瞬だけ鏡が破壊可能になる。


■ STEP 8:鏡破壊

並行世界が消滅し、精神主が救われる。

蓮華姫は浄化の言葉を告げる。

「――輪廻に還れ。」


■ STEP 9:敗北の場合

念鬼が鏡に触れる →

最悪の未来確定 →

未来の縁がエネルギー化 →

悪縁鬼に回収 →

蓮華姫敗北



9. えんとは ― 世界の根源エネルギー

生命力ではなく、

“未来を生み出す力”そのもの。

出会いを生み



行動を起こし



世界を動かす



奇跡を起こす



縁が失われるということは、

“未来を失う”ということ。

悪縁鬼が狙うのはこの縁のエネルギー。


【鏡・念鬼・悪縁鬼の図解】


1.悪縁鬼が心界へ侵入

  ↓

2.精神主の“最悪の未来(並行世界)”を構築

  ↓

3.現実世界に「鏡」が出現

  ↓

4.鏡に向かって進む「念鬼」が生成される

  ↓

【相互不壊システム】

・鏡がある限り → 念鬼は不死身

・念鬼がいる限り → 鏡は割れない

  ↓

5.念鬼が鏡に触れると…

  → 鏡が閉じる

  → 最悪の未来が現実に書き換わる

  → 精神主の未来の縁がすべてエネルギー化

  → 悪縁鬼が奪う(敗北)

  ↓

6.蓮華姫の勝利条件

  ・念鬼完全排除

  ・鏡破壊


蓮華姫システム ― 変身 / 同調 / 戦闘 / 帰還の仕組み


1. 蓮華姫とは ― “縁を守る者”

蓮華姫れんげひめは、

悪縁鬼から精神主を救い、“未来の縁”を守るために選ばれた存在。


精神主の“破滅の未来”を回避し、

縁の流れを正常に戻す役割を持つ。


✔ 選ばれる条件

作中では以下のようなキャラが蓮華姫に選ばれる:

心に“強く燃える想い”を持つ



生きようとする意志が強い



誰かを救いたいと願う



自身の縁を代償にしても行動できる資質がある



“縁の光”を内に秘めている



蓮華姫は勇者でも選ばれし子でもなく、

縁を繋ぐ意志そのものが選定基準となる。


2. 変身(覚醒)――加護神仏との“同調”

蓮華姫は、

虚空竜宮寺から精神世界へ転送されると同時に変身を開始する。

変身は以下の順序で進む:

精神界転送

   ↓

縁の光を媒介に神仏が反応

   ↓

神仏との“同調”開始

   ↓

同調率の上昇

   ↓

光背こうはい展開

   ↓

武具生成

   ↓

蓮華姫として覚醒(変身完了)



■ 【同調シンクロとは】

神仏の力を人間の器に合わせて“同期させる”作業。

同調率が高いほど強い力を扱えるが、代償も大きい。


✔ 同調率の影響


同調率

影響

低い

光背が薄い、武具不安定、疲労早い

中間

能力安定、戦闘が本格化

高い

奥義解放、神仏の人格が表面化

過剰

神仏に人格を侵食される危険


円城あかりは、光が強すぎて神仏側に“感情が宿る”例外型。

(例:不動明王が軽口を言う → あかりの心から影響)


3. 武具の生成 ― 心界に応じて“形が変わる”

蓮華姫の武具は、

神仏の象徴 × 精神主の心象 × 蓮華姫本人の縁の光

が組み合わさって生成される。


例)

不動明王 → 炎王覇斬剣(倶利伽羅の炎)



文殊 → 智機蓮杖(法輪と知恵を宿した狙撃銃)



観音 → 千手光臂(光の腕群)



地蔵 → 浄光珠(魂の安定)



武具は“縁のエネルギー”で維持される。


4. 戦闘 ― 縁の力で精神世界を操作する戦い

精神世界では

物理法則よりも、縁と心象が優先される。

蓮華姫の攻撃は、

真言



光背能力



武具の属性



心象パワー



同調率



によって威力・範囲が変わる。


■ 【戦闘で使う力:縁(EN)】


蓮華姫は攻撃・防御・移動のすべてで

“縁の力” を消費する。


✔ ENを使うと強くなる

→ 同調率上昇

→ 奥義解放

→ 鏡への干渉力アップ


✔ ENを使いすぎると

→ 現実の縁が薄くなり

→ 記憶の喪失、孤立、心の疲弊

→ やがて“縁切れ”のリスクが高まる


この 縁の代償 が、蓮華姫として戦う最大のリスク。


5. 相互不壊の突破 ― 蓮華姫の最大任務


戦闘は必ず以下の攻略構造になる:

念鬼がいる限り → 鏡は割れない

鏡がある限り → 念鬼は不死身


この二重ロックを破り、

念鬼排除 → 鏡破壊 へ進む。


蓮華姫の戦闘は

“力押しのバトル”ではなく

パズルタイプの戦闘 といえる。


6. 帰還 ― 光背が消え、神仏との同調がほどける

鏡を破壊し、並行世界が消滅すると

蓮華姫は強制的に帰還フェーズへ入る。


鏡破壊(任務完了)

   ↓

並行世界が光粒化して消滅

   ↓

神仏の力が薄れる(同調率が低下)

   ↓

光背消失

   ↓

武具消滅

   ↓

蓮華姫の衣装解除

   ↓

虚空竜宮寺へ帰還


✔ 帰還後の特徴

しばしば“縁疲労”が残る



精神的な消耗が強く、眠り込むことも



慈孝や他の蓮華姫が支える描写が可能



7. 蓮華姫システムまとめ(図説)

【異変】

精神主の負の念が発火

【召喚】

虚空竜宮寺が蓮華姫を転送

【変身】

神仏との同調 → 光背展開 → 武具生成

【戦闘】

念鬼排除 → 鏡弱体化 → 鏡破壊

【救済】

精神主の未来(縁)が救われる

【帰還】

同調解消 → 現実へ



ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


第一章で登場した敵・鏡・念鬼・心界の仕組みは、

第二章以降でも重要な要素として繰り返し関わってきます。


特に蓮華姫の「同調」「縁の代償」「鏡の破壊条件」は、

物語の運命を左右する鍵となります。


今後はキャラクター別の設定資料や、

第二章の物語を順次公開していく予定です。


もし本作を気に入っていただけたら、

ブックマークや下部の★評価をいただけると励みになります。

応援が次の章を書く大きな力になります。


これからも 不生不滅の蓮華姫 をよろしくお願いいたします。


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