表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風の家紋(かぜのかもん)—僕が日本へ向かうまで—  作者: 和泉發仙


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

274/276

第200話「二つの道を結ぶ」

再び日本へ


 アメリカで家族との再会を果たしたユウタは、仲間たちと共にもう一度海を渡った。

 到着したのは日本――彼のルーツの地。

 「帰ってきた……いや、“戻ってきた”って言うべきなんかな」

 ユウタは空港に降り立ち、胸の奥が熱くなるのを感じた。


 ミナが肩を叩く。

 「ほら、あんたの物語はここからやろ」

 ジェイデンは静かに頷き、サラは柔らかく微笑んだ。



祖先の地を辿る


 ユウタは親戚と出会い、古い家の土間に足を踏み入れた。

 壁に掛けられた古びた写真。そこに写っていたのは、若き日の曾祖父。

 「この人が……俺をここへ導いたんやな」


 親戚の老人は語った。

 「彼は戦争を越え、異国へ渡った。けれど日本を忘れたことはなかった。君が来てくれて、きっと喜んでいる」

 ユウタは深く頭を下げ、胸に刻んだ。



アメリカと日本をつなぐ思い


 港町の堤防に立ち、ユウタは波を眺めながら仲間に言った。

 「俺はアメリカ人で、日本人の血を引いとる。最初はどっちつかずで迷ってばっかやった。けど今は思う……“二つの国をつなぐ道”になりたいんや」


 サラは頷き、静かに言った。

 「That’s true gift of travel. To be bridge.」

 ミナは笑って肩を叩いた。

 「ええやん!あんたならできる」

 ジェイデンも短く言った。

 「World needs bridges, not walls.」



最後の夜


 旅の仲間たちは囲炉裏を囲み、笑い合い、語り合った。

 「道は終わったんか?」

 カズヤが問うと、ユウタは首を横に振った。

 「いや、ここが始まりや。俺らの旅は、これからも続くんや」



ノアのノート

•Step Two Hundred: Conclusion.

•「川も砂漠も海も越えて、たどり着いたのは“人を結ぶ道”。それは一つではなく、いくつも重なり、未来へと続いていた。」



→ 次は 第201話(エピローグ1)。

•日本とアメリカの交流が芽生えるシーン(文化を伝える、家族や友人同士の絆)

•ユウタの“橋渡し”としての役割が形になる


そして最終話 第202話(エピローグ2) で静かな余韻、次世代へ託す締めを描きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ