1.重い腰を上げるキッカケ
『ダイエット』
この字面を見ない時代は無いと思う。
テレビで、雑誌で、ブログで、SNSで、ネット広告で。
一日たったの五分、一粒わずか数十円、一回今なら数百円。
サプリにドリンク、ウエアに器具と、方法も費用も様々で、手軽な感じからガッツリなマジモードまで把握知れ切れないバリエーションが存在する。
ぶっちゃけ、かろうじて標準な時代はあれど、大人になってからは基本的にちょいぽっちゃりから豊満と成長期と違って終わりの見えない増量ぶり。
何度かダイエットを試みつつ、挫折を繰り返して来た過去。
忙しいから、お金が無いから、太ってても検査で異常は無いし、別に病気じゃないし。
一回だけ、週三回ペースで飲み会を続けた時期に、急激な体重増加で膝にきたことがある。
流石にマズいと一食置き換えとウォーキングで約半年、11キロの減量に成功した。
よし、コレでもう増やさないようにしようと心に決めた!
ハズだったけど、酒も食べ物もおいしいのが悪い。
ジワジワと増え続けて、見ないフリ、気づかないフリをしながら自分を甘やかし続け、結婚と、その後二回の妊娠と出産、そのままワンオペ子育てに追われて十五年。
その昔、膝が痛くなったなとヤバさを感じた体重をはるかに超えて、二十歳に比べて約二十五キロの増量。
身長はやや縮むくらいなのに、ここまで増えるものかと自分でも驚く。
年齢もアラフィフへと突入し、毎年の健康診断でも数値がジワリと基準から外れてくる。
高齢出産なので子どもはまだ小中学生、同級生には孫もいる世代だけど、年だからと甘えている場合ではない。
良いのか悪いのか、食べることが大好きな両親なので、子供らもたくさん食べるようになった。
割と頑丈な方だと思うけど、特に息子は食べることが好き過ぎて体重増加スピードは半端ない。
部活を引退してからは狭いマンション暮らしで運動量も確保できず、かといって一緒に外遊びするような友達がいるわけでもく、たまに散歩や卓球するくらいでは焼け石に水。
金も時間も余裕は無いが、何もかけずに結果を望むのも厚かましいだろう。
で、目についたのが近所のジム。
中学生から、会員になれるらしい。
話してみると、息子も食いつく。
正直、二人分の月会費を捻出するのは厳しい。
が、春になれば高校で部活をやりたいと言っているので、半年限定で勝負してみようじゃないか。
と、気合を入れて、息子と二人で入会手続きをしてきた。
目標、息子:マイナス15キロ、母:マイナス10キロ。
頑張るぞ!
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