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ユヅキの見解
初めの印象は「普通の新人」だった。
——オルディナツィオ歴史上最難関の試験を突破した新人——
そう会長から聞かされていた。
少しだけ、どんな人物なのか興味があった。だが、実際に出会うと感じたのは「普通」だ。
何か容姿が、ルナのようにツノが生えているわけでもなく、性格がソラキのように明るいわけでもなく、マイのように特異体質でもない。
反応も皆が思う普通と同じ反応。
———けれど、特別なところが一つもない、と言うわけでもなかった。
技自体はありふれた、というと少し変だがムンドゥスの中で誰か1人は同じ技を持ってそうだった。だが、その技を使った武器は最難関試験を突破した香にしかできないような武器だった。
他にも、合同任務で初めて1人でモンストゥルムを倒したり、ソラキと偽装婚約をしたりと、普通じゃあり得ない行動もあった。
彼女のどこが普通なのかは具体的に言うことはできない。
彼女の性格あってこそのあの行動で、彼女の技があってこそのあの武器で、彼女の力があってこそのあの異動部隊である。
どこも普通ではないのに、「普通」と思わせる。
これは、俺の勝手な『見解』だが、香日菜は香日菜だからこそ異動部隊を任されたんだろう。




