14話魔族の少年が可愛すぎる
「着いたけど、どこに居るの?」
「森の最深部らしいから、転移魔法よろしく、フィーナ。」
ボクが質問すると、転移よろしくと言われた。
え?こんなところで魔力使うの?
ま、いっか。
「転移」
ボクたちは黒のオオカミ耳の黒髪紫目の獣人魔族の少年の目の前に転移した。
「わわ!お前ら誰だっ!?」
驚きすぎて後ろの木に頭をぶつけた魔族の少年。
痛そうに頭を抱えている。
大丈夫かなぁ?
今の魔王は、平和を望んでるっていうか、人間に干渉してこないからあの少年の痛み、治してあげようかな。
「治してあげようか?」
ボクがしゃがみこんで魔族の少年に聞くと、魔族の少年は頭を縦にブンブン振って言った。
「治してくれ、、です。」と。
じゃ、治すか。
「月の治癒術」
そして治癒の光が少年に吸い込まれると、少年は立ち上がってお礼を言う。
「礼を言う、、です。おれさまは魔王様である、ギルベルト=デスマオ様直属の四天王、バルだ、、です。敬語使い慣れてないんだ、、です。」
へぇ。そうなんだ。敬語外してもらって全然いいけど、こっちの方が可愛いから別にいっか。
「バルか。いい名前だね。ボクはフィーナ。で、こっちの無表情がリンベルトだよ、よろしく。」
「よろしく、です。フィーナ、リンベルト。」
律儀にお辞儀するバル。もぅ、ほんと可愛い!抱き締めたい!
「抱き締めるのはダメだぞ、、です。」
そっか、、。まぁいいや。
「ユニサスはどこかな?バル。」
「あっち。ちょっと暴走させちゃった、、です。」
じゃあ、止めてくるか。
「じゃあボクとこの無表情のお兄ちゃんで鎮めてくるから待ってて。」
そう言い、ボクはリンの腕を引っ張ってユニサスのところへ向かったのだ。




