知恵と技術と情報戦 2
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先生はなかなか戻ってこない。自由時間ということだろうか。それともコーヒー片手にリラックスでもしているのではないだろうか。
僕? 僕は教室の隅の方の席で放心してますよー。疲れた。とにかく疲れた。この一週間いろいろなことがありすぎた。藤原さんとバトルしたのがちょうど一週間前。次の日にはミサに呼び出され、その次の日には東葛支部からのラブコール。マジで心臓に悪かった。そしてそれから五日間ぶっ続けで先生のありがたいお話を聞かされた。気づいた頃には金曜日というわけだ。
「ウチらのクラスから代表二人出たし、パーティーしない?」
意味がわからない。これが本当のパリピというものなのだろう。少なくとも僕はこのテンションにはついていけない。主役はそっちのけで計画は進んでいく。帰りたい。そしてこの週末くらいは休みたい。というかむしろ休ませて。このままだと過労死する。ジョーク抜きで体が限界を迎える。だから勇気を出してこう言った。
「藤原さんに負けないくらい強くなるためにトレーニングしないとだから、それには参加できないかも。」
これで良かったのだろうか。言ってから後悔する。だが、意外なことに、その意見はクラスメイト達を納得させられるものであった。
「彼女さんには負けていられないよな。」
いつからそういう関係に……? あぁ、あのときのアレを告白と勘違いされたままだったのか。僕的にはそのままでも構わないが、藤原さんがどう思うかという部分が重要である。そう考えた僕は、彼女がいる場所に目を向ける。適切な表現が浮かばないから見たままを表現すると、耳まで赤くして固まっていた。今すぐ謝りたい。
そう思い、席を立とうとした瞬間に教室のドアが開き、先生が入ってくる。ナイスタイミングです、先生。もうちょっと早く来て欲しかったけど。
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