11/11
十一話 ギルティ炭酸
「はいね、修学旅行の班を決めるんだけども。」
生徒から歓喜が沸き上がる。
「男女班別な。」
「・・・は?青春って知ってる?」
「知らん。」
「ていうかなんで別々なん?」
「お前等は不純異性交遊しそうだから。」
「偏見?」
「偏見。」
「はぁ!お前、カップルを引き裂くのか!」
「それはリア僕どもだろ。」
「はあ?むさ苦しい男共と修学旅行なんて・・・甘美なやつ入れろよ。」
「お前も男では?」
沈黙・・・の魔女。
「アバダケダブラ!」
「「か」「く」「し」「ご」「と」」
「おい!お前裏切ったな!」
「違う!あれは事故だ!」
教室は争いにまみれた。怒号が飛び交い、一言でいうと地獄だ。
「で、どうすんの?」
「男子六人だろ?」
聡介と蓮はため息をつく。
「おい、ナンパすんぞ。」
聡介は高らかに宣言する。
「よっしゃ。誰狙う?」
「女子生徒Ⅽでいいだろ。」
「性格わりいな。」
二人は袖をまくり上げた。




