↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラックスペル  作者: ゆっくりペルソーニュ yajya
一章 終焉への導き
PR
2/7

一章 終焉への導き 第二話 いなくなった友達

アルのことを覚えている友達がいるのか確かめるために村へ行くアル、

アルを待ち受ける過酷な運命、

頼れる人はイアだけ。

第二話 いなくなった友達


 私には今は何も無い、頼れる人も今こうしていてくれるイアだけだ。だが一つ分かった事がある、私はどうやら黒魔術師を潰さないといけないらしい、そこで私は記憶が消されているので情報を集めるために村へ行くことにした。

 イアに地図を貰ったのでそれを頼りに村へと向かうことにした、地図を見ながら歩いていくと柵で囲まれた村らしきものが見えてきた、少し降りて行くと門があったのでその前まで行った、すると門番にこう言われた。

「お前は誰だ、見ない顔だな。」

と、私は一週間に二回はこの村に来ていたらしい、だが憶えてられてないようなので名前を言ってみた。

「アルです、覚えていませんか。」

「アル、聴いたことがない名前だな、それに覚えてるも何もここに来るのは初めてだろ。」

そう返された、おかしい、私は一週間に二回はこの村に来ていたはずなのになんで覚えてくれていない、私だけの記憶が消えた、それは分かるが、村の人たちが私のことを覚えていない理由が分からない、だが私は目的があってこの村に来た、だから私はここに来た目的を話そうと思った。

「私は記憶が消されているのでこの村でなにか聞くことが出来ないかと思ってこの村に来ました。」

門番は少し困った表情を見せたがすぐにこう言われた。

「分かった、それなら入ってもいいぞ、ただし曖昧なことご多くて信用出来ない、だから見張りをつけさせてもらう、それでもいいか。」

どうやら本当に記憶が無いか判断出来ないし、門番も私のことを覚えていないようだ、そう考えると見張りをつけるというのはありえない話ではない。

「わかりました、それでもいいです。」

「見張りをしてくれるものを連れてくる、少し待っていろ。」

イアから聞いた話だが村には何人か私の友達がいるらしい、だから私はその友達に話を聞きに来たというわけだ、私かどういう人物で何故黒魔術師を憎んでいたのか。そう考えていた時門番が誰かを連れて戻ってきた、さっきの話からすると見張りだろう。

「私はあなたの見張りをすることになったハリーです、あなたがこの村を傷つけようとしたり村人を襲ったりしないように見張らせて頂きます。」

私は村人を襲う気なんてないし村を壊したりもしない、それにこんな女の子がそんなことをする人を止められるとは思わない、だが私はこう返した。

「分かった、それじゃあ見張ってもらおう。」

おそらくこれで信用されれば次からこの村に入りやすくなるだろう。

「あなたはなぜこの村に来たのですか。」

そうハリーに聞かれた、門番に私がここに来た理由を聞いてないそうだ。

「私は記憶が無い、だからこの村にいる友達に話を聞こうとをもってこの村に来た。」

私はこう説明した、するとハリーは驚いた表情でこう言った。

「あんたまさか 【記憶喰らいの魔術師】にやられたのか、道理で黒魔術師の匂いがするわけだ。」

私はそんな匂いを感じない、自分の匂いは自分では分からない、そういう事なんだろう。そしてハリーはこう続けた。

「 【記憶喰らいの魔術師】に記憶を食べられるとそいつの事をみんなが忘れると言われている、だがたまにその人のことを覚えている者がいる、友達がそのたまにしかいないあんたのことを覚えているものならいいけどな。」

と、そうなるとイアが私のことを覚えてくれていたのは珍しいことになる。

「だから門番も私のことを覚えていなかったのか。」

「まあ大体の人は忘れてしまうからな、そしてあんたに関係する一部の者も消えていると思う、先にその確認をした方がいいと思う、もし今まで住んでいた場所とかを書いているものが消えていると遅くなると厄介だからこの村で確認して行ったほうがいいと思う。」

ハリーはこう言った、もし住んでいた所の記録が消えているなら私の家がないということになる。だから私はハリーにそういった記録を扱っている役所の場所を教えて貰った。

 四五分歩いた所に役所はあった、かなり大きい建物だ。

「ここが役所だ、ついて行って私が説明するからあんたは大人しく座っててくれ。」

そう言われて中に入って行った。

「どういったご用件でこられたのでしょうか。」

役所の中の人に聞かれる、ハリーが答える。

「こいつの住んでいる場所の記録が残っているのか知りたい。」

「そういうことであればあちらでお待ちください。」

そう言って奥の方の椅子を指でさしている。

 椅子に座ってからかなり時間が経ったころ。

「アルさんとハリーさんですね、どうぞ中にお入りください。」

背の高いトカゲにそう言われたので中に入っていく、かなり広い。

「どうぞ椅子におかけください。」

トカゲにそう言われた、どうやら人間以外の種族も住んでいるようだ、イアからそんなことは聞かされていないので驚いた。

「今回はアルさんの住んでいる場所の記録、個人情報に関してのことできたんですよね。」

ハリーが答える。

「ああ、どうやら 【記憶喰らいの魔術師】に記憶を食べられたそうだ。」

「なるほど、それで個人情報が消えていないかを見に来たというわけですね、分かりました、では調べるので少し待ってください。」

そう言って分厚い本を持ってきてすごいスピードでページをめくっていく。

「ありました、個人情報は消えていません、良かったですね。」

そう言われた、私の住んでいる場所の記録が消えていなくてよかった。

「ありがとうございました。」

トカゲが言う。

「いえいえ、これが私の仕事ですから。」

 役所から出て友達の家に行くことにした、イアが友達の家の場所も地図に書いてくれている、まず一番近いバズの家に行くことにした。バズの家のドアを叩くが出てこない、出かけているのだろう。仕方なくここから近いエミリーの家に行く事にした。

 エミリーの家に付いたが静かだ、ドアを叩いてみる、バズの時と同じだ、出てこない、エミリーも出掛けているようだ。仕方なくここから近いヒロの家に行くことにした。

 ヒロの家に付いた、これで最後だ。ドアを叩いてみる、誰か出てきた。

「はい、何でしょう。」

「アルです、僕のことを覚えてませんか。」

ヒロからこう帰ってきた。

「アル、聞いたことのない名前だな、一応お前のことを知っている者がいないか聞いてみるよ。」

そう言ってヒロは家の中に入っていった、ヒロも私のことを覚えていないらしい、このままだと私のことを覚えているのはイアだけだ。そう考えていたらドアがあいてヒロが出てきた。

「悪い、お前のことを知っている人は誰もいない。」

「そうか、すまない。」

どうやらもう私のことを覚えているのは本当にイアだけのようだ。

 私は家に帰った。イアが出迎えてくれていた。

「どうだった。」

「みんな忘れていたよ、でも個人情報は消えていなかったよ。」

イアは落ち込んだ様子でこう一言いった。

「そう。」

もう私はこれからどうしたらいいか分からない、記憶が消され、友達からも忘れられた、もうどうにも出来ないのか、そう思った時だった、イアがこう言った。

「女王さまが死んでそれを継ぐ人たちも死んでからいなくなった人がいたの、その人の名はアラン・ガリガットよ。」

もちろん私がそんな人を覚えているわけがない、だが何故か名前を聞いて懐かしいと思えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。