↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過去も異世界も含めればこんな人たちがいた!……きっと  作者: 夕暮れの家


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
32/46

日常はミステリー小説のようにいかない

「私のプリンを食べた犯人がわかりました!お父さん貴方です!」


「「な、なんだってー」」


「お兄ちゃん友香私のプリンが並んでいて、一番右の私のプリンが無惨にも食べられました。これは家族で唯一右利きのお父さんの犯行です!」


「私はやっていない!」


 青ざめる犯人に妹と兄の言葉が刺さる。


「お父さんサイテー」

「それは酷いな」


 勝ち誇る私にお母さんがいった。


「お父さんにはアリバイがあるわ。お父さん会社にいたでしょ」


「そ、そうだ!私にはアリバイがある!」


 むむむっ、迷宮入りかと思ったとき私にはビビッと来た。


「犯人はお母さん貴女です!」


 指差しポーズを決めながらドヤ顔をする。


「あら?どうしてかしら」


「お母さんは食いしん坊だからです!私は知っています。お母さんがいつもご飯をおかわりしていることを!食い意地が張ったお母さんが犯人です!」


 犯人は顔を赤らめて供述した。


「皆がおかわりしないから食事が余るから食べているんです!」


 むむむっ、迷宮入りかと思ったそのとき……。


「お姉ちゃんまだまだだね。私にはわかったよ。台所に残っているこの青のスプーンは翔太兄の!つまり犯人はお兄ちゃん!」


 完璧な推理である。これで事件解決と思ったが……。


「なぜわかった!とでも言うと思ったかね探偵諸君。犯人は俺に罪をなすりつけようと敢えて青のスプーンを使った。そしてそれを指摘し、俺を犯人だと言った……妹の友香お前だ!」


 むむむ、お兄ちゃんも完璧な推理だ。


「お兄ちゃんでしょ!」


「いーや、友香だね!」


 醜い言い争いを繰り広げる二人にお母さんがキレた!


「お兄ちゃんが由美にプリンをあげなさい!お兄ちゃんは今度多めに買ってくるから」


「なんで俺が!」


「お兄ちゃんでしょ!」


 こうして私はプリンを二つ食べることに成功した。


 これが完全犯罪である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。