ゆず・バター・ハッピー
「仕事が忙しい」なんて常套句だとお思いでしょうが、処理中に新規困難事例、の上に新規困難事例、の上に休眠中案件が、ひょっこり目を覚まして噛み付いてくると、脳みそも麻痺するってもんです。
最近は駅まで往復一時間かけて歩き、電車通勤しています。最寄駅までのバス代が出ないというね、なんというか、ショボすぎて笑っちゃって、可愛いから許しちゃう職場です。いかん指を動かせば愚痴しかフリック入力されませんな。
そんな状態で飲むウォッカ・ロックは一服の清涼剤です。
日中のあれやこれやを消毒してくれる、肝臓は「やめて〜」と悲鳴をあげますが、精神は「ヒャッハー!」と砂漠を爆走します。
最近嫁の友達が送ってくれた、大分の粒柚子胡椒をつまみにのんでます。しょっぱ辛い一粒に少量のウォッカが甘く癒し、余韻を楽しんでいると、子供の食べ残したハッピーターンが目につきました。
早速ハッピーターンの上に粒柚子胡椒をつけて食べると、なんという事でしょう? 青唐辛子の辛味成分がグッとマイルドに。
柚子胡椒ハッピーな所に、ウォッカを含めば、ゆずウォッカハッピーに。進化した味わいを堪能しつつ、氷をステアする「カラカラ」が頭熱を冷ます夜。
ヒラメキました。ここにクリームチーズを乗せれば「僕の考えた最強のオツマミ」ができるのではないか?
しかし、無情にも、クリームチーズなど家にありません。代わりに冷蔵庫で見つけたのは「カルピス株式会社特撰バター」
早速自作したナイフで切り分け、ハッピー・バター・粒柚子胡椒を作ってひと齧り。美味し濃し、ウォッカを……のところで、飲み干したグラスがカラン……いやいやいや、もう一杯、でしょ。




