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誤字脱字へんなとこあったらお願いします

リリス村、東側の村外れにある森にある治療所。


 小夜は運ばれてきた軍人、探索者の治療をしている。怪我人多くは、爆発物の破片が身体に突き刺さっていたり、トラバサミに足を挟まれ、木の杭が足を貫いていたりしていた。


「薬と止血帯、アルコールも足りない!


 お湯も沸かしてきて!

包帯とガーゼも頼む」


 冒険者と若い村人が手当てをうけている西側の治療所に、多くの薬師と治療物資がいっており何もかもが足りずにいる。



 大勢の怪我人を数人の薬師、見習い薬師で治療し、1時間を超え、額と背中から汗が流れ落ち、落ち着いた頃。

 海月がリアカーを引き薬草、医療品、水の入ったタンクを治療所の前に運んできた。


「ちょ、海月。怪我人が何してんの!?」と、心配するように小夜が海月に近づく。


「運搬の仕事できた。

怪我に差し障りのないように、北側の見回り仕事もやってる。

 身体がなまちゃうといけないし、お金稼がなきゃ」と答える海月に、小夜は額に手を当てため息を吐く。


「まったく、馬鹿なんだから。けど、運搬ありがとう。

 受理の印鑑押すから、受理書だして」と、海月から受理書を受け取った小夜は印鑑を取りに行き、印鑑を押す。そして、受理書を海月に渡す。


「無理しないように、仕事やりなさい」


「おう」と海月は返事し、荷物を降ろしてリアカーを引いて行く。その姿を小夜は見送る。


「小夜の嬢ちゃん、あれが居候してる坊主っていうのは」と、小夜の後ろ声をかける老婆。


「えぇ、自宅が住めるまでの期間ですが。


 風貌はかなり変わってますが、おそらくニュースになっている失踪者かと。

 なぜ、経歴を隠しているのか分かりませんが様子をみます。村長」と、村長と呼ばれた老婆はウンウンと頭を縦に頷く。


「まあ、人には言えない事情っていいのは、1つや2つあるもんじゃ。


 悪魔族のお前さんも、わかるじゃろ」


「わかってます。村長」


「なら、ええ。あの坊主には、気をつけな」


(前線で非戦闘員を逃がし、1人だけ生き延びたと、ニュースで言っていた少年兵。


 血で血を洗う戦場で生きた者が、穏やかな生活を望んでいるように見える。)と思う村長は、治療所へ戻る。

 その背を追うように小夜も治療所の中へ戻るのだった。


ーーーーーーーー


 私は運搬の仕事を終えたあと北の森へと足を運び、携帯端末で迷宮の様子を見ていた。


 天然洞窟の鉱物資源採掘場に多くの人が集まり採掘をしている。


 地下一階層に続く階段周辺で蠍型、蜘蛛型機械生命体の遠距離攻撃に対して岩に身を隠し、単発銃やクロスボウで反撃している。


「さすがに、鉱物蠍と大蜘蛛掛け合わせで作った機械生命体は、鋼鉄食わせてるからさすがに硬い。


 蠍型の遠距離射撃も、細いのと太い針飛ばすのすげぇ。


 蜘蛛型のノコギリみたいな糸エグいが、互いに援護しながら交互に進軍するのエグ」



 蠍型の射撃で冒険者達が誘導され、木杭が設置された落とし穴にかかっていく。


 蜘蛛型には接近され、はじき飛ばされた先にノコギリ糸の巣が作られおり、巣に身体がついた瞬間に巣を玉状にし身体が肉片へとなる。


「地下一階に続く付近に、当分侵入者は釘付けだな」と、迷宮の状況に満足する私は背後から気配を感じ携帯端末を胸ポケットにしまう。


「やっ、こんにちは。

 海月紫君」


 男性の声に聞き覚えのある私は、声のする方へと身体を向ける。私の視界には、作業服にナタをもつ笑顔の仮面を被った男。


「君を調べた。


 幼少期からもっとも過酷な前線で生き延び、部下や友を失いながら前線撤退時に非戦闘員を最小限の被害で助けた兵士。



 一定年齢の少年兵を禁ずる法によって軍を除隊、病院で療養中に刺客に襲われるの予見し脱走。以後、消息不明。



 軍の記録は消え、通常の記録も名前、性別、年齢、両親のことしか書いていない。


逃走ルートから近くの村には逃げると誰でも思うが風貌がかわり始めているなら、首都からもっとも遠いリリス村にいると考えた。


 しかも、迷宮の事があるから誰も君のことを気にしない」


「遠いって理由だけは、合ってる。


 リリス村は、記録にはないが亡き母の嫌いな故郷なんだ。


私も嫌いだが、身を隠すにはいい。


 で、何のようだ」



「近いうちに、領主と反乱軍が大規模な攻略をしようとしている。


 領主は、国家元首と共に支援している冒険者を使い、反乱軍は不満を者を使ってな。


 軍や他の組織は、静観し機を見て迷宮の情報を得るつもりだ」


「なんで、そこまで手助けする?」


「経歴も今の君も気に入ったからってのもあるが、それ以上に好敵手がいなくなるのが実に惜しいから。


それじゃあ、いずれ迷宮で会おう」



 と、男は答え私の前から去っていったのだった。


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