表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/72

#38 ビッグバイィィン!!

バイィィン、バイィィン、バイィィン

バイィィン祭りでヤンスよ

皆も御一緒にアッソォレ

バイィィン、バイィィン、バイィィン

バイィィンでヤンス



 アニメETERNAL✮LOVERS魔王軍撃退編

  第38話 握りあったその手を離さない

     光の覚醒、風の覚醒


魔王軍により、切り立つ崖っぷちに追い

詰められたライトとリエンヌ


「散々、手こずらせおって…ソレもここまで」


魔王軍、四天王の1人である破滅魔道士

血風のブランシェの号令で、総勢250人の

魔道士団の攻撃魔法が開始された


250個のファイヤーボールが迫りくる…

自分はどうなってもいい、リエンヌを

守るんだ…リエンヌを庇い、前に立ち吼える

ライト・サイオーン


「俺の全てでオマエを守る!!」


リエンヌを想う気持が2度めのスキル覚醒を…

ライトの額に光の紋章が浮かび光り輝く


「ヴゥオォー、マルチガード展開っ」


縦横2m位の光の大盾が前方に突きだす右手

のひらに出現する

全てのファイヤーボールを防ぐ、光の大盾


「この期に及んでまだ抵抗するか!!」


激怒する血風のブランシェ、さらなる攻撃

も全て光の大盾に防がれる


「このままでは、王国の援軍が来てしまう…

 そうだ!!」


血風のブランシェの命令で攻撃目標が

光の大盾の手前の地面に変更される


「「「「「ロックバレット」」」」」


ドゴン、ドゴン、ドゴン、ドゴン、ドゴン

ドゴコゴコゴゴゴゴゴゴゴゴゴコゴゴ

250のロックバレットが地面を抉る

切り立つ崖っぷちが崩れ数百メートルを

墜ちてゆく二人…

ライトとリエンヌ


「仕留めた!! ブハハハハ」


血風のブランシェの高笑いが鳴りひびく


ココで、アニメETERNAL✮LOVERSの 

初オープニング曲、光と風のマリアージュが

バックサウンドで流れ



「リエンヌゥゥゥゥッ!!」


「ライトォォォッ!!」


落ちながら僅かに届かぬ手を、お互いに

必死に伸ばし、微かに触れ合う指先…

何度も何度も掠り

遂に握り合う二人の手


「守って見せるゥゥッ、ヴゥオォーッ

マルチガァァード・ビッグバイィィン!!」


空いてる片手を頭上に翳すと、再び光の大盾

が出現する

次の瞬間、バイィン、バイィン、バイィン、

バイィンっと連続巨大化する光の大盾

ライト、リエンヌをぶら下げ、グライダーの

様に滑空する光の超巨大大盾


強烈な負荷が掛かり、血涙と鼻血を

垂らすライト

前方に湖が…アソコまで…アソコまで…

リエンヌを…リエンヌを…

命を削りながら光の超巨大大盾を

維持し続ける


ライトの命の危機に気づいたリエンヌ

落ちれば二人とも死ぬ…1人だったら…


「ライト、アタイの手を放して!!」


リエンヌの考えに気づいたライト


「イ・ヤ・ダ、絶てぇぇっ離さねぇっ!!」


ライトの想いにリエンヌの胸の奥が、マグマ

の如く熱くなる…アタイの命なくなってもいい

ライトを助けたい、その想いがが眠っていた

ていた風のスキルを覚醒させる

リエンヌの額に輝く風の紋章 


「分かった、絶対離さないで、アタイがなん

 とかするから光の大盾を消して!!」


リエンヌの力強い言葉に、助かるための策が

あると信じ


 

「じゃあ、頼むぜ!!」


光の大盾を消してリエンヌを強引に引っ張り

寄せて片手で抱き締める!


「ふぁっひゃっ、?!」


初めて抱き締められ惚けそうになるリエンヌ

だが今は惚けている場合じゃない

ライトの左肩に顎をのせて


「アタイの全部でライトを助ける…

 風のスキル…エアーバースト!!」


抱きしめ合い、握り合う手、落ち行くそんな

二人を強烈な風が…舞い上げる様に湖に

向かって吹き飛ばす


ブオーォォォシュゴゴゴっ、ダッパァァン……

ザァッバァァァン

「「ブッハっ、ゲホゲホっ!?」」


湖から岸にあがったふたりの手は握りあった

ままだった


リエンヌの腰を抱き寄せ、顔を寄せるライト


「お前の全ては俺の物、俺の全ては

 お前の物だ!!」


顔を真っ赤に染めて、カチコチに固まった

リエンヌにそっとキスをするライト





「分かってても動きある映像になると違うねっ

 落下最中のカメラワーク?って言うのかな

 360度、二人を中心にグルっと回って

 凄かったし、必死に手を伸ばじで握り合う

 ジーンを思い出ずだげで涙がでぢゃゔ…

 おあどもしゅごがっだ…

 フグゥゥゥ、フグゥゥゥ、

 ぶだりどもじゅごい!」


第38話を見終わり、大絶賛する理恵さん…

感極まって

泣きだしてしまった


真向かいのソファーから目で訴えかける

ミリアと和真君

 今だ! 抱きしめろ、早くやれ!


「感動してくれてありがとね理恵さん!!」


そう言って僕は…

号泣する理恵さんをそっと抱きしめる




「38話の収録は1ヶ月前にしたんだ…実は

 この収録の始まる前に柳監督が僕とミリア

 に質問してきたんだ。

 お前ら好きな相手いるのかってね」


僕とミリアは、いますって答えたんだ

そしたら柳監督が


「今、モニターに映って入るのは好きな相手

 と自分だと思って声をだせ!!」



恥ずかしかったけど言われた通りに演じる

3リテイク目でOKがでて


「やりゃできんじゃねぇか、上出来だ!!」


初めて、上出来だって褒められた

やりゃできんじゃねぇかは言われても

上出来だは本当に初めてだったんだと

僕は抱きしめてる理恵さんにそう言って



「好きな相手に感謝しろ、お前ら

 成長したぜ!」


って柳監督に言われて、38話は僕とミリアに

とっても特別話なんだと話しを続ける


いつの間にか、泣き止んだ理恵さんは顔を

上げて僕を見る


「ありがとなっ理恵!!」


ライト風に感謝を伝えると、ボシュゥゥと

湯気を出しそうな感じで真っ赤に

なる理恵さん…かわいィィ…オッ、今回は

耐えきった


フスー、フスーっと鼻息荒く耐えきった

理恵さん、鼻血を出していない


ヴヴヴヴヴヴヴヴっとスマホのバイブ

画面に母さんからのメール

朝早いんでしょう、そろそろ御開きして

寝なさい


分かったと返信


「御開きの時間がきちゃった、理恵さん

 ミリアを頼むね!」


「任しといて!」


僕から離れてミリアの元へ行く理恵さん

名残惜しいが…しょうがない

僕達ははオヤスミナサイと声を掛け合い

ミリアの部屋を出た





宜しくねでヤンスよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ