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ボールドウィン・ストライカー  作者: 三重野 創


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17/17

アクロバティック・サッカー

「高校サッカーが大詰めだな」

 決野も東京B代表として優勝した経歴を持つ。


「高校生を差し置いてチューボーのお前が全日本なんだもんな」

 千田は選手権には出場できていない。


「でも高校サッカーでしか得られない面白さや感動がありますよ」

 ノボルの地元と言えば四日市中央工業だが、今回は予選落ちした。


「まっ、お前の抜擢を見て血気盛んになってる高校生は多いぞ」

「僕もいまだけかも知れませんから、ウカウカしてられませんよ」

 これぞ切磋琢磨である。


「見てると、いますぐにでも日の丸を背負ってもおかしくない高校生はいるっスよ」

 千田とそう年は変わらない。


「俺がいいなと思ったのは、変に小さくまとまってないっていうのかな。ガッツあふれるプレーが随所で見られるところだぜ」

 貴族サッカーでは逆襲に脆い。


「技術的にも高度なことをやっています。なんとなくのプレーは致命傷になりますから」

 フィールドを全面的に使えている印象が、ノボルにはあった。


「密集してるとこにわざわざボールを集めなくてもいいよなってのはある」

 例外はラストパスくらいである。


「うおっ、オーバーヘッド!」

 左サイドからのセンタリングに10番が合わせたが、あえなく空振りした。


「オーバーヘッドはあこがれる子が多いっスけど、受け身の練習をその100倍くらいしないとマジで危険があぶないっス」

 選手生命、それこそ一生をフイにしかねない。受け身を蔑ろにしてオーバーヘッドを決めるなど、100万年早い。


「サイドからのボールに合わせるのは至難の業ですね。僕的にはゴールに背中を向けて胸トラップからのバイシクルが比較的やりやすいかなと」

 胸トラップで蹴りやすい位置にコントロール出来なければ、成功はおぼつかない。


※バイシクルとオーバーヘッドを使い分ける解説者もいるが、ここでは同じものとして扱う。


「それが無難だな。実際オーバーヘッドで決まるのはその形が多い。

 周りの敵プレイヤーにも気を付けること。


「俺も決めたことはあるんスけど、ほんとに目指すところはオーバーヘッドして両足裏で着地するフィニッシュなんスよねえ」


「それ、サマーソルトキックですよ!」

 サッカーを極めるには、柔道・空手・体操教室の門を叩いたほうが良いかも知れない。






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