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異世界に転生したけどファンタジーなのは俺だけらしい  作者: 三十六
王都武芸大会編

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68話 王国武芸大会 4

-王都マハル 特別区-


 予定通り、皆で早起きして食事を摂る。モレットの腕が良いので毎回食事するのが皆の楽しみになりつつある。朝は個別の献立は頼めず、1種類のみとなっている。仕込みの都合なのだろう。まぁ、皆喜んで食べているので全く問題は無いのだが。


「ここの朝飯って何でか分からないけど飽きないんだよねぇ」


「普段私らが食べてる物より余程美味しいじゃないの。何贅沢言ってるんだか」


「そうですよ。ここの食事は何でも美味しいので、飽きるなんて有り得ません」


 3人3様って感じだが気に入っているのは同じらしい。このぐらいなら戻ってからも出してやれそうだな。柔らかめのパンと大きめのソーセージにマッシュポテト、これにオニオンスープとコーヒーが付く。喫茶店のモーニングセットみたいだな。どれも大量調理に向いた品ばかりだが癖の無い物を選んでいるのだろう。調味料を変えるだけで充分味に変化が出せる。良く考えられているな。彼の食堂は人気が有りそうだ。


「食べ終わったら観戦に行きましょう。今なら良い場所が獲れそうです」


 急ぐつもりは無いがね。見逃したところで何の問題も無い訳だしな。



-武芸大会会場 観覧席-


 観覧席に来てみたが俺達以外の観客がほぼ居なかった。何人かは居るが恐らく出場する選手の関係者だろう。一般用の観覧席には全く人が居ない。まぁ新人戦のそれも予選なのだから当然か。未だ開会宣言もされていないのだからこんなものだろう。


「折角なので見やすいところに行きましょうか」


 他に観客も居ないので最前列に皆で座る。ここなら良く見えるだろう。


「本戦は有名な人も出るだろうが、基本的に新人戦は無名ばっかりだからねぇ」


 わざわざ観に来る人も少ないということか。尤もな話だ。


 朝の早い時間帯から観戦に来たわけだが、既に予選は始まっている様だ。目の前では剣と盾を持った剣士と槍を構えた戦士が真剣勝負の最中である。武器や装備には何の保護処置もされていない。使っている得物の質はどちらもそこそこのモノだな。中級者用といったところか。手入れは良くされていると見える。


 試合用の武具ではないのでどちらも当たれば大怪我は免れない。一応、ルール的な物が有るか確認したが相手が立ち上がれなくなったら勝ちという極めて単純な内容だった。1対1という枠を守っていれば何をしても構わないということらしい。本人からの敗北宣言での終了も有り。ただし、それを使ってのだまし討ちは認められない。仮に使った場合はその場で衛兵に殺されるとか。大会、ひいては王家に対する侮辱に値するとかで即死罪となるのだそうな。試合場には審判も立ち会うので長引けば判定も有り得る。


 どちらも動きは悪くないがオルナの森の灰色熊には遠く及ばないな。今の俺はアレを軽くあしらえる程度には強い。これは手加減が難しそうだ。

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