表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に転生したけどファンタジーなのは俺だけらしい  作者: 三十六
探求編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/457

47話 生活水準向上の為に 6

-オルナの森 開拓予定地-


 今日はタニア達と以前開拓した雑木林に来ている。切株の処理を教えるためだ。


「では布を剥いで状態を確認して下さい」


 あれから結構な時間が経過した。水と光を遮って塩を塗りこんでいる。効果が全く無いという事はあるまい。


「ほぼ枯れかけている感じですね。奥の方は分かりませんけど」


 充分だ。これなら狙った通りの成果が出そうだな。


「では皆さんに渡した物を切株に掛けて下さい。ゆっくりと染み込む様にです」


 それぞれが手に持った瓶を傾けて切株に注いでいく。中の液体は灯油だ。

 

 山の裏側に一部だけ原油が滲み出していたので採取して精製しておいた。やがて植物油では足りなくなるのは目に見えている。鉱物油精製も先を見据えて考えねばなるまい。


 全ての切株に仕込みが済んだので次の手順に移る。


「この松明を使って火を点けて回って下さい。点ける際は出来るだけ離れて」


 少し長めに作った松明を皆に配る。上手く燃えるといいんだが。


「おお?火の勢いが強いね。気を付けないと火傷しそう」


「全部に点けたら戻ってきて下さいね」


 作業を終えてタニア達が戻って来た。彼女達の後ろでは沢山の切株が燃えている。


「お疲れ様でした。では明日の朝にまた来ましょう」


「見張りは?山火事にでもなったら大変じゃないか」


「その分手間が省けて助かりますね。でもそうはならないでしょう。大丈夫です」


 火の高さが低すぎる。周囲に燃える物も無いので延焼の確率はかなり低い。

 

 万が一に延焼しても開拓予定地域なので何の問題も無い。寧ろ都合が良いな。

 不安がる彼女らを連れて城へと戻る。仕上げは明日の朝からだ。

 

 翌朝、皆を連れて戻ると既に鎮火しており、所々に炭化した切株が見える。


「これから切株の除去をします。崩れて取り辛い場合は取れる部分だけで結構です」


 大部分を枯らせた上に炭化したのだ。かなり難易度が下がったはずだ。

 

 予想通り、作業は短時間で済んだ。多少煤けてはいるが疲れてはいない様子だな。


「皆さん、お疲れ様でした。これで開拓は完了です。次は畑としての整地ですね」


 ここからは畦を作ったり耕したり、土を作る作業が始まる。本格的な農作業だ。


「辛い開拓作業の大半がこうも簡単に片付くとはねぇ。いや驚きだ」


 人手が足りなければ工夫して、頭を使い道具を用いて解決する。それだけのことだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ