↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/64

10月20日は何の日!?

ん?そういえば、10月20日…1020…あれ?どこかで…、


“YukiFutami1020@ssweb.com”ああなんだメールアドレスか…。


しかし、何の意味もなくメールアドレスにこの数字を入れるとも思えない。これってもしかして…誕生日!?

しまった!!もしこれが事実ならとんでもない、ミスを犯している。

俺はソッコーで北木に電話しようと思ったが止めた。あまりにも近すぎる。

5分間考えを巡らせたのち、妹に電話することに決めた。


ruru…

「あい」

3コールくらいで妹は出た。

後ろが騒がしい。仕事中だろうか

「もしもし」

「なに?」

テンション低め。そりゃ38歳オッサンの電話に嬉々として出られても困る。10歳年の離れた妹は、関東でバリキャリとして働く出来た妹だ。


「今いいか?」

「あ、うん、まだ残業中だけど、なに?」

「あのさ、あくまで一般論として聞くけど、メールアドレスを名前にしてる人で、名前の後ろに数字を入れとるやん?あれって何だと思う?」

「は?意味わかんね、切るよ「あー!!ちょっとタンマ、ほんまに、ごめん、ほんまに、教えて!(;´д`)」」

俺の懇願に負けて、妹は幾つかの候補を教えてくれた。


誰かの身長、なんかの記念日、なんかのスローガン(80歳まで20本の歯を残そう的な)、そして、「誰かの誕生日」が最有力候補だろうとのことだ。カレシ、子ども、好きな俳優、家族、そして自分。


「ねえ、その人幾つなの?男?女?」

「え?」

「切るよ」

「ご、ごめん、19歳の女性です」

「は?!」

と、予想通り変態扱いもしくは、可哀想な騙されて貢がされているロリコン中年扱いをされそうになったので、ことの顛末を話した。

「ねえ、兄ちゃん、バッカじゃないの?」

「へ?(;´д`)」

「わざわざメルアドにいれるぐらいなんだから、なんかの大事な日に決まってんじゃん!察しろよ!」

「だって、何も言われなかったよ(;´д`)」

「バッカ!言えるわけないじゃん!19歳女子が!しかも上司に?!アンタはプライベートでも向こうは仕事なんだよ!飲みに連れてってやることが、部下へのご褒美だと未だに信じてるバカ世代?察しろよバカ!」

これだけ俺をバカ呼ばわりされるとへこむ。

「ご、ごめん、(;´д`)」

「謝るのはその子に対してでしょ!」

「…はい。(;´д`)」

「はあ…メールアドレスでやりとりってのは正解かもね。辛うじて。」

「そうなの?」

「だってそうでしょ。今の若い娘たちはみんなRINEだから。上司にいるのよねえ~若者ぶってRINE始めて、部下にID聞きまくるヤツ」


「…ねえ、RINEてなに?(~_~;)」

「はあ?!」


…その後よくわからないが色々散々叱られて、若い女性の部下に対する姿勢について教え諭され、自分の会社のセクハラ上司の愚痴から、セクハラ5ヶ条なるものについて言い渡された。

で、疲労困憊、ノックアウトの俺だが、まだ謎は解明されていない。

明日朝イチで会社で確認しなければいけない使命ができた。



翌日、早めに出勤。デスクのPCを立ち上げて、社員名簿をコソコソと閲覧する。

…やはり、誕生日だった。本人の。


しまったー!やってもたー!


まだ誰もいないオフィスで一人悶えるオッサン。

あかん、最悪の事態や。どないしょ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。