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リンファの物語6

彼の唇をなぞるように、ゆっくりと唇を動かしキスした。

そして、彼の顔を確かめようと唇を離そうとしたら、引き留めるようにレイリイがキスを求めた。


優しいキスが、次第に熱を帯びて、抱き締める彼の手に力がこもった。


リンファを押し倒し、手に手を重ね合わせたところで、はっと我に返ったレイリイは、慌てて彼女の耳元で聞いて確かめる。


「…大丈夫。私もあなたを愛したい…あなたと本当の夫婦になりた…」


言い終わる前に、再び唇を重ねられた。


熱い吐息が溶け合う。


夢中になって、レイリイが彼女に触れ、愛しむのをリンファは微笑んで受け入れた。


「あなた…ずっと一緒に、いて…」

「…いるよ」


一抹の不安が胸をよぎる。

安心したくて、彼の熱を感じたい。


私を愛してくれる彼だけを想って、生きていきたい。


だから…


「あなた…愛してる。そばにいてずっと…一人に、しな…」


強く抱き締められた。

首に熱い吐息がかかる。


「俺が、絶対…離さない…」


リンファの流した涙を吸って、レイリイは何度も繰り返し、愛してると呟いた。


優しく甘い熱を、刻んだ。


幸せに、愛し合って生きていけると信じたかった。


*************

それから、レイリイは彼女と共に仕事をするようになった。


どこへ行くのも一緒。

どんな時も二人でいた。


リンファは彼に世界を見せてもらった。


その土地の産物、特産品、流行りの物。

美しい装飾品。 珍しい山や海の物。

手の込んだ織物。


それらを見たり触ったりすることを通して、人の素晴らしさ、自然の美しさを学んだ。


そして、彼の仕事をする姿を通して、彼を尊敬もした。


何より、世界の広さを目の当たりにして、生きることが楽しいと思えるようになった。


レイリイは、彼女にたくさんのものを与えてくれた。


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