測定
私は座ってそわそわ待っていると、隣の部屋から支部長の名札をかけたおじさんが出てきた。
「君が新しく登録した子だね?」と聞かれたので「はい、そうです」と答えた。
「じゃあ早速測定をやっていくね、まずこの水晶に手を置いてね。」続けて水晶の説明も軽くしてくれた。水晶の色によって大体の魔力量が測定出来て、下から水色、青、緑、黄緑、黄、橙、赤、紫、銅、銀、金があり、銀から上は特別待遇で、黄緑より下は最低二人以上で行動しないといけないらしい。
私の結果は、銅、特別待遇もなければ基本一人で行動する、絶妙な魔力量だった。
「銅ですか。まあそこそこ強いので安心してください」言い慣れたようだったが気にしない。
「次は属性を計測しますね」と奥に行き板に色のついた石が何個か乗っているものを持ってきた。
「これで属性を計測します。光った石の色であなたの属性が分かります。」属性は、赤色が火や炎、青色が水や氷、緑色が風、回復、黄色が雷、光、黒色が闇、強化で、ほかにも誰でも使えるのが無色、結界で町の人を守ったり敵の攻撃を防ぐのに使うがある。
私の計測結果は緑色、つまり風、回復だった。
「緑、ですか。魔力量が橙以下なら協会に付きっきりでみんなを回復させるということもできましたが、あなた魔力量は銅なので街で戦ってもらうことになります。」
私は、顔には出したりしないが実感が湧いてきて興奮していた。どんな魔法を使えるのか、回復があるってことは戦いながら回復できたりするのか少し先の未来を想像していた。
「次が最後の測定になりますがその前に渡しておくものがあります。」と隣の部屋に戻りケースを持ってきた。
「これがあなたのステッキになります。これで戦ってもらうことになるのでなくさないように気を付けてください。」と私に渡しました。
一方の私はというと興奮を顔に出さないようにしていたけど目がきらきらとしていると自分でも思えた。
「はいっ」と反射的にか、元気のいい返事をした。けど支部長さんは慣れているのか気にした様子もなく
「最後の計測はあなたの武器の適正になります。早速そのステッキを持っていろいろな武器を思い浮かべてください。大体の人は一つですがたまに複数の武器の適正がある人がいるのでその人の使いやす武器で戦ってもらってます。では早速やってみてください」
私はいろいろ思い浮かべてみた。剣、刀、杖、斧、弓、銃、そのほかにもいろいろ思い浮かべた結果、ステッキは思い浮かべたすべてに姿を変えた。つまり、武器の適正はすべてあるらしい。これには支部長さんも目を見開いて「武器は全部適正ある、ですか。これは初めての事例だな。」そのあと独り言のように「まあ、武器の適正は上に報告しなくてもいいだろう」と聞こえた。
私は配信者たちの戦闘スタイルを再現したりできるかもとさらに想像を膨らませていった。
想像するのに夢中になりすぎて我に戻ったときには自分の部屋にいた。あいまいだがあの後は普通に受付に行って待ってた親と車で帰ったっぽい。
そして晩飯、風呂、もろもろをいつもの二倍ぐらいの速度で終わらせてベッドに入った。




