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闘鬼~転生先は寿命以外で死なない種族、戦闘からは逃れられません(泣)~  作者: komofy
第4章入園直前編

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第555話本格的カレー

ウィリィンはレインボーカウ同様に空気の層をカットして、拡散を防ぐ。

ちなみに、食材は置かれている場所に小さめの結界が張られており、食材の劣化を防いでいるようだ。


「ん、見つけたことに意識が持っていかれ過ぎた。

次から気を付ける」


結界の外に持ち出さなければ安全は確保されるが、エトゥは勢いそのままに出してしまっているため、保護機能が消えてしまっているのだ。


「うわ、腕治ってるし、カロリーが吸われたというか、失われたってこと・・・?」


ウィリィンがエトゥの腕を見ると、さっきまでパンパンに膨れていたのがウソのように戻っている。

レインボーカウ同様に空気中に成分がまき散らされているのは分かるが、マイナスのカロリーという概念が中々に理解しがたい。


「ん、治ってる。

だからこれを一緒に合わせて料理すれば、味は絶品で、死ぬこともなく、ちょうどいいカロリーのカレーライスを作ることができる。

じゅるっ、今から楽しみ」


「なら、普段から一緒に合わせて食べればいいのに」


「ん、どちらも超が付くほどの高級食材。

合わせて食べようとすると、とんでもない額になるはず」


「・・・そうなんだ。

っと、食材選びにばっかりそんなに時間はかけられないね。

特にご飯も炊かないといけないし、米は・・・、色々あって違いが分からないけど。

これでいいかな」


ウィリィンは適当に米の中から一つを指さす。


「ダメ。

カレーに合わせるなら、こっちの米。

それはもちもちし過ぎてる、粘り気の少ないコメの方がいい。

確かに時間をかけ過ぎるのは良くない。

役割分担したい」


「あ、そうなの?

じゃあ、これで。

役割分担ね、じゃあ、私、食材の選定はあんまり分からないので、任せるよ。

その間に米を炊いて、肉を切ったり、軽く下味をつけたりしておくから、頼める?」


「ん、任された。

というか、ウィリィンがあんまり料理に詳しくないのは意外。

私は普段からよく触れてるから、任せて」


「まあ、簡単なつくり方ぐらいしか知らないかな。

んじゃ、任せる」


ウィリィンはレインボーカウの肉と、ヒキイモ、米を取ってコンロが使える場所まで戻る。


「うーん、エトゥに任せるのはちょっと怖いんだけど、これが適材適所だよなぁ。

よし、米を研ぐところから始めようかな」


ウィリィンは食材を置くと、米を水の入ったボウルに移し、研ぎ始める。

エトゥに任せるのが怖い理由はレインボーカウのように味を重視し、何かしら食べるのに制約がかかるような食材をチョイスしてきそうであるからだ。

だが、ウィリィンがその場に立ち会ったとしてもウィリィンは食材の詳細までには明るくない為。どれがどうであるかを知らない。

そして、先ほどのウィリィンが適当に選んだ米を指摘したことを考えると、エトゥは食材にこだわりが強い。

何も知らないような人が選ぶと、ダメだしを受けるばかりで何往復もさせられそうであるし、まあ滅多にありつけないような高級食材を使うとなればそれを台無しにしないように少しでも拘りたくなるのは心情として理解できる。


「となると、下処理とか、手間を減らす方にシフトするのが得策かな。

あ、おかえり、思った以上に早かったね」


「ん、メインの食材は既に決まってるから、後はそれに合う食材をチョイスするだけだから知っていればそんなに難しいことはない」


「の割には食材が多い感じがするけどね。

っていうか、ルーは調合するところからやるの!?」


「ん、勿論。

大丈夫、私が調整するから、ウィリィンは下準備に専念してくれればいい。

あ、ヒキイモは皮を剝いて、茹でで欲しいけど、当然カロリー奪われるから、取り扱い注意。

肉を切ったりするときも同様」


ターメリックや、その他さまざまなスパイスを持っていると思ったら、ルーを作る所からカレー作りをする算段のようだ。

それと並行して、ウィリィンに指示出しに、注意点までしっかりと教えてくれる。


「そっか、そりゃ、調理中も危険か・・・。

空気の制御はしっかりやっておくよ。

じゃあ、味の決め手になるような部分に関しては引き続きで悪いけど、お任せしちゃっていいかな?」


「ん。

大丈夫、というか、ウィリィンにやらせるとどうしても口を出したくなっちゃうから、こちらもその方が助かる」


といった感じでエトゥはフライパンを片手にルーを作り始めた。

ウィリィンは細心の注意を払いつつもヒキイモの皮むきと、レインボーカウの肉を切るのを並行して始める。

基本的に作業は魔法を使って、空中で行っているため、組織から出た液体やら成分がどこかへと広がっていくことは無い。


「よし、米研ぎはこんなものかな。

他もいい感じ」


ウィリィンは何度か水を変えつつ、米研ぎを終え、土釜に入れて、火にかけはじめる。

それと並行してヒキイモの皮むき、および、レインボーカウの肉もブロック状に切って、エトゥから指定されたスパイスを肉に馴染ませた。

ヒキイモは適度な大きさに切って、鍋に入れ、茹ではじめ、肉はフライパンに油を引いて、表面を焼き始める。


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