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王たちの隠し子  作者: 不知火〈しらぬい〉
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1話

できるだけ一週間投稿にしたいと思います

ガルスと少年の拳が衝突する。刹那、周囲に風が吹き荒れる。しばらく拮抗したあと体格差からガルスが押し勝ち少年が吹き飛ばされる。十メートルほど飛ばされ着地をし、その反動を利用して再びガルスに向かって蹴りを放つ。蹴りをガルスは腕をクロスさせてガードする。そのままお返しとばかりに拳を放つが少年が上体を反らし紙一重で躱す(かわす)。そしてその動きに逆らわず後ろに回転しながら蹴りを放つと見事にガルスの顎に当たる。例え鍛えているガルスでも脳が揺らされてしまっては耐えられない。ガルスはそのまま仰向けに倒れしまう。そして降参の意を示すため左手を上げた後立ち上がる。

「いやぁ、強くなりやがったな、レン」

少年、いやレンが答える。

「ありがとう、ガルス父ちゃん。でもダメだったな。俺の目標は負荷ありで勝つことだったしさ」

「がっはっは!そんなので負けちまったら一週間は落ち込む自身があるぞ!」

今レンとガルスは毎日の日課の組み手をやっていた。

レンは拾われてきてからしばらくすると恐ろしい程の才能を見せつける事になった。魔法に関しても、体術に関しても、だ。そこからは各自の得意分野を教え込んでいく。

カイは【武器術】

レヴィスは【極大魔法】

ガルスは【格闘術】

ミラは【精霊魔法】

ノアは【魔法】

ガイアは【魔法陣、刻印魔法】

ロガは【魔物の部位、刀術、模擬戦】

である。

それをレンはまるでスポンジのように覚えていった。たったの十年で皆の各得意分野を超えていった。なので王達では教えることなくなったためにレンは森の外の王都の学園へ向かわせることになったのだ。そして今日は≪終焉の森≫を出発する日なのだ。

「いってらっしゃい、レン。気をつけて行ってくるのよ」

「ああ、いってくるよミラ母さん。みんなも。また帰ってくるよ」

そういうとレンは森の外へ向かい歩いていくのだった。

◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇

「いっちまったな、、、」

「うむ。そうだな・・・」

「あれぇ~ロガは寂しいのですか~?」

「ばっ馬鹿者!!寂しくなどないわ!」

「フフッ。正直に言えばいいのじゃ。寂しいとな。」

「なんだとっ!?喧嘩をうっているのか!?」

「はいはい、そこまで。そのうち帰ってくるわよ。それよりも私は学費をどうするのか知らないのだけどどうするの?」

「「「「「「え?あっ・・・」」」」」」

「え?その反応何も考えていなかったの?」

「ハハハッ!レンなら何とかするさ!なんたって俺たちを超えたんだからな!」

「何でガイアはそんなに適当なのよ・・・まぁいいわ。レンを信じましょう」

◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆

レンは今これから起こるであろうことについて興奮を隠せなかった。

「学園にはどんな魔法を使うやつがいるのかな~♪」

レンはそんなことを考えながら森の外辺りに着く。しかし普段とは違う雰囲気がすることに気付く。

「戦闘?1キロ位か」

レンはそういうと少し本気で急ぐことにする。本来レンなら1キロ程度の距離なら1分ほどで着く。しかしそれは魔法有り、森の地形を気にせずにした場合だ。なので今回は素の身体能力と地形を考慮したスピードを出し2分ほどで駆け抜ける。そこにいたのは何か豪華な紋章がついている馬車と傷だらけの騎士が五人とおそらく死んでいるであろう馬が二頭とまだ少し息があるであろう重症の騎士が一人、そして人型の二メートルはあるであろう牛、ミノタウロスが二頭。そのミノタウロスと騎士が戦っている。ミノタウロスは少し頭が回るモンスター、おそらく獲物が逃げられないように先に馬車を引く馬を殺したのだろう。

しかしどうしたものか、とレンは考える。別にミノタウロスを倒すのならばレンならば十秒もかからない。しかしガルスやレヴィスと狩へ行きこんなことが起こり魔物を倒してしまうと横取りされたと怒り拳や魔法がが物凄いスピードで飛んでくるのだ。

(明らかに苦戦してるよな)

レンはそう思い助けることにする。まず隠密体制をとりミノタウロスの後ろへ行くと腰からガイアお手製の剣を抜き放ち首を一閃する。突然動かなくなったことに隣のミノタウロスが気付くが、時すでに遅し。もう一匹のミノタウロスも首と胴が離れる。レンが着地すると騎士が我を取り戻しレンを警戒するために剣を構える。しかしその顔には安堵、緊張、恐怖など様々なものがある。そんな中少し他よりも少し豪華な装備を付けた男が意を決したように口を開く。

「助けてくれたことは感謝する。しかし貴様は何者だ?なぜこのようなところにいる?」

「それは俺がここに住んでいたからだ。それよりお前たちも何でこんな森にいるんだ?今まではこんなところに人は来なかったぞ?」

「住む!?この森にか!?」

「ああ、何かおかしいか?」

そんなやり取りをしていると馬車の方から人が三人が下りてきた。

「陛下!王女様!お戻りください!危険です!」

「この森に暮らしていると言うのだ。どこにいても変わらんだろう」

「しかし嘘の可能性も!」

「諦めなさい、サーシャ。それにあのミノタウロスを一瞬で葬り去った実力を見たでしょう?」

馬車から降りてきたのはメイド服の茶髪の女性、豪華な服を来ている金髪の男性、男性と同じく金髪のドレスを来た可愛らしい女の子だった。金髪の男達を見た瞬間騎士たちが膝をつく。男たちはレンを見つけると近寄って来て頭を下げ言う。

「助かった。礼を言う」

そのことにサーシャと呼ばれた女性だけでなく騎士たちも驚く。平然としているのはレンと横にいる女の子だけだ。

「いいよこの程度。そろそろ昼飯だったし」

「ほう・・・わしの前でも口調を変えぬか。」

「変えるっていうか俺はあんた達のことを知らないし」

「フハハハハハッ!わしらのことを知らんか!それはすまなかったな!」

ひとつ咳ばらいをして

「わしはこの人国の国王、ラーク・グラ・サーメルンじゃ。そして隣のこの子はわしの娘のソフィアじゃ。よろしく頼む」

「私は国王ラーク・グラ・サーメルンが娘ソフィタリア・グラ・サーメルンです。改めてよろしくお願いします」











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