↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Aetheria Chronicle  作者: 豆大福


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/7

7.スラム街の路地裏と、怪しい影

仲間たちと別れ、再び夜の帳が下りたゲーム内のスラム街。


「はぁ……商業ギルドに出禁にされたからには、もう裏ルートで素材や薬品を流通させるしかないのかな……」


僕は溜め息をつきながら、薄暗い路地裏の石畳を歩いていた。

商業ギルドから追い出された僕は、正規のショップで調合用のフラスコや薬草を購入することすら拒否される状態になっていたのだ。


「おい、異界の旅人……」


物陰から声をかけてきたのは、いつものスラムのNPCたちだった。


「これ、受け取ってくれ。あんたがいつもタダでポーションや肉をくれるから、スラムの仲間で集めたんだ」


手渡されたのは、湿原の奥地でしか採れない湿った薬草と、怪しく光る不気味な鉱石の破片だった。


『——NPC(スラム住民)から【暗闇草】×5、【紫毒石の欠片】×2 を譲渡されました』


「えっ、いいの!? ありがとう!」


正規のルートが閉ざされた代わりに、僕が夜な夜な配り歩いた青汁ポーションの恩恵が、思わぬ「闇の素材供給ルート」となって返ってきたのだ。


「ふん、相変わらずお人好しのバカね」


頭上から声がして見上げると、屋根の庇(ひさし)の上に猫耳の少女・ミーアが腰掛けていた。干し肉をあげて以来、彼女は僕の「夜活」を遠くから監視するようになっている。


「ミーア! 今日も元気そうだね」


「別に。あんたが自警団に捕まって牢屋にぶち込まれないか、見物しに来ただけよ」


ツンと横を向くミーア。だが、彼女はスッと細い指で路地裏の奥を指差した。


「……奥の『骨骨堂』に行きなよ。あんたみたいに街を追われた変人が集まる場所だから」


「え……?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。