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扉の向こうはキャットウォークと朝ごはん

登場人物

ロッピー:オス猫(種:マンチカン)、長毛種で非常に足が短い。お腹の毛が床をこするのでご主人にトリミングしてもらうのが好き。運動能力は猫とは思えないほど低い。

ご主人:ロッピーの飼い主。ロッピーのために部屋の模様替えをするのが趣味のサラリーマン。

朝日が差し込む前、窓の外から聞こえる車のエンジン音で目を覚ましたロッピー。

足をピーンと伸ばして欠伸をしたけれど、短い足は顔の横からたいして伸びない。

のそのそと寝床から出ると、さっそく朝のお楽しみが待っている。

壁の低い位置に用意されたロッピー専用の特別な扉。

ロッピーの小さな身体にピッタリなその扉の先には、これまた特別な部屋がある。

「よし、パトロールだにゃ」

勢い良く駆け出したロッピーだが、短い足が気持ちに追いつかずにぽてっと前のめりに転がった。

何事もなかったように立ち上がり、ふわふわのしっぽを振りながら扉を通り抜ける。


扉の先はロッピーの運動不足解消のために作られたキャットウォーク部屋になっている。

この部屋を用意したロッピーのご主人は、定期的にキャットウォークの配置や設備をガラリと変え、ロッピーの大冒険を裏から支えているのだ。

愛されているね、ロッピー。


「ふむふむ、今日のご飯はどこだにゃ?」

ロッピーは部屋を見渡し、一番高く登れる場所を探して歩きだした。

足が短いロッピーには、登れる段差と登れない段差、飛び乗れる台を見極めるのが重要だ。

まずは背の低いステップに乗り、次は壁から生えている木のステップだ。

よーく狙いを定めて、とうっ!とジャンプ。目測を少し誤って顔からダイブしてしまったけど、無事にステップの上に登れた。

何事もなかったかのように毛づくろいを始める姿がかわいらしい。

透明のボールに納まって休憩したり、ぐらぐら揺れる橋をわたったり。ついに部屋の一番高いところまでたどり着いたロッピーは辺りを見まわし

---あった!

部屋の中央にあるキャットタワーの中段辺りで下からは見えない位置に今日の朝ごはんを見つけました。

今朝のごはんはロッピーの大好物、カリカリとマグロのとろみ和えです。

慎重にキャットタワーを降りて行き、最後のステップからご飯のあるフロアへトンっと可愛らしく着地。

夢中でお皿に顔を突っ込んでご満悦のロッピー。


お腹がいっぱいになると満足げに「にゃうん」と鳴き、再び扉をくぐって寝床へと帰還しました。

お気に入りのエビのぬいぐるみを抱えて丸くなり、次はどんな配置になっているのか、どんなおいしいごはんが待っているのか夢に見ながら、幸せな二度寝に入るロッピーだった。

良いね!すき!と思っていただける方はリアクション頂けると嬉しいです。

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