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前回のおさらい1文

僕たおれる→マスター看病してくれる→メビウス一喝→イコール崩壊



僕は眼を開いて想った...多分これは、天井だろう..

そんな事を想っていると、足音が聞こえた...


音「コツコツコツコツ」

その音は、僕の右耳の辺りで止まった

僕は上を観ていたのだが、先程まで音がしていた方に頭を傾けた


0「ぶぅぅぅ!!!!!」


だろうな!!とは思っていたが..回避が出来ない!!

故に僕は天井を観ていた節すらある...

やはりか..其は其所にあった


黄緑色の丸が2つ、とても圧迫感を与える..位の近距離だ!

僕はその圧迫感に打ち勝ち、更に上に視点を動かす


成る程...「足音の主」はマスターだった

マスターは左腕に布を掛け、その手には銀色のお盆を持っていて

お盆の上には、形の揃ったグラスが幾つか載ている

そして此方を観ていた

そして僕と目が合う


マスター「お目覚めですか?」

(0突!どうやらマスターは"ノッカリ"上手らしい..

まるで先程イコールが言っていた発言は、何事も無かったかの様に

僕に話かけてきた


解らなくもない..

僕もそうしたように、彼女の為を想えばそうするしか無いのだろう

間違いなく彼女の人生において最大の「汚点」だと想うからだ(例のさんぱち!!)


するとマスターは背筋を伸ばしたまま、姿勢をその場に落とし

イコールと目線を合わせると、

左手に持っているお盆の上のグラスを1つ右手で取り

其をイコールに手渡す

そしてまた、その場に立ち上がっり、グラスの内の1つを僕に手渡した


マスター「私の店に入らしてから

皆さん、一口も水分をとっていらっしゃらなかった様なので

外はまだ残暑もつずいていますし

此方は私からのサービスなので、ご遠慮なく頂いて下さい」


0「僕は先程頂きましたけど?」


マスター「先程の一杯は

貴方の体に足りなかった"応急措置"の為の一杯

此方の一杯は"美味しく"頂いて頂く為の一杯ですね

でもどちらにしても、その一杯を飲んで頂ければ大丈夫です」


=「確かに0くんの場合は、私達より大目に水分を取らないと

行けませんね

0くんの場合、体がマイナススタートなので

先程の一杯が0を作る一杯で、それで私達と同じになる

で、この一杯で1になるのです♪(笑)」


【一応今のイコールの】

【数式説明】

(僕の体)-1+1=0

(=の体)0+1=1

と言うわけで0くんは、皆より1一杯多く飲まなければならない

(説明終わり)


そう言うとマスターは

僕達の方向から"クルリ"と反転して4人のお客さんの方に歩いて行った


僕は手渡された飲み物を一口飲んでみる「これは美味しい」

確かに言われてみれば、液体の色も違うし勿論味が違う


最初に飲んだグラスの中身はスポーツドリンクだった..

2杯目はお茶だった、しかも市販の物では無さそうだ

普通の物とはあきらかに香りと味が違った

その横で..


喉音「ゴキュグビ!!ゴキュグビ!!」

=「ぷはっー

とても美味しいですね!!♪(笑)」


まさかのイッキ飲みだった!!


0「イコールは、もうちょっと味わって飲んだら、どうだろう?」


=「味わって、飲んでましたよ~♪

味わうために、勝手に早飲みになっただけですね♪(笑)」


彼女はそんな事を言いながら...


"観ている視線"は僕の持って要る"グラス"にいっている


僕は嫌な予感しかしない...


=「何でしたら"おかわり"頂きたいくらいですね♪(笑)」


やはり僕のお茶を狙っている...(汗)


それに気づいた僕はイッキ飲みしてやった!

すると!!


0「あれ!!?凄くうまい!!」

=「だから言ったじゃないですか♪!!(笑)」


確かにこのお茶は、少しずつ飲んでも美味しいのだが...

イッキ飲みすると更に美味しさが増した!!

鼻から抜ける香りと、後味が変わるのだ!!


0「はっ!!まさか!?解っていて僕にイッキ飲み指せたのか?」

末恐ろしいイコール術!!


=「今、0くん考えてる事、当てて上げましょうか?」

0「嫌な予感しかしないので、遠慮する」


=「0くん、らしからぬ御謙遜を

お伝えしましょう!!♪(笑)」


0「御謙遜では無いのだが..結局全く、聞いてないよね?いつも?」


僕は"御謙遜"ではなく思い切り断っているのだが、

この"土星級の天然っ子"はお構いなしに説明を始めだした


=「要は0くんはこう思っている、イコールは怖いヤツだ

僕にイッキ飲みさせる為に、敢えてこんな行動をしたと


私じゃなくても此が仮に、メビウスさんでも、

【%かけるくん%】でも【%ワリオくん%】でも(注意この%2名は違うお話で登場します)

幼馴染みの4名ならわかってしまうのですよ


皆、"多分同じ事を0くん"にします!!

0くんは普通にアドバイスをしても、聞かないタイプなので!

"論より証拠"で

自分で体感させるアイデアを入れて来るでしょう

それ即ち0くん要のアドバイスですね♪(笑)」


(0突!!う"っ!!まさしく何も言えない...

昔から"幼馴染み達"と遊ぶと、そんな出来事が"多々"あったからだ!!

しょうがない、"モロニガップリト"僕認めた!!(即)

決断は早い方なので、その意見に「確保」されておこう!!!


そう僕は「確保」された!!解っては要る、解っては要るのだけども"が"しかし!!

無駄な抵抗をしてやろう!!そう「イタチの最後っぺだ!!」


【0無駄な抵抗ビジョン図】

(イコール)天才敏腕、刑事)→確実に犯人逮捕→(僕)自他共に認める犯人(確保されている)普通は抵抗しない!!が抵抗してやろう


0「じゃ「"仮"」に僕の性格を"他4名"が知り尽くしていたとしよう?」


=「仮ではないですが?話を聞いてましたか?♪(笑)」


0「ぶぅぅぅ!!!」

もはや無駄な抵抗にすら、なっていなかったので即効諦めた...


=「どうされました?」

0「何でもないです...(撃沈)」


僕とイコールの話は、お茶の飲み方から始まり

とんだ茶番劇で幕を閉じた


僕らが茶番劇を繰り広げている時に...

こんな事を思っていたヤツがいた

後から聞いた話なのだが..


【時を遡る事、僕が背もたれ椅子から倒れた処に巻き戻し】


次は(3男)の番ね...7ピン捨てたわね..

って事は7の前後はどうかしら?

もしくは、全く関係無い手かしら..?


店内音「ガタン!!!ドサッッ...」

&「何!?」


私達4人が麻雀勝負をしていると、突然店内で変な音がした

(東3男)と(西4男)が音のした方向を観る、即ち南家である私の方

(北1の男)は此方を観ている様で私の後ろを観ていた


&(何かあったのかしら?)

私は後ろを振り返ってみた...

そういう事ね!


私が観たのは、0が床で昼寝をしている姿だった..椅子まで倒して

&「はぁ~(呆れ)」


其は昔から"見馴れた光景"で、度々0はフローリングの「ヒンヤリ感」が好きらしく

床で昼寝をしていた、その都度注意をしていた事を思い出すわね


&「相変わらず処構わずね..(呆れ)」


そう想っていた処、少し様子がいつもと違った

イコールが、カウンターの椅子から"チョコン"と飛び降り、


0の元に近付く、すると0を見回し

彼の両腕を内側に寄せて、その手首を"自分の両手"で掴み、引っ張っていた


上体を起こそうとしてる!って事は此は"昼寝"ではないわね

彼女は、0の昼寝癖を知っているから

昼寝だった場合いつも他っておく


私は異変に気付いたので、手伝いに行こうと立ち上がったのだけど...

カウンターの奥にいたマスターが静に0とイコールの元に現れて


マスター「ここは私にお任せ下さい」


マスターはそうイコールに伝え、

次の瞬間まるで「お姫様抱っこ」でもするかの様に0を抱え上げた、

そして


マスター「お嬢さんに1つ"お手伝い"をして、頂きたいのですが?」

=「私で出来る事でしたら」


マスター「其所のカウンターの奥に通路があり

その通路を進んで右に行くと棚が在ります

棚にタオルケットが置いてあるので、持って来てくれませんか?」

=「わかりました(笑)」


イコールはマスターの言っていた通り、カウンターの奥の方に歩いていき

マスターは店の入り口付近に設置されていた、待機ソファーに0を寝かせた


暫くするとタオルケットを持ってカウンターの奥から、フロアに戻って来た

=「フッ...(静笑)」


笑う事は失礼だとは想ったのだけど...

その姿はまるで"小さな子供が"

布団のシーツらしきものを被って"お化けの真似事"をしている様に映った


彼女は其をマスターに渡している

マスターはタオルケットを受け取り、0に掛けていた


イコールは、余程0が心配だったのでしょう

0の顔色を観ていたのだけど...

突然0のヤツが眼を開いたと思ったら、そんな彼女に唾を吐きかけている


いつもの私なら、この瞬間に"一喝入れる"のだけど

ここはいつもの0と少し違うので、暫く様子を観る事にした

逆にマスターの対処は完璧で、私の出る幕も無さそうだっし


イコールは顔に着いた0の唾を

ポケットから取り出したハンカチで拭いていた

次はマスターが0の顔色を観ている様子で覗き込んでいた



すると其を知ってか、知らずか0が眼を開いた、また閉じる

その様子から、0のヤツ意識がハッキリしないのか?

とすら想っていると...

事も在ろうか突然、起き上がりマスターに"頭突き"を喰らわした!!


マスター「ぐっ...」

マスターは流石大人だった、痛みに堪えていた声を殺している


当の0は額をぶつけ、又もソファーに横になり眼を閉じている

イコールはマスターの額が気になって、マスターを観ているが


マスターは「大丈夫です、お気になさらず」

そう言っている

今度はイコールがもう一度0を覗き込む

0が眼を開いた

0「ブウゥゥ!!!」

又もイコールに唾を吹きかけた、

そして彼女は先程と同じく、ハンカチで拭いていた


私はいい加減0の意識はどうなって要るのか...?

その動きから気になっていた


流石に彼女もマスターもそう想ったのか、何やら会話を始めだした

私には2人が何を話して要るのか?

...解らなかったけど、会話が終わるとイコールはまた0を覗き込む

すると0が突然起き上がり...


0「グワァァァァ!!」

=「うっ!!」


お互い額をぶつけていた、0は"頭突き"をイコールに喰らわした

先程はマスターで次はイコール...


0「やったー生きてるぞ!!!!!」


しかも、とても元気そうに突然叫び出す!!

この2人は、散々0の看病をしていたにも関わらず

終いには...

0「イコールも人の心配をするんだな!!」

呆れた事を言い出した!


0は、この歳になっても"安静が出来ない"らしい

どれだけ2人が"サポート"をしても

当人である0が、"安静が出来ない"様では少しも良くはならないわね


それでは、論点が無いので私もサポートに入る!!

ちなみに、昔から0は"尻を叩かないと出来ないタイプ"なので

&「0!!お静かに!!!!!!!!!!!!!!!!」(怒)


流石に此で、安静にするでしょう

が!何故か私の脳裏に0のお母さんの顔がよぎる...

おばさんも(0母)大変ね息子が""馬鹿すぎる!!""

とても「哀れみ」の眼を向けておいた


もう大丈夫でしょう!!

そう判断した私は麻雀卓(机)の方に向きを変える

後ろでは、まだやり取りが続いて居たけれど

イコールが要るから安心だし

早いく勝敗を決めて起きたいと、想うと処でもあるので..


すると足音が近ずいて来た

音「コツコツコツコツ」


マスターが此方に現れて、私達に飲み物を差し入れてくれた

&「有り難う御座います♪」

早速グラスに口を浸けると、香りで気づいた!!

イッキに飲み干す


&「とても美味しいですね♪(喜)」

マスター「恐れ入ります」

其処からマスターとお茶の話を暫くして...


私はマスターに1つお願いをした

ポケットから私達の故郷の薬を取り出し、マスターに手渡した

其を、あちらの彼(0)に飲ませて下さい


マスター「畏まりました」

流石におばさん(0母)と

サポートしていたマスターとイコールが浮かばれないのも

どうかと想うので!!


手を一拍し

&「さぁ~麻雀勝負の続きをしましょうか♪!!」


【私の視点は終わり】


次回に続く

























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