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アコ 対 西東

今回は二人の戦いです!

ケルケル事、ケルベルト=ケルルロッテが無事に帰り。

何時もの日常に戻った。


西東は自身のランクアップを最大に引き出すためにどうするべきか悩んでいた。


実際に結界が10使えてもそんなに必要なのかと、色々考えていた。


そして、西東はある挑戦をすることにした。

西東が考えたのは、アコとの模擬戦。


アコは最初乗り気では無かったが、「アコが勝ったら500円分のコンビニ御菓子を買うよ?」と言うとやる気になった。


実際にアコと向き合って戦った事はない。

いつも一方通行に斬られているからだ。

しかし西東には考えがあり、それを試してみたかったのだ。


アコとフリーマーケットで使われた公園に移動する。


朝の公園は平日と言うこともあり、西東とアコ以外に人の姿はない。

一様、二人が模擬戦をするスペースに結界を貼る。


そして、西東はアコの前に立っていた。

アコはキャリーバックから、チェーンソーをいきなり取り出すと、鳥肌が立つほど激しくモーター音を鳴らす。

アコも手加減をしないと言う意思表示であった。


西東は結界を1回、使ったので残り9回。


「西東?本当にいいんだな!私は手加減出来ないぞ?」

「むしろ?手加減した事無いだろ!それに本気で来てもらわないと困るんだよ、手加減したら一週間、おやつ抜きにするからね」


そう言われアコの顔付きが本気の表情になる。


「取り合えず、コインを投げるよ落ちたら試合開始だからね!」


アコが頷くのを確認すると西東はコインを宙に投げた。

ゆっくりと落下してくるコイン、そして地面にコインが触れた瞬間、アコが西東に向かい走り出す。


チェーンソーを片手に軽々と動くアコの姿は何度見ても驚かされる。

天使ランク迄、上がれば誰でもそうなるらしい。

今の天人ランクの西東からすれば、其れ丈でも恐ろしい差があると自覚させられる。

ましてや、お仕置き人と結界師では、もとより、戦い方も目的も違う。

そんな二人が模擬戦をしているのだから、結果は既に見えていると言ってもいいだろう。

しかし、其れはあくまでも、最初から天界人の場合の話だ。


人間から天界人になった西東からすれば、柔よく剛を制す。

日本人の発想は天界人の常識を凌駕する事に為るなど、誰も思いはしなかった。


天界のお仕置きモニターに映る二人の模擬戦に天界の職員達は釘付けになっていた。

普段は一方通行にお仕置きが遂行され、結果と状況を視るためのモニターに結界師とお仕置き人が、本気で戦っているからだ。


アコ の一撃を交わすと直ぐに西東はアコの右側に結界を展開する。

それに対し アコ は更にスピードを上げ

西東 に斬り掛かる。

段々と西東 が追い込まれて行くように見えた、西東 が結界の壁に背をつける。

アコ は、そこに勢いよく突っ込んで来たが、西東 が笑みを浮かべる。

そして、そのまま右に攻撃を交わす。

アコ は更に追撃に出た時、チェーンソーが結界に阻まれたのだ!


其れは最初に西東が展開した結界であり、二人を包んだ広い結界との隙間は人

、一人分であり、その隙間に西東が入った瞬間、西東が構えた。


「結界展開ーー!」

それと同時に壁際にいた アコ に3枚の結界が貼られる。

アコは四方向から結界を貼られたのだ。


その光景は天界人からしたら、衝撃的であった。

これ程の結界コントロールを出来るものが天界には存在しなかったからだ。


そして神父もそれを笑ながら見ていた。


しかし、アコは降参をしなかった。

そして結界が解除されるまで我慢すると、一気に西東目掛けてチェーンソーで襲い掛かった。


「まて!アコ もう結界は無いんだぞ!」

「御菓子、一週間抜きにしないなら許してあげる!」


アコは負けたら御菓子が無くなると思い込んでいたのだ。


西東は首を縦に振るとアコは嬉しそうに笑った。

「良かった!御菓子が一週間も食べられないなんて悲しすぎるもん」


そう口にすりアコの頭を撫でると1度家に帰り、いつもより遅めの朝のコンビニに買い出しにアコと二人で向かうのであった。

「西東!次は負けないからな」

「アコは、強いからな?でも負けてあげないよ。あはは」


今の西東は、素直に笑えた。

当たり前がアコのお陰で戻り始めていたのだった。

次は何を書くか悩んでます!

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